20代最後の1年で脳内に置いておきたい物事

20代最後の1年、1つの区切りとして意識はする1年。その始まりに向けて、今まで変わらず頭の中で反復してきた物事や、最近になって意識や考えに変化や成長のあった物事を、雑多に書いていきたい。(結局今年に入って半年近く文章を書いていなかったことに驚き、気張って書くと長続きしないなと再び思い知った)

これは備忘録であり、悔い無き1年を過ごした上で、30代を晴々と迎えられるようにするために、日々立ち戻っておきたい雑文である。

信条 ~多くの作品から影響を受けた意識の持ち方や考え方~

●「愛と正義」はいつまでも信条。仕事でもプライベートでも愛と正義が胸になければそれは自分ではない。祖父から貰ったほぼ初めて読んだ小説であり、現在まで愛読書になっているレミゼラブルや、幼少期に母親にTSUTAYAでレンタルしてきてまで貰い、計10作以上は観たであろうスーパー戦隊シリーズ(XXレンジャー/△△マン)や仮面ライダーシリーズ。これらが僕に教えてくれたのはいつだって愛と正義であった。物語の中で葛藤があったとしても、揺れ動きがあったとしても、彼ら彼女らは決して愛と正義を忘れなかった。自己の見栄やプライドや卑近な価値観に突き動かされたりなどはしなかった。どこまでも人間らしく生きていく。僕もそうあり続けたい。

●敬愛する岡村靖幸のSuper girlという名曲。ライブでは通常であればアンコールの最後に歌われる曲の歌詞にある「本当のDance Chance Romanceは自分次第だぜ」という一見よく分からないフレーズ。これは過去何年も心に残っている言葉であり、意識していることでもある。"本当"のDanceもChanceもRomanceも自分次第で、踊れるし、掴めるし、過ごせるのだ。幸運を待つのではなく、批評家になるのではなく、自分の認識や行動次第であるということを常に思っている。

●村上春樹のダンス・ダンス・ダンスという小説。彼の長編小説の中では最も好きかもしれない。羊男が主人公に語りかける一場面だけ、特に何かに疲れたりネガティブな出来事があった際は読み返している。学生時代から変わらずに僕を力付けてくれる。音楽の鳴っている間はとにかく踊り続ける、意味なんて考えてはいけない、意味なんて元々ない、きちんとステップ踏んで踊り続ける、ベストを尽くす。2つ連続で"ダンス"といった言葉が登場してきた。あまり得意ではないがダンスという表現が好きなのかもしれない。

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●エーリッヒ・フロムの「愛するということ」。最後に読み返したのはそこそこ前になるが、この本の自分が理解した趣旨も、引き続き意識していきたい。愛することは技術であり努力によって向上する。それと同時に難しいことでもある。人から愛されたい(言い換えると評価されたい)とばかり思っている人は、周囲に求めるのではなく、まず自分自身が相手を愛するべきだ。身近に置き換えると、他人の良いところや興味深いところを常に探り、男女問わず、友人や仕事関係やパートナーといった間柄を問わず、愛を持ってなるべく他人と接していくべきだ。それは意識の問題であり、即ち努力と技術による問題なのだ。

日々の生活 ~新鮮で刺激的かつ根幹の安定を保つ~

●良質な睡眠を取り、健康的な食事をする。当たり前のことではあるが、忙しさという言い訳の前では疎かになることもあるので改めて書いておきたい。良質な睡眠を取れている時は本当に世界が輝いて見えるし、頭も回転する。結果的に不要なストレスを溜めずに、やりたいこと/やるべきことに集中できる。睡眠は最重要かつ最強。ベッドやマットレスもそろそろ良いものに新調していきたい。食事も平日は特に疎かになりがち。3食しっかりとまでは言わないが、予定を詰め過ぎて夕方まで何も食べていないといった状況は避けたい。朝昼の食事をとることを決して諦めない。健康診断などでも健康や体調の弊害が見つかってきてもおかしくない年齢なのだ。崩してからでは遅いし、何の美談にもならない。

●寛ぎ上手/リラックス上手でありたい。四六時中緊張の糸が張っているとどこかで限界が来るし、当然健康にも良くない。心臓がバクバクしてしまう。週末の遠出やスポーツもそうだし、定期的な旅行(早く海外含めた未知なる場所へ自由に行けるようになって欲しい)もそうだし、数年前から生活の一部になっているサウナ/銭湯もそうである。個人的にはサウナは大人数でわいわい楽しむものではない。引き続き1人もしくは最大でも3人程度でほぼ無言で無心になりながら、サウナで心身ともに汗を流して新陳代謝していきたい。

●今の住居・都心ど真ん中で過ごす日々が4年になろうとしている。どのような形になるにしても、住居は変えたい。今よりは広い部屋、快適な仕事環境、最小限だが質の高い生活用品、寛げるベッドやソファ、可能であればバルコニー、これらがあれば最高だな。まだ東京で働き続けるし、職場も重要な1つのコミュニティなので郊外には行かない気がしてきている。金銭的に無理がなく、稼ぐことだけに囚われない範囲で、生活の質を向上させていきたい。

遊び/趣味 ~常に遊び心とユーモアを持ち何事にも面白みを見出す~

●東京での遊びにはしばらく前から飽きている。自然を体感して、原点に戻ったような開放と喜びを感じ続けたい。四季を体感して、四季のスポーツも楽しみたい。特に海が大好きだ。少なくとも2週に1回は海にいってサーフィンをやりたい。大波にのまれながらも上達していきたい。体を大きく使って、疲労して、日差しを浴びまくって焼けて、やたらとお腹が空いて、多くの素敵な人々とも出会えるという最高な海。願わくば逗子あたりに共用の別荘が欲しい。海に行く気が失せる寒い時期は雪山にいってスキーをやりたい。森や山の中の温泉/サウナもずっと興味がありながらも未体験なので試してみたい。

●本を読んだ時/新しいことを勉強できた時、文章を書いた時、爽快感や充実感を得られる。しかし社会人になってから相当にその回数が減っている。数年前から勿体ないと思い続けている。情勢次第ではあるが、カフェや友人オフィスなどのサードプレイスを改めて確立して、ポジティブな感覚をもっと得ていきたい。最近だと、今の仕事に関係のある実学書を読み、好き勝手に文章を書くことがちょうど良いかな。小説よりは実学が必要な時期な気がする。仕事の深さとしての20代最後の結果、幅としての30代以降の選択肢、これらを得ていきたい1年である。そのために読書や勉強はとても役に立つし、趣味としてしっかりと時間を確保していきたい。

●音楽も欠かせない。長らく情勢的に難しかったが、ライブで音楽を聴きにいきたい。定期的にドーパミン放出したい。特有の多幸感/高揚感。週末にクラブ等でテクノミュージックで下手なダンスを踊り、たまには音楽フェスでコテコテのJPOPに浸り、さらにたまにはリッチにJazzやClassicを聴く。HIPHOP(MC/DJ)への造詣も深め、実践していきたい。魂や生き方としても、酸いや甘いをありのままに感じて、表現していきたい。
blue noteとかcotton clubも行きたい。
そんな音楽のある暮らし、取り戻したい。最近だと、友人達と完全趣味な自宅スタジオでのfirst take(素人ボーカル)、一向に練習していないギターも楽しんではいる。単にカラオケで友人達と歌いまくるだけでも十分楽しい。DJ機材やシンセサイザーも欲しい。可能な範囲で楽しみ、始まりかけている活動も深めていきたい。

人とのつながり ~素敵な友人やパートナーや家族と共に生きていく~

●正直でマイペースで個人主義と言われることも多いが、自分自身のことだけを考えて1人で生きることがいかに味気ないかは、10代の頃から痛感している。一方で、上辺で周囲や社会の目だけを気にした人間関係がいかに希薄なことかも知っている。幸いにもここまでの人生で、ピュアで真っ直ぐな気持ちを持ちながらも、酸いも甘いも味わってきている素敵な友人たちに恵まれている。彼ら彼女らは、それぞれが個性的で周囲に簡単に迎合しない。自分のことが好きでありながらも現状に甘んじておらず、他者の批評をするくらいなら、自分を磨くことに時間を使う。タフにクールに生きて、人生を最大限楽しもうという心持ちがある。このような友人たちと共に話し、遊び、切磋琢磨して、時に共感し合う時間はとても貴重だ。お互いの人生を少しでも共有・共鳴し合うことで、決して同一ではないながらも確実な人とのつながりを感じられる。その周りにも、大抵は根幹は似ている素敵な人たちがいて、日々新たな人たちとのつながりを感じることができる。本業の仕事でもライフワークでも趣味でも何でも、新鮮で刺激的で楽しいことを素敵な友人たちと多く積み重ねていきたい。輪を広げる形で、一緒にモノやサービスを生み出していくことができれば尚素晴らしいな。その試金石としての1年にもしていきたい。過去数年、思いながらもなかなか形に出来ていないので、今年こそ。

●パートナーや家族。同年代も結婚したり子供ができたり、ライフステージは変わってきている。自分にとって家族とはまだ両親や兄弟にあたるが、妻と夫と子供といったように家族の形も変わってきている。決して、そこに歩みを合わせて意思決定しようとは思っていないが、愛する人・人生を共に歩む人と新しい生活を築き上げていくこと自体に興味がある。住む場所も時間やお金の使い方も変わり、1人では得られなかった感覚や感情も生まれてくるのだろう。自分以外の誰かのため"にも"(誰かのため”だけ”は今はまだ興味がない)生きてみたいという好奇心もある。この1年で何が起きるかはまだ決めていないし決めたくもない。何も起こらないかもしれない。ただ、多くの女の子を見て、遊んで、享楽的に過ごしたいと思う時期ではもう無い。酸いも甘いも味わってきていて、自分には無い背景や考え方を持っていて、それでいて尚ピュアに愛と正義を大事にして生きている人。根幹としては自己肯定感が高く、自信が有り、新しい局面に躊躇なく、人生を楽しむ気持ちが強い人。こう文章で書くと、とても条件の多い我儘のようだが、これらの基本的な部分を愛せる人とお互いの良いところも悪いところも理解して関係が深まれば、パートナーとして共に歩んでいきたい。もちろん、自分の意思や気持ちだけではどうにもならないことなので、相手の状況やタイミングが奇跡的に合うことがあれば、そうしていきたい。

仕事 ~価値を生み出しお金を稼ぐ: 20代最後を飛躍と含蓄の1年にする~

●「楽しく価値のある仕事だけしていきたい」という気持ちを捨てない。苦労や泥仕事は今までは良い経験だったかもしれない。今も必要であればいくらでも腕まくりはするし、出来る。ただし、自分が楽しくないと生産性は上がらないし、価値がないとそれを終えた時に達成感はない。まぁ仕方ないよね、といった諦めを、仕事に対しても・会社に対しても・社会に対しても持ちたくない。そのために、今年から特に意識している「暇になりたい」という感情を忘れないようにする。基本的なスキルや経験を20代である程度培ってきたはずだからこそ、最後の1年では代表作を生み出したい。代表作は、顧客やエンドユーザーに対して「価値のある」プロダクト/サービスであって欲しい。

●優れたビジネスパーソンであるためには、当然ながら目に見える結果も重要だ。これも20代のうちに何とか軌道に乗せたい。願わくば自走するプロダクトを通して、売上/利益を生み出していきたい。結果として、社全体の業績に大きく寄与するような貢献をしていきたい。(パブリックのnoteなので詳細は省き、必要に応じて別で記載)

●自分が作りたいモノ/ コト/状況に関して思いを巡らし、少しずつでも動き始める。素敵な銭湯やサウナ、個々が自分の世界に浸れる純喫茶、画一的な我慢を美徳としないライフステージの過ごし方(結婚や妊娠や出産があるから、高齢者だから...といった通念や諦め)、ごく一例だが興味のある領域は多くある。これらを今まで携わってきたIT/テクノロジー領域の力も使いつつ、実現していきたい。本業では飛躍を目指しながらも、これらは30代に向けての含蓄としていきたい。

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