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僕が首都高バトル01走者になった理由(ワケ)

ついっちで配信している排水口ゴミ受けの擬人化こと、無免許レーサー爆誕までの話を、首都高バトル01RTAの話を交えてつらつらと纏める。

はじめに

先に断っておくが、本記事は「RTA in Japan Summer 2021」のレポートに見せかけた「Multi Game Mixup Racing」(以降MGMR)の宣伝記事である。
最近、個人的に界隈の方々には何かと過激な印象を受けているので、敏感な人は読みだす前に閉じてほしい。

年明け、MGMRが生まれるまで

「アクションゲーマーがやるRPGRTAを見たい!」
きっかけはそんな些細な事だった。
RTAを始めるまでも、見たい、やりたいと思ったイベントは自分でやる、といったスタンスだったので、そそくさとTwitterとDiscordを用意。
そしてアンケートと称してヒアリングを進めていくのだが……ここから開催までに、実に多くの人のお時間を頂き、ご迷惑をおかけすることになる。

全てを語ると長くなり本題から逸れてしまうので、この場を借りて改めて謝罪させて頂きます。

そんなこんなで第1回の開催が決定したMGMR。
・首都高バトル01 / 第1部名古屋(Keep Garage)
・テイルズオブデスティニー / Bad Ending
・ファイヤーファイティング / Any%
今見ても、1日に同時に行われるマラソンとしてはありえないであろうラインナップである。
解説に備えて触るのを進める……と言ったあたりで一つ問題が発生した。

MGMR当日まで

「急に仕事が忙しくなってしまって、申し訳ないんですが時間取れそうにないです」

と、首都高バトル01を提案した「落ちてくる蟹」ことみそにこみさんから相談を受ける。
ま、マジかぁ~~、というのが正直な感想だった。
ただまあ、どうしようもないことにアタフタしても仕方がないので、私が代打を引き受けることにした。
(走らせてしまった責任の下りはこのあたりの話)

最後にレースゲームをまじめに遊んだ記憶があるのはSFCのマリオカートで、PSのグランツーリスモ初代はライセンスが取れなくて折れたレベルの自分にレースゲームができるのかというところはあったが、もうやるしかなかった。
「なんとかなるやろ!」でコトを進めることにする。

首都高に的を絞って話をすると、Keep Garageのセーブデータ作成が困難ということになり、カテゴリはNew Gameになっていた。
すでに攻略に着手していたAsneLさんからチャートの提供、及び追い抜かしパッシングの手ほどきを受け、大まかな内容の理解を進めていった。
正直、このゲームをやっていけたのは6割くらいはAsneLさんのおかげだとおもっているし、名古屋カテゴリから覚え始めてよかったと思っている。パッシングさえ覚えてしまえば、あとはほぼ直進するだけでコトが済む。
突き詰めると運ゲーのカテゴリだが、参入ハードルは一番低いように今でも思っている。
レースゲーム独特のハンドリング、ブレーキング、コーナーへの対処というのが簡単だった、というのも手助けになっていた。

そうしてコツをある程度掴んだところで、チャート的な攻略が進んでいく。
・パーツの購入順序(タイミング)
・初期配置となるライバルがズレる現象について
RPG出身だからか、このあたりの解明は結構ロールプレイングゲームに近いな、と感じていた。
まだゼロからRPGのRTAチャートを作る経験はしたことがないのだが、今後あるとしたらこんな感じなんだろうな、と思った。
そんなこんなですっかりと首都高バトル01の虜になっており、練習期間中だというのに阪神・首都高編の調査を始めたりなどしていた。

当日、首都高バトル01区間でなんとか区間賞を取得し、これからはのんびり遊ぶか……といって第1回MGMRは幕を閉じた。

RiJ応募まで

で、である。
MGMR終了後、首都高Discordに颯爽と一人の男が現れた。
そう、「夢見のスーパードラゴン」ことYoshiさんである。さらに「横浜最速の男」フォンシさんも本格参戦し、名古屋、阪神の記録更新合戦が始まる。
僕は結構コスいので、鬼の居ぬ間になんとやら、ということで首都高編を詰めだしていた。ざっくり起こった出来事を時系列順にまとめると

・ワンダラーによるリーダー前ズレ考慮での外回りからの更新提案
・アルシオーネ→Z32という乗り換えチャートの考案
・右回りをレインドロップまで片付けてから、内回り後の確認でストリートダンサーを引く、ガチャチャート(現KGチャート)
・首都高および阪神におけるNA車の導入
・有明アザーカーがパーツによって変わることの検証

とまあ、いろいろなことが起こっていく中、僕個人は途中でAll Rivalsに2回挑戦したりもしつつ、首都高編のタイムを更新したりして満足していたので「せっかく頑張ったしRiJ応募してみるか~」という感じで首都高走者を誘い、結果としてフォンシさん、Yoshiさんの3人での並走でRiJにエントリーした。

RiJ出番終了まで

そんなこんなで記録を詰めながら頑張っていた時、衝撃的な記録がリッジ星人、もといYukiさんの手によって投下される。
震えている中、RiJの当選が発表されたりもしていたのだが、走者はそれどころではなかった。
続いて名古屋、首都高編と記録が投下されるのだが、首都高編は見たことがないテクニックも少しあり、それを踏まえて首都高編における細かい所の見直し、できる範囲での徹底化が始まった。

・C1外回りのパッシングタイミングで大きく突き放し、相手に加速を与えて事故らせるテクニック
・新環状右回りは極力内回りから連戦するようにした
・内回り攻略時の事故らせテクニック(Yukiさんが最初にやってた)
・NBロードスターへの着目
・FTOへたくその僕は最後まで乗り換えチャートに悩んでいた

などなど、各走者で頑張ってレースに向けて仕上げていた。
ここまで集中できたのも、みそにこみさんに全て解説関連をお任せしていたからだった。
また、丁寧に質問に答えてくださっていたYukiさんにも、この場を借りてお礼を申し上げます。

というわけで、本番3週間前くらいになんとか自己ベストを出し、それ以降は1:14:XX前後を安定させていました。

各走者がまあまあ仕上がったあたりで、当日に向けていろいろ準備をしていたりもしました。

・首都高バトルらしく「通り名」を表示してもらおう
・せっかくペイント機能があるから、レースカーみたいなのを作ろう
・解説することがなくなった時用の小ネタを用意しよう

などなど、たくさんの準備を経て、当日を迎えることになる。
ちなみに2つ名に関して「横浜最速の男」の男はいわずもがなだが、YoshiさんはDiscordのアイコンが「夢見の生霊」で、Youtubeがヨッシーのたまごだったので、組み合わせて「夢見のスーパードラゴン」になった。
私は無免許+「屈託なき予言の勇者」で「免許無き予言の勇者」になった。これは今年4月にオンラインサービスが終了してしまった「シアトリズムファイナルファンタジー オールスターカーニバル」のファイナルファンタジーUSA ミスティッククエストの主人公、ザッシュをパーティーに編成して1000曲遊ぶことで取得できる称号から来ている。現在もTFFACはオフライン稼働しているお店があるので、見かけたら是非遊んでほしい。

当日

正直、不運はあったにしろ全員が1:15を切れたのは良かったと思っている。
これもYukiさん参戦による攻略の活性化のおかげ、そして走者のがんばりの成果であると、個人的には思っている。
解説に被せて喋ってしまうことが多かったのは本当に申し訳ないと思っています。反省。

で、検索の鬼なので駆使できるワード(ハッシュタグ、ゲーム名はもちろん。通り名、ライバル名、車種など)を全て駆使して、時間指定をして検索していたのですが、ありがたいことにリアクションは好評だったようです。
みそにこみさんの解説もヨシ、ゲーム自体も懐かしくてヨシ、レースも結果として白熱しててヨシ、という感じでした。
進行状況が分かりづらい、という点に関しては、進度が目に見えないという点があるにしろ、もうちょっと補足しても良かったかな、と思います。

最後に(MGMRの宣伝)

リアル無免許+レースゲーム苦手意識からレースゲームを始め、果ては去年レースゲームでRTA in Japanに出た人と一緒に並走でRTA in Japanに出ることになったりと、今でもちょっと不思議な気分です。僕自身本当にこうなるとは思っていませんでした。
本番中も言いましたが、まあ何があるかわからないもんですね。

というわけで、色んな事に挑戦してみたい! 幅を広げてみたい! という人に活用して頂きたいのが「Multi Game Mixup Racing」です。
この企画を立ち上げていなかったら、僕は今年のRiJとは縁がなかったかもしれません。

「Multi Game Mixup Racing」とは、複数のRTAプレイヤーを集め、それぞれが希望する作品を互いに覚え、1人リレーで並走を行うRTAイベントです。
配信可能ハード、希望ジャンルなどは応募時にアンケートとして記載して頂きますので、希望の条件に沿ってご案内できます。
現在、第3回の開催が決定していますが、以降の予定が未定です。
他のRTAイベントのように、高頻度で開催したいとも思っていますので、是非ご活用いただければと思っています。
第3回は、RiJでもお話ししましたが下記の3本でお送りする予定です。

・天穂のサクナヒメ
・メタルマックス2
・遊戯王 -真デュエルモンスターズ-

新しいジャンルに挑戦したい、自分のRTAをもっと広めたい! というガッツのある方、ちょっと興味がある方でもかまいません。
是非、ご参加、ご応募お待ちしています。

余談ですが首都高バトル01のチャートは下記で公開しています。


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