どうにかなれin高松

台風が来ていることは知っていた。

わたしの状況はというと、昨日に引き続き、四国にいる。今日は高松だ。


台風が来ていることは、知っていた。

思えば出発前夜、母親に「四国の台風の状況を調べた方がいいのでは」という意味のことを言われていた。そしてわたしはといえば、「調べたところで打つ手がない、どうせ行くんだから」という理由で本当に、本当に何もしなかった。さすがに晴雨兼用の傘だけは持ってきたが、それだけだ。

高知から乗ってきた高速バスを高松で降りた瞬間、「勘弁してくれ〜〜!」と叫びたくなるような風雨に曝された。こちとらキャリーケースをごろごろ引いた旅行客である。対抗できる装備は晴雨兼用の折り畳み傘ひとつ。あっという間に荷物の全部が濡れた。

\\そりゃそうだ ああそりゃそうだ//

慌てて駅へ飛び込み、とにかく邪魔なキャリーケースだけコインロッカーに詰め込んだ。買ったばかりのイナ戦のタオルでキャリーケースなんか拭きたくなかった。

こんなキャリーケース、防水に対応してるわけないし。気に入ってるのに。本当にもう。


その後わりとすぐに、意外と雨足は落ち着いた。なんでわたしがキャリーケース引いてる間だけ……と思ったが、まぁ、雨が落ち着いたのは良いことだ。


ライブはそりゃあもう、そりゃあもう良かった。けっこう整理番号がよかった&ひとりで来ていたからうまく隙間に入れたおかげで、かなり真ん中寄りの最前列に座れた(今回は椅子有り公演)。最高!!!!と思っているうちに真後ろに未就学児ぐらいの子を二人連れた家族連れが来たときは、昨日のこともあり「終わった」「わたしが何をしたって言うんだ」「テーマパーク勤務時代に子供に優しくしなかった報いだろうか」「子連れならせめて出入り口の近くとか行けよ」と思ったが、意外とちゃんと静かにしていて助かった。


ライブが一旦終わり、アンコールでメンバーが出てきて、いろいろ喋っていたときのこと。
わたしも含め、客席から一斉にスマホの警報が鳴り出した。高潮警報とのことだった。
本当に、演奏中じゃなくて良かった。誰も悪くないとは言え、33歳とかスポットライトとかこれで水を差されたらちょっと心残りになってしまいそうだ。
客席もイナ戦も「何!?何!?」となりながらも、アンコールでしっかり2曲演奏してくれたのはよかった。

明日のトークライブをしっっっっかりめに告知して、ライブは終了した。しかし、明日は一番四国に台風が接近するらしい。なんならDiMEの明日の公演は中止になったらしいことを張り紙で知った。THEイナズマ戦隊は大丈夫なのだろうか……悪天候で中止になってしまったら、わたしはホテルに引きこもることになるのだろうか……

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