見出し画像

Project-L7 開発記 #1

進捗どうですか?私はダメです

2021年春、次のような告知をTwitterで行いました。

そして現在は、2022年の夏。


…ん?

1年以上経っている…だと…?


このプロジェクトは現在も進行中かつ未完成です。ゲーム制作自体が未経験の私が、本業(notゲーム開発)の傍ら、作り方を学びながら制作しています。
しかし、この調子だと今後何年経っても完成しない気がする…なので、自身の思考整理やモチベーション維持も兼ねて、執筆時点で公開可能な情報を小出しにしていくことにしました。今回の記事は、その初回です。

新プロジェクトを作る理由

我々otheroutesが、本当にやりたかったことを実現するため、という理由に尽きます。

otheroutes(アザールーツ)とは、2014年に音ゲーマー2名で結成・始動した作曲ユニット兼サークルです。(現在は3名体制)
その名は(the) other + route(s)を由来としており、"Route"の名を冠していた過去の企画とは異なる道を拓いていくというコンセプトのもと決められました。以来、現在に至るまでCD作品を中心に、楽曲のリリースや各種音楽ゲームへの楽曲提供を続けていました。

ある頃から、自分たちが本当に作りたいものは、音楽だけで成立するものではない、何か別のものなのではないかと思うようになります。
メンバー間で相談したところ、この考えは一致。せっかくならば「自分たちが本当に作りたいものを作って、本当にやりたかったことをやろう」という話になり、始動した企画のひとつがこのProject-L7(仮名、正式タイトル未定)です。

ただし「本当に作りたいもの=音楽ゲーム」というのは、正解ではありません。

  • メンバー間の共通点が「音楽ゲームのファンである」ということ。

  • これまでのノウハウから、我々が「本当に作りたいもの」との融合が考えやすいこと。

  • これまでに作り出してきた作品の数々を有効活用できるフォーマットとして、音楽ゲームが適しているということ。

これらが、我々が新しい「音楽ゲーム」の開発に挑む主な理由です。
もちろん細かい理由は他にもありますが、そのあたりは実際にモノが完成してから書きたいので、この話は一旦ここまでにしたいと思います。

念のため補足しますと、楽曲制作を止めているわけではないので、ご依頼ご相談等は引き続き受け付けています
機会があれば、従来通りの音楽作品も出したいですしね。

音楽ゲームとしては普通かもしれない

近年は、毎年のように新たな音楽ゲーム・リズムゲームが発表され、作り出されています。その多くが洗練されたインターフェイスを持ち、独特の体験をもたらすものだと思います。

ではProject-L7はどうなのかというと、公開する前からこんな話をするなよ…と言われそうですが、メインとなるリズムゲームのパートについては、恐らく新鮮味は少ないかと思います。

開発の主な動機が先述の通りで、楽曲の活用などが主であるため、斬新・独特な体験を生み出すというのはこれらに含まれないからです。
また、開発経験がゼロの状態からのスタートですので、凝った演出なども多く盛り込めていません。これらは最初から充実させるつもりは無く、意見を募りつつ後から必要になった分を足していきたいと考えています。

あまり余計なことを考えずに、シンプルに音楽ゲームを楽しみたいという方に向いているかもしれません。

"みんな知ってるあの楽曲"は、たぶん無い

収録楽曲については、otheroutesメンバーを含む様々な方によって新規に書き下ろされる作品はもちろんのこと、これまでにotheroutesの音源作品で発表された楽曲や、過去の企画(R7MIX Series)の楽曲も含まれます。
他のタイトルには無い楽曲が9割以上を占めることになると思いますし、その曲数も相当なものになる見込みです。
また、書き下ろし楽曲の中には、王道なものから、時には譜面も含めて一貫したコンセプトをもつ"実験作"のような作品も存在します。

このタイトルからしか得られない体験は少なくないはずだと、確信しています。

※ 追記
我々の過去の企画・作品に"オリジナル楽曲"をご提供くださった方で、もし偶然この記事を目にした方がいたら、ぜひ私までDMでご連絡ください
開発が落ち着いたら、こちらからも個別にご相談させていただく予定です。

で、今はどんな状況なのか

雑記よりも公開時期とかのほうが気になるんだよ!とのご意見、承知しております。しかし、公開時期については「未定」としかお伝えできません。

プログラミングやデザインは私が一人で、本業に押し潰されながら、空き時間で学習と並行して少しずつ少しずつ進めています。他にスタッフはいません。なので、どうしても多くの時間を要してしまいます。
せめて2023年には何か出したいんですけどね…いけるかな。

実は、昨年のうちには既にテストプレー環境が出来上がっています。つまり、音楽ゲームを遊ぶだけならもうできるんです。
その証拠?に、リザルト画面(テストプレー環境版)をチラ見せ。一部黒塗りなのはオトナの事情ということで。

驚いたことに、楽しい。(熱い自画自賛)

現在は全体のゲームフロー設計や、足りない画面(大量にある)のデザイン&作成、軽量化、コード整理、不正対策など、裏方作業のようなものを延々と続けています。終わる気配が無くて地獄。たすけて。

ゲーム本体は、作り方を学びつつ試行錯誤しながら組み立てた部分が多く、非効率な実装のまま動いている部分が目立つ状態です。このまま公開するわけにはいきません。
譜面を作って試しに遊ぶだけなら実現できているので、他のメンバーには楽曲制作・譜面制作・テストプレーを依頼して、その傍ら自分がその他全ての作業を進めている…という状況です。

そんなわけで、公開に至るまではまだまだかなりかかると思われます。
ご了承ください。

念のため明言しておきたいこと

これまでのアナウンスで十分に伝わっていなかったかもしれないので、この場でお伝えしておきます。Project-L7は、BMSやStepManiaで動作するものではありません。単独で動作するアプリケーションです。

収録楽曲紹介 #1

せっかくなので本日から、収録楽曲の情報も小出ししていきます。もちろん初公開!

overthinking
Composed by WKs

社会人コンポーザーの「WKs」が送る最初の作品は、単調作業をイメージして作られたという、シンプルなテクノ楽曲。集中力が試される1曲だ。
あなたは次々と迫り来る"作業"に無心で没頭し、成果を挙げることはできるだろうか?

いきなりニューカマーです。WKs、一体何者なんだ…。

この他にも書き下ろし楽曲は存在します。次回の更新をお楽しみに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?