仮面ライダー第9話「恐怖 コブラ男」 のレビュー
今回と次回で前後編。
コブラ男登場。
カッコ良さげな怪人なのですが、かなり残念な怪人です。
*多分にネタバレを含みます。ご注意ください。
第9話 「恐怖 コブラ男」
ショッカーアジトでは、新怪人コブラ男に新開発のキバが完成した。
戦闘員からキバを受け取るコブラ男は、コブラ面なだけではなく、右腕もコブラとなっていた。
首領の指示通り右腕のコブラにキバを装着する事により、右腕のコブラから溶解ガスを噴射することが可能になる。
そんな物最初っから装着しておけと思いますが、まさか劇中でキーアイテムになるとは…。
早速溶解ガスの性能試験を役に立たなくなった戦闘員を使い開始する。
右腕のコブラから噴射されたガスを浴びた戦闘員が溶解したことで試験は合格らしい。
そして、ここからが今回の作戦内容。
ショッカー首領は運営費確保の為、世界中の金(ゴールド)を奪えとコブラ男に命令を下す。
何故?現金では無く、ゴールドなのか分かりませんが、地球征服を目論むショッカーでも資金不足になりそうという事でしょう。
第6話と第7話でもナチスの財宝を奪う作戦でしたから台所事情は厳しいと思われます。
まず最初の襲撃は、大蔵省金保管所。
警備員1人を襲い施設に侵入したコブラ男は、右腕のコブラから溶解ガスを噴射して金庫を溶解する。
順調に事が進んでいるように見えます。
しかし、警備員は1人のはずがありません。
同保管所の警備員寮に子供と飼犬の 2人+1匹で暮らしている警備員がいます。
警備員の名は近藤さん、飼犬の名前はダミー。
異変を感じたダミーは、金庫へ向かいコブラ男を撃退!
ダミーに襲われたコブラ男は、右腕のコブラに装着していた大事なキバを紛失してしまう痛恨のミス。
ショッカー史上初の「犬に襲われた怪人」となってしまった。
翌日、朝刊には早くも大蔵省金保管所襲撃事件が掲載され、本郷も事件を知る事に。
アミーゴを訪れた本郷は、立花氏とショッカーの仕業と断定、事件現場である大蔵省金保管所へ調査に向かう。
アミーゴを出ようとする本郷に、ちょっと待ってとルリルリがお守りだと言って本郷の首にペンダントをプレゼント。
イチャついた2人のイラッとくるシーンではありますが、それ以上に先程から本郷の声に違和感が。
今回の本郷は藤岡氏では無く、ショッカー首領の弟さん、納谷六朗氏が担当されています。
あ〜あの事故による…。
続けます。
その頃、犬に襲われたコブラ男は紛失したキバを取り返す為、近藤警備員さん宅へ向かい部屋を荒らしています。
外では息子のタケヒコ君が墓前に手を合わせている。
お墓を見ると…あーっダミー!
そんな失意のタケヒコ君を誘拐してキバ奪還に奔走するコブラ男。
金保管庫向かっていた本郷だったが、少年の悲鳴を感知すると確かめもせずにサイクロン号ですぐ変身。
まぁいろいろと事情があるから…。
タケヒコ君を連れて車で逃げるコブラ男を追跡。
辿り着いたのは前回蜂女のアジトにもなった町田のお化けマンション。
戦闘員を蹴散らしコブラ男と対峙するライダー。
しかし、コブラ男は地中へ潜り逃亡。
なんてったって「牙」を探していただけなのに仮面ライダーまで登場した為、戦う気分では無かったのでしょう。
地面に耳(?)をあてるライダー。
超感覚により、コブラ男の逃げ場所を特定する事が出来て追跡を開始する。
コブラ男を追詰めたその場所は横須賀の猿島。
タケヒコ君を人質に獲られ、どうする事も出来ず捕獲されるライダー。
脳改造手術をすれば言う事聞くだろうってんで、再び脳改造手術が行われようとしていた。
更に脳改造手術が行われると安心したのか首領は、コブラ男と紛失したキバについて話しあってしまう。
何でも製造するには半年も費やすんだってさ。
話を聞いた本郷は「そんな物は海に捨てた」と煽る。
しかし、怒りをぶつけるコブラ男により余計にピンチになる本郷。
そこに都合よく立花氏が救出に現れる。
意外にも戦闘員程度には負けない立花氏により脳改造手術を回避したライダーはコブラ男と戦闘に。
右腕のコブラにはキバが未装着の為、溶解ガスも使えないコブラ男。
そんな事は知るかとライダーキックが炸裂するとコブラ男は爆発して絶命。
猿島まで持ち込んだサイクロン号に跨り、向かった先はダミーのお墓。
勇気あるダミーに花束を捧げる仮面ライダーは、墓前にある物を見つけた。
コブラ男のキバだった…ラッキー。
タケヒコ君を連れた立花氏とルリルリがやって来て身を隠すライダー。
「それにしても何処に行ったのかしら本郷さん」
大丈夫、ルリルリのプレゼントしたお守り、実は発信機なので本郷の居場所はすぐに分かるってさ。
つづく
個人的な感想など少々
なんとなく全編に渡り違和感のある今回。
その違和感は、撮影中に本郷猛こと藤岡弘 氏がバイクの事故により一時退場した事で編集に影響による物。
なので、アフレコに影響がでたり、いきなりライダーに変身した姿で登場したり、いつまでもライダーの姿だったり。
実際は第1話の放送時は既に入院して病室で放送を迎えたらしいです。
コブラ男とは
作戦が開始された途端に犬に襲われ作戦は失敗。
更に大切なキバ迄失くす始末。
ショッカー首領曰く、キバは製作に半年かかるらしい。
そんなコブラ男、ショッカー怪人として初の爆死を遂げました。
第9話を要約すると…
今回のショッカーの作戦は、運営資金として世界中の金(ゴールド)の強奪する
犬に襲われた怪人
コブラ男は右腕コブラに装着するキバが無いと性能が低い。
極め技はライダーキック
コブラ男は初の爆死
撮影中の事故により本郷の出番が少ない
本郷の声をショッカー首領の弟=納谷六朗氏がアフレコ
以上
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