仮面ライダー第6話「死神カメレオン」 のレビュー


第6話は、2話連続でvsカメレオン男編の前編。
ナチスの財宝を巡るライダーvsショッカーの戦いだってさ。


*多分にネタバレを含みます。ご注意ください。


第6話「死神カメレオン」

実体無き影が、砂田画廊を訪れる。

画廊のご主人は元日本海軍大佐砂田氏。

不気味な違和感に外を確認するが、特に異常は無い。
振り返ると部屋の壁にナチスのマークが書かれている!

影の正体が現れる。
自称"死神"のショッカー6番目の刺客、怪人カメレオン男である。
顔の丸いツブツブに寒気を感じる怪人です。

目的は砂田氏が隠している「ナチスの秘密」である。
なかなか口を割らない元大佐に対して、入院中の娘の命は無いぞと脅すカメレオン男。

それでも秘密を話さない砂田氏を娘が入院している病院迄連行。
車では無く徒歩って。

道中、仕事(アミーゴのバーテン)を終えた史郎と、ルリルリ、ヒロミら3人と遭遇。
カメレオン男は光学迷彩の様に姿は見えず、フラッフラな砂田氏元のみ目撃される。

フラつく砂田氏を「危ない!」と助けようとしたルリルリとヒロミだったが、見えないカメレオン男に弾き飛ばされてしまう。

アミーゴに引き返し状況を説明する3人。
本郷は現場に向かい人並み外れた聴力により人を引きずる様な音を聞き取る。

何だかんだで娘か入院している病室に到着したカメレオン男。
娘ちゃんを人質に「ナチスの秘密」を渡せと脅迫。
カメレオン男は情報を隠している模型を発見。
そりゃお人気達の中に紛れて潜水艦の模型が有れば怪しい。
おや、戦闘員も姿を消していたのでしょうか?
模型を手に取ろうとする戦闘員の腕を何者かが掴む。

カーテンの奥から現れたのは本郷。

本郷の登場により娘ちゃんと「ナチスの秘密」を手にする事が叶わなかったカメレオン男は、砂田氏を連れ消えてしまう。

本郷は娘ちゃんから前々回に続いて今度は潜水艦の模型を手にした。良かったね。

模型を振る本郷。
中には地図が隠されており、地図から「ナチスの秘密」の隠し場所が多摩川上流である事を知る。
「ナチスの秘密」が多摩川の上流に隠されているのはどうかと思いますが。

その会話、カメレオン男に聞かれていますよ。

翌日地図に示された場所へ向かった本郷。
そこはダム建設現場で、作業員が発破した事により「ナチスの鉄箱」が発見されていた。

探す手間が省けた本郷、「ナチスの鉄箱」を持ち出して帰ろうとするが、更に手間が省けたカメレオン男率いるショッカー戦闘員の襲撃を受ける。

ダンプで挟み打ちにするショッカー。
サイクロン号でジャンプ&ライダーに変身して戦闘員を蹴散らしその場を突破した本郷は、いつもの城南大学の化学研究所に鉄箱を持ち込み、友人であり一般人のアベ氏に「ナチスの鉄箱」の調査を依頼する。
もしヤバい物でも出てきたらどうするつもりだろうか。

その頃ショッカーアジトでは、首領の命令によりライダーの弱点について研究会が実施。
研究も何もショッカーが生み出したバッタ男だろうよ。弱点を知らないのはどうなんだい?

ショッカー科学班の外人のオッサンが出した結論、「ベルトに風が当たらない様に狭い部屋に閉じ込める」だそうな。
弱点を見つけて倒すと言うのとは、少し違う気がしますが…。

そんな事とは知らずに砂田氏の娘のお見舞いへタクシーに乗込む本郷とルリルリ。

しばらくすると病院とは違うルートに気づく本郷。
タクシーの運転手に問うが、運転手の正体はカメレオン男だった。
後部座席で催眠ガスを浴び2人は拘束、そのまま電車のレール上に放置されるが、目を覚ました本郷により助かる。
コレは研究していた仮面ライダーの弱点をついたやり方ではないなぁ。

それでもお気楽なカメレオン男は、本郷を抹殺したと思い込み、城南大学へ侵入して鉄箱を奪う事に成功。
カメレオン男と戦闘員はトラックの荷台に乗車して、高速道路を西へ疾走する。

滋賀県満月寺浮御堂が琵琶湖のショッカー海底基地とつながっているらしい。
基地に到着した一行。
しかし、戦闘員の1人は城南大学で入替った本郷だった。

早速「ナチスの鉄箱」に嬉しさを隠せない外人のオッサン。
ドイツから来た科学者だって。
デカい鉄十字勲章を首からぶら下げているので、恐らくナチスに所属していた科学者と思われる。

ライダーの弱点だけではなく、箱の開け方も研究済。
特殊な電磁波が箱から出力され、その波長に合う電磁波により御開帳するらしい。
すげぇな。

さて場に居合わせる本郷。
追跡して潜入迄は良かったが、ショッカー東京支部より入電により事態は急変。
戦闘員が1人取り残されていると。
仕方あるめぇと正体を現す本郷。
残念!落とし穴の罠に落下!
落下の風を利用してライダーに変身するが
…つづく


個人的感想など少し

2話連続の前後編。
どうやら西方面へのプロモーションも兼ねてのロケなので前後編にした様です。

それにしてもストーリー的に重要なワードにナチスを盛り込むとは現代では無理なストーリーかもしれません。

カメレオン男については、丸いツブツブが気持ち悪い。
恐怖とか怪奇以前にツブツブが…。
ショッカーの怪人はボンクラが多いのですが、自称「死神」のカメレオン男もなかなか。
砂田氏連れ入院中の娘の病室迄向かうのに車では無く徒歩。
その道中、自身だけが透明なので余計に怪しくなり、結果として作戦初っ端から本郷に悟られる事に。

ライダーの弱点を真面目に考察していたと思いきや、本郷とミニスカのルリルリを催眠ガスで眠らせて小田急線のレール上に放置するという、全く会議から得た弱点をスルーした作戦を行うボンクラな怪人です。

今回戦闘でライダーは、ショッカー戦闘員が持っていた剣を奪い戦います。
武器を持たない仮面ライダーでは、敵の武器を奪い戦う事がよくありますが、それもまたカッコイイ。
因みに今回の戦闘員が使っていた剣は、長い十手に似た形状をしていました。

以上

第6話を要約すると…

  • 今回ショッカーの作戦は、「ナチスの秘密」の入手

  • カメレオン男はツブツブが気持ち悪い

  • 本郷と行動していたにも関わらず、ルリルリは拘束され線路上に放置

  • 本郷を始末した事を確認せずに浮かれるのはこの頃から

  • アジトて落とし穴に落とされライダーに変身したところで前編終了

以上


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