ストロング葬儀の話

先週は近所に住む母方の祖母が亡くなってバタバタしていたので、その話をしたい。(それでもnoteの毎週更新を絶やさんとしてゴリラクリニックのトイレットペーパーの話に逃げてしまったのは今となっては情けないと思っている)


喪服がねぇ喪服がねぇと騒いでいるうちに、結局喪服を買うより先に祖母が亡くなった。祖母が亡くなったのが朝7時台のことで、もうその日のうちに通夜をすると言うから、通夜が始まるまでに大急ぎで喪服を買いに行く羽目になった。身内が亡くなると、喪服の用意だけでなくとにかくやるべきことが多い。まず会社に連絡して、したらしたで弔電送るから葬儀場教えてくれとか忌引の証明書類に死亡届の写しを持ってこいとか(弔電送っといてそんなもん求めるか?)言うし、とにかく悲しいよりなによりやるべきことの多さにイラついていた。


喪服に話を戻す。
一口に喪服と言っても細かい格式とかマナーとか、そういうのがあるはずだ。一応親族に確認してみると、「黒ければいいんちゃう?」としか言わないので腹が立つ。それはガチのゴスロリで行っても本当に誰も怒らないときにしか言っちゃいけないだろ。

そのとき妹がたまたま黒のブルゾンに黒のカーゴパンツだったので、「じゃああの格好でもいいねんな?」と聞くと、伯母(母の姉)が「下(カーゴパンツ)は別にいいと思う」と言ったので、あ、この人思ったよりもマジで黒ければなんでもいいと思ってるんだ、と思った。

家族葬なら簡単な略喪服というやつでもいいのでは、と祖父に「家族葬?それともいっぱい人呼ぶん?」と聞いてみると、「そらいっぱいの人に送ってもらった方が喜ぶやろ」と言うので、先走って黒いだけのワンピースとか買わなくて良かったと心底思った。知らない人がたくさん来るならある程度ちゃんとした格好をしなければならない。

しかし実際に伯母が祖父に「じゃあ誰を通夜に呼びたいか教えて」と言うと、「みんな死んでるかもう歳やし誰も来んやろ」と言う。じゃあ大々的な葬式をやってどうするんだ。

わたしの喪服は結局、祖母の亡くなった病院近くのしまむらで購入した。喪服(ワンピース)、バッグ、パール調のアクセサリー、ストッキングを買って1万円しなかったのだからさすがしまむらである。でも1万円でもわたしにとっては安い金額ではないので、もっと落ち着いて選びたかった。母は普通に「先のこと考えたらちゃんとしたん買っといた方がええで!後にはじいちゃんが控えてんねんから!」と言っていた。よく自分の母親が死んだ数時間後にそんなこと言えるな。

あと、平日の朝なのにしまむら(というかしまむらの試着室)が激混みで鬱陶しかった。しまむらって朝に混むんだ、知らなんだ。


さて、これ以上の葬式の話をするとなると、前提として言わなければいけないことがある。

noteではわざわざ言っていないがゆとりちゃんではたまに言う、程度のことではあるが、実は

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