トカゲと愉快な仲間たち | 仮面ライダー第13話「トカゲロンと怪人軍団」 のレビュー

シン仮面ライダーの配信が始まりましたね。


さて、テレビシリーズの仮面ライダー 本郷猛編第13話です。 
主役不在のまま1クール終了となりました。
藤岡氏は病室のベットで第1話を視聴したとか。

藤岡氏の入院により困難を極めた編集も今回で最後。新怪人+復活怪人総進撃というのは劇場版作品によくある内容ですが、TV版第13話を再編集(本編そのまま)して「ゴーゴー仮面ライダー」として上映されております。

第13話「トカゲロンと怪人軍団」

夜の東洋原子力研究所。
見覚えのある怪しい影…。

夜間警備中の2人の警備員が、空中から蝙蝠男、地上からサソリ男に襲撃され2人は殺害されてしまう。

仮面ライダーが過去に倒したはずの怪人が、東洋原子力研究所に侵入を試みる。

正門から。

だが、バーリア機能により侵入を拒まれる。
バリアではありません、バーリアです。

侵入を諦めた蝙蝠男とサソリ男は、アジトに戻り首領に報告する。
首領は原子力研究所のバーリアを無力化するバーリア破壊ボールの使用を決め、科学班に使用条件を確認する。

科学班は、重さ5kgの当該兵器を20mの距離から目標に投げ込まなければならないと回答。
現ショッカーには条件をクリア出来る怪人はおらず使用不可兵器となっていた。

そんな兵器に首領は御立腹。
直ちにバーリア破壊ボールを扱える怪人を作り出せと命令を下す。

まぁそうなんだけど…怪人を使って5kgの兵器を20m飛ばす方法以外考えないのだろか。
20m上空から落すとかではダメなの?

この使い勝手の悪い兵器を扱える怪人となるべく素体として"殺人シュート"の使い手、ノモト選手(サッカー選手)が選ばれた。

このノモト選手、チームメイトからは嫌われファンに対する態度も最悪の怪人にピッタリの人間。
スポーツマンなのが不思議な程の人です。

そんなもんだから、試合後のロッカー室でもひとりぼっち。
そこへカメレオン男が勧誘に現れるが、性格が悪いノモト選手は人に従う事が大嫌いだと、カメレオン男を振り払いロッカー室から逃げようとする。
今度は蜘蛛男が現れ蜘蛛の糸で捕獲されてしまう。
本郷の捕獲を思い出しますが、今回蜘蛛の糸は第1話の時の様なビニール紐では無く、スプレー出でるタイプにアップデートされて蜘蛛感が大幅に増しています。

さて、アミーゴ。 
2話ぶりに滝和也が登場。
どうやら東洋原子力研究所の警備員が襲われた事件で本郷に会いに来たらしいが、本郷は事件がショッカーの仕業と睨んでサイクロン号(変形前)で現場へ向かった後だった。

ショッカーアジトでは捕獲されたノモト選手が毒トカゲの合成体トカゲロンに改造されていた。

首領も満足で科学陣を称えていた。
前回迄の怪人とは異質な容姿で、太い尻尾等からトカゲをイメージした怪獣に近い怪人です。

東洋原子力研究所に滝とルリルリも到着。
話の流れから既に本郷と接触済で、見張りを頼まれている様です。

見張りの最中、研究所を何度も周回している不審車が現れる。
車内からビデオ(8ミリフィルム?)撮影をしてバーリア破壊ボールを打ち込む場所を探している様子。

調査が終了して研究所を離れる車をルリルリが追跡、とある屋敷に到着。
侵入しようとした瞬間、何者かの手がルリルリの口を押さえる…滝だった。

お嬢さんに危ない事をさせると本郷にドヤサれると自ら門を華麗に跳び越える。

屋敷内に潜入した滝は、ある1室で10体の改造人間を発見。
動かない怪人を気持ち悪がっていると、元ノモト選手が現れ部屋を追い出されてしまう。
まぁそりゃ他人の家に勝手に入り込めばそうなるだろよ。

突然動き出す10体の怪人。
滝を始末すると張り切る怪人達だったが「負け犬は黙っていろ」と元ノモト選手改めトカゲロン。

屋敷を引き上げた滝とルリルリ、走行中に落石が滝に直撃。
次々と追加の落石が滝を襲うが、駆けつけたライダーがサイクロン号で岩を破壊。

「今の内に逃げろ」と滝とルリルリを逃し、丘を登りトカゲロンとご対面。

足元の岩を殺人シュートでライダーに放つ。

吹っ飛ぶライダー。
2発目はジャンプして回避。
しかし、空中に3発目が放たれ直撃したライダーは敗北。

敗北と言ってもショッカーは亡骸の確認・排除をいつも怠りアジトへ戻ってしまうので、実質負では無いのかも。

滝も大怪我を負って入院してしまう。新婚なのにね。

その頃リベンジに向け特訓を開始するライダー。
立花氏も合流して、崖上から岩を落とすパチンコのリーチみたいな特訓によりパワーアップ版ライダーキックを会得した。

新技完成を入院している滝に報告に訪れた立花氏だったが、滝は既に病室を出ていた。
そこで手帳を拝見…滝はFBI捜査官だった。
だからなんなのだ。

滝は例の屋敷に侵入したが、そこにあったはずの10体の怪人達は無かった。
既に作戦は決行されており、戦闘員が滝を襲いピンチに。

特訓明けのライダーが現れ、滝を救い原子力研究所へ。

真っ昼間の原子力研究所に堂々襲撃にやって来たトカゲロンと愉快な仲間たち。

フリーキックを蹴ろうかと準備万端のトカゲロン。

そして、シュート!

放たれたバーリア破壊ボールに空高くジャンプしたサイクロン号で仮面ライダー参上。
空中でバーリア破壊ボールをキャッチして投げる。

何故かバーリア破壊ボールはトカゲロンの手に。
そっち投げちゃ駄目だよ。

再生怪人+新怪人と対峙するライダー。

「改造人間は死なない、壊れた箇所を直せばな!
」と何とも言えないセリフを吐く10体の再生怪人とライダーの戦闘が開始される。
しかし、強気なセリフとは違いサイクロン号で追われる情けない姿の再生怪人達…。

10体の怪人相手なのに一度倒している怪人はさすがに弱い。
戦闘員を倒す様に再生怪人達を次々と倒したライダーは、1度敗北したトカゲロンと再戦。

トカゲロンは、バーリア破壊ボールを本来の目的に使わずライダーへシュートする。

新技「電光ライダーキック」(あっ名前あったのね)でバーリア破壊ボールを蹴り返すライダー、勢いを増したバーリア破壊ボールはトカゲロンに命中、トカゲロンは爆散して絶命。
脳筋だけでは勝てず、やっぱり強さにIQも必要なのよ。

見事に11体の怪人達を撃破し、ルリルリと見つめ合うライダー。
次回から新シリーズです。

以上


個人的感想等を少々

劇場版と同じ内容且つ、藤岡弘氏不在の穴埋め回でした。
今シーズン登場の怪人総出演で盛り上げました。
劇中語られていましたが、改造人間は壊れた箇所を修復すると不死らしいですが、爆散はまだ良いとして、溶けたり泡になったり紐みたいになって絶命していた怪人も再生出来るとは。

新怪人のトカゲロンの容姿は怪人というより、もう怪獣ですがね。

第13話を要約すると…

  • 原子力研究所侵入の為、バーリア破壊ボールの使用を決定

  • しかし、扱える怪人がおらず、態度の悪いサッカー選手を改造

  • 改造人間は壊れた箇所を修復することで生き返るらしい

  • コブラ男は2度目の再生

  • 何気に2度目の敗北を喫するライダー

  • 特訓の成果で新技「電光ライダーキック」を会得

  • その新技は飛んで来たバーリア破壊ボールを蹴り返す為に使用

  • 本郷はバイクに乗っているシーンのみ

  • 再生怪人との戦闘は戦闘員並みの扱い=弱い

  • ルリルリの活躍も見納め

仮面ライダーはAmazonプライムで視聴可能です。
エピソード単位でもレンタル可能なのでぜひ。

次回より一文字ライダー編の開始です。

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