見出し画像

夜光金魚の思ひ出

そういえばnoteには何も書いてなかったなと思い、今更ながら夜光金魚(今年の7月半ば)に行った日の話でもしようと思う。


2022年7月17日
夜光金魚 第卅壱廻
@味園ビル

に行ってきた。
イベントに協賛している某バーに飲みに行ったとき、ベロベロに酔った勢いでチケットを買ってしまったからだ。

基本的に撮影禁止だったので、イベントの写真はこれ1枚である。しかしながらたった1枚で伝わるディープさ。

これが何のイベントかと言われると説明が難しい。(実際、イベントに関係なさそうな親子連れに「これ何のイベントですか?」と急に聞かれ答えに窮した)味園ビルのいろんなバーが協賛しているDJイベント、とでも言えばいいのか。そしてDJ以外にもライブやらショーやらがたくさんある。


和の雰囲気のイベントのため、和風っぽい格好、というドレスコードが一応決められていた。ドレスコードで弾かれるわけではないが、和装で行けば記念の手ぬぐいが貰える。

ロリータ浴衣

で、当日のわたし。
これ“和”に入るか?ヘッドドレスにクマがいるぜ??と思ったが、手ぬぐいは貰えた。


協賛店のバーで飲む。イベント限定のフードも出していた。試作にタイミングよく居合わせたので味見もさせてくれた。冷やし出汁茶漬けが美味しかった。


そして酒を飲みながらライブなどを見る。
普段はバーテンとしての姿しか見ないお兄さんたちの新たな一面を見られた感じがする。見に来ているのも常連客が多いのだろう、とても盛り上がっていた。ディープで賑やかでいい雰囲気だ。


そして何気に楽しみにしていた、SM緊縛ショーというやつを初めて見た。女性同士の緊縛と、男性同士の緊縛とで、計2公演。
エロティックな雰囲気よりも、縄師のあまりの手際のよさに圧倒された。考えたこともなかったけれど、縄師ってたぶんめちゃくちゃ頭の良い人じゃないとできないぞ。わたしはあんな複雑なもの覚えられる自信はない。編み物だって満足にできないのに。

あの縛られる側、どれくらい身体に負担がかかるものなのだろう、ともずっと考えていた。着物の着付けみたいに、「うまい人が縛ったらしっかりしてるけど苦しくない!」みたいなのがあったりするのだろうか。

女の子がエッチな格好で縛り上げられて吊るされて、ほぅ、着物の中は白ふんどしですか……エッチだ……とか思っているうちに鞭やロウソクも出てきた。エッチな格好の女の子が更にきゃんきゃん言わされる。なんてサービス精神旺盛なのだろう。とにかく貴重なものを見た。



ところで。
イベントが始まってすぐくらいの時間、ひとりで酒を飲みながらDJが鳴らす音楽をぼんやり聴いていると、なんかこちらに話しかけたそうにしている人がいた。なんかこっちチラチラ見てる?と思っていたら、案の定話しかけられた。

「ここって女装さんがよく集まるんですか?」

声をかけてきた人、女性かと思っていたがよく見るとけっこう大柄で、髪もウィッグだし、なにより普通に男性の声だった。

え??

わたしのこと、仲間と思った???????

※当日のわたし(おさらい)

「いやわたしも初めて来たんでよく分かんないっすねー」みたいなことを答えたと思う。仲間だと思っているのだとしたら、声でなんとか女だと分かってくれないかな……と思ったが、わたしの声ではそれも望み薄かもしれない。なんならむしろ声を聞いてから男に間違われる方がまだ諦めがつく。155cmぽっちの身長で、こんなぶりぶりの浴衣で、ぱっと見で男に見えるというならもうわたしに打てる手はない。

「……ということがあったんですけど、わたし男に見えますかね?」と飲み歩きつつ何店舗かで話してみたところ、あるバーのマスターには爆笑され、またあるバーのマスターにははっきりと「いや、それは……分からん」と言われてしまったため、本当におしまいなのかもしれない。


まぁそれはそれとして、夜光金魚は楽しかった。
年1回くらいなら行きたいな、と思った。くじ引きで某バーのシーシャ無料券も貰えたし。(他の景品、VHSのAVとか、貰ってももうどうしようも処理できないものもあったので本当によかった)


あの女装さんの真意だけが気になる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?