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近況報告:10Xに入社しました。

TL;DR

・10月から、株式会社10Xに入社しました。PRに加えて採用や組織づくり等色々やります。
・10Xでは一緒に働く仲間を募集しています!!!!

もう少し詳しく

今年の春にメルカリを退職してから、4〜5月は主にのんびりしてました。緊急事態宣言下というタイミングもあり、せっかく時間があるのに趣味の旅行に行けないのは残念すぎましたが、しばらく休もうと思っていたので散歩したり、ヨガしたり、ビジネスと全く関係ない本を読んだり、昼から公園で遊ぶ犬を眺めたりしていました(病んでたわけではない)。

そんなうちに、徐々に「PR手伝わない?」という話を各方面からいただくようになり、少しずつやりはじめたら、どんどん案件が増えていき、気づけば大分働いている状態になってきたので一旦フリーランスとしてやってみるか、と思ったのが6月頃。

お仕事の1つでCoral Capitalの広報アドバイザーというのもやらせてもらいました。せっかくなら告知だけじゃなくて役立つ話をしたい、ということで西村さんにインタビューして頂いた記事がありますので、こちらもぜひ。

他にも、プロダクトローンチの初プレスリリース・会見から、成長フェーズでの広報・組織スケールについてのアドバイザー、スタートアップPRについて講義、自治体PR、採用広報などなど、色々な仕事に関わらせてもらい、新鮮さを感じるとともに今までやってきたPR戦略の立案〜実行は、おおむね横展開できるものだなという気づきも多い期間でした。ご一緒させていただいた皆様、本当にありがとうございました。(※10X入社後も、Coralはじめ副業PRアドバイザーは続けます!)

10Xに入社するまで

10Xは「10xを創る」をミッションに、開発不要でネットスーパーを立ち上げ可能なサービスStailerを提供するスタートアップです。今は18名の組織で、創業者の2人はメルカリのグループ会社ソウゾウ出身。CEOの@yamottyとは10Xの創業事業である献立アプリ「タベリー」ローンチ時にPRの相談を受けたことはあったけれど、直接話したのは数回という感じでした。

退職後のある日、Podcastのアプリを開いたらyamottyの運営するPodcastゼロトピックがトップにフィーチャーされていたのを見つけ、思わずツイート。

すると「ゲストでてくださいよ〜」とリプライが来て、更に爆速でDMを貰い、次の日の早朝6時半(!)から収録することに。
収録の合間に、メルカリを退職したことを話したり、10Xが献立アプリからネットスーパー立ち上げに事業の軸足を移した話を聞いたりして、

矢本:「もうすぐイトーヨーカドーのネットスーパーアプリ出すんですよ」
私:「え、それは10xですね!プレスリリースとかは?」
矢本:「まだなんにも考えてなくて」
私:「最大手だし共同リリースとか、色々仕込んだ方がいいですよ絶対!」
矢本:「やって!!!!」

という流れでフリーランス第一号案件が始まり数ヶ月、今までやってきたtoCとは勝手が違うところもありますが、発信量・取材記事も徐々に増え、少しずつ10Xのことを世の中に伝えられてきたかなと思います。

入社を決めた理由

事業のインパクト
10Xが何をやっているか、は上記の記事で解説いただいているので割愛します(ぜひ読んで!)が、現在Stailerという事業がアドレスしているスーパー・小売はコロナ禍の影響を大きく受け、変革の真っ只中。
Stailerローンチ以降、まだまだ小さいスタートアップにも関わらず、大手小売の方や専門媒体の方からも「10Xさんの名前はよく聞いています」「気になってました」と言って頂く機会が多く、注目度に驚くとともに、この数年で一気にデジタル化が進む業界の、まさにど真ん中にいるのだと実感しました。
また、StailerはtoB事業ではありますが、エンドユーザー向けのプロダクトを作っているB2B2Cモデルです。開発しているネットスーパーアプリのユーザーの声を日々Twitterで読んだり、地方に住む友人から「アプリめっちゃ使ってるよ!便利になった!」と言われるのは嬉しく、スーパーという生活のインフラを担っているのだと実感する瞬間です。
私は一部の先進的な人が使うものよりも、広くあまねく市井の人々が使うプロダクトに魅力を感じます。日本中の人の毎日の生活が10倍便利になることは、人生の時間をかける意味がある事業だなと思いました。

カルチャーと人
業務委託の間も社員とほぼ同レベルでNotionやらSlackやら全部開示されていたので日々Slackを追っていたのですが、重要な意思決定が次々となされていくこと、その仮説・実行・軌道修正を繰り返す経緯や思考もドキュメントにすべて残っていること、そして何より仕事が進む速さとストレスのなさが衝撃でした。必要なものはすべて揃っており、あとは各自どんどん動く。「自律する」「背中を合わせる」のバリューが浸透しています。
10Xメンバーのうち元同僚など以前から知っていたのは数名でしたが、18名、びっくりするほど皆凄い。
あと、仕事するまで「10Xの人ってクールでドライそう...」と思ってましたが、優しい人ばかりでした。恐る恐る飲みに誘ってみたら、結果深夜にラーメンまで食べて帰ったり、最近はボルダリング部が発足したり...いいチームです。

役立てそうだった
10Xは事業とプロダクトに集中しており、大人な雰囲気の組織です。一方で対外コミュニケーションや組織の雰囲気作り等、ソフト面を担うタイプの人は、まだ少ない状況でした。
PRとして社内と社外のギャップを埋めポテンシャルを世の中に理解してもらうためのコミュニケーションはもちろん、会社の成長に寄与するチームを創る採用、拡大する中でも強いカルチャーを維持した組織づくりなど、PR以外にも前職メルカリでも間近に見て・やってきた経験について「JDには表しづらい部分だけど、まるっとやってほしい」と言ってもらえたのはとても嬉しく、こんなに面白くて急成長している会社が目の前にあり、自分が足りないピースを担えるなら、入社しない手はないなと決めたのでした。

10Xでやること

そんなわけで、10XではPRに加えて採用・組織づくりなどもやっていきます。まだまだ手探りですが、セオリーを学びつつ「10Xらしさ」にこだわってやっていきたいなと思っています。小売業界、B2B2C、採用・人事など、新たなチャレンジがたくさんですが、がんばります。

一番大事なこと

10Xでは一緒に働く仲間を超募集しています!!
1stパートナーのセブンHD・イトーヨーカドーに続いて大手小売からの引き合いも非常に多く、次には新たなプロダクトや事業開発案件もたくさん控えています。恵まれた環境ではありますが、強いメンバーが集まれば、もっと早く、大きなインパクトが出せることを確信しています。1年後に文字通り10Xを実現するために、今一番重要なのが、「10xを実現する強いチーム作り」です。
10X、「怖そう・厳しそう」「紹介しか入れないの?」と言われたり、若干謎の存在かもしれませんが、全然そんなことありませんので、気になる方は応募or連絡ください!!

私からみた各ポジションの推しコメントも付け加えておきます。

10Xではフロントエンド・バックエンドなどの役割は分けておらず、全員がSoftware Engineerというロールです。領域をわけず、状況に応じて各メンバーが自律的に「何でもやる」体制。その状況を実現するため、開発言語はサーバー/クライアントともDartです。社員18名中11名がソフトウェアエンジニア。最近はPM・デザインの統括がCEO @yamottyからCTOの@_ishkawa に権限移譲されました。

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懸垂もできるオフィス。

スーパーはじめ小売企業と事業を創る要の事業開発。システムや社内体制といった色々なレガシーをしっかり理解しながらも、「顧客の体験を良くする」ゴールに向けてアラインするための契約・プライシング、プロダクトづくり、体制作りを横で観ていると「BizDevは総合格闘技」という言葉をいつも思い出します。今は三菱商事→カーライル→10Xの@syamda0と、同じく三菱商事出身@tsutomakagi、CEOの@yamottyが担っていますが、リードは数十社近く。開拓の余地だらけです。

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店舗向けピッキングアプリの社内デモをやっていた日。

プロダクト系まとめ。10Xはごりごりロジカル集団だと思っていた私が仕事をはじめて意外だったのは、N1インタビューを超大事にしているところでした。定量データを見るのはもちろんだけれど、自分でプロダクトを使った感覚やユーザーの行動を観察し、きちんと目の前の問題を正しく解決していく。色々あっても「顧客にとって何が重要か」からぶれないバリューが共有されていることは気持ち良いです。ゴリゴリ効率化していくロジカルさと、ユーザーの声を聞く、のバランスが良いなと思います。

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共有されたN1インタビュー結果へのコメント。広義の自社プロダクト(ヨーカドーの食品)に詳しい10X社員たち。グロースの神、飯山さんと仕事できるのはスーパーラッキーだと思う。
※IYNS=イトーヨーカドーネットスーパー、IY=イトーヨーカドー

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オフィスは水天宮前、今はリモート+毎週水曜日が全員集まるオフィスデーです。遊びにきてね。(「ぶっちゃけ、なんで10Xに決めたの?」とよく聞かれるので、飲みの誘いもwelcomeです)

そんなわけで、日々楽しくやっております。
各方面の皆様、引き続きよろしくお願いします!

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