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読書記録の製本

読んだ本の記録を製本した。記録があってもスクロールやタップでは途中で飽きる。バラバラやってざっと眺めたい、とすると紙にするのがいいのだろうと思った。しかしパソコンが使い物にならないほど動作が遅くなっていたため、データの加工からはiPadと根性で作業することになった。

1.Kindleで読んだ本のデータを取得する

素晴らしいアドオンのおかげで簡単にcsvが取得できた。

*WindowsUpdateに半日、5年分のcsv出力に1時間ほどかかった。まともに動くパソコンがあれば数分で終わる。
*素晴らしいアドオンは今後使えなくなる可能性が高いらしい。来年以降どうしよう。

2.読書メーターに記録した本のデータを取得する

テクストのみの表示にして気合でコピーして保存した。先人の知恵は偉大だと思った。

*読書メーターからFacebookに出力できるらしいが、Facebookを使いたくない場合には気合が必要になる。
*ブクログならエクスポート機能があるらしい。
*とにかくパソコンが遅いので参考にできたのはテクストのみの表示にする手順までだった。まともに動くパソコンがあれば先人の知恵に倣って格好よく解決できる。

3.手帳に書いてあった記録を入力する

データ入力の専門家を雇いたいと思った。地道にNumbersで入力した。

4.csvを加工する

iPadで正規表現が使えるテキストエディタが存在してくれたおかげでどうにかなった。日付と書名と著者名だけ抜き出したかったので大雑把に削った。

*ポイント.*\r\n
販売:.*
\[Kindle 版\]
\([^\(]+文庫\)
\([^\(]+コミックス.*\)

5.表にする

Numbersでcsvを開く。

(凡例)
ペンキ塗るやつのアイコン:フォーマット
三本線のアイコン:並べ替え、フィルタ、および分類
・1列目が太字になるのが困る
  フォーマット>表>ヘッダとフッタ>ヘッダ列で0を指定
・折り返したい
  フォーマット>セル>テキスト折り返し
・日付の表示を変えたい
  フォーマット>フォーマット>日付と時刻の右にあるi
・並べ替えたい
  並べ替え、フィルタ、および分類>列を追加>今すぐ並べ替え
  ※ヘッダ行に分かりやすい名前入れてからやる
  ※書名は「上」より「下」が先になったり、「1」の次に「10」が来たりする。
  ※フォーマット指定しないと日付も1月の次に10月が来る。

6.用紙サイズを決める

印刷会社が決まっていればそこのテンプレートを使うべきではあるが、Pagesだとテンプレートが用意されていない場合もある。「Pages 入稿 テンプレート」などを検索して参考にした。 

(凡例)
…のアイコン:詳細
・余白を設定したい
  詳細>書類設定>書類>カスタムサイズ

*パソコンで作業できれば選択肢は遥かに多い。

7.文書にする

Numbersで作った表をPagesに貼ってpdf出力する。

(凡例)
ペンキ塗るやつのアイコン:フォーマット
…のアイコン:詳細
文字入力中に右下に出る左向きのPみたいなアイコン:挿入
・表がでかい
 貼り付けた表の左上あたりをタップすると表全体を選択できる。
  フォーマット>配置>テキストと共に移動
  フォーマット>表>表のフォントサイズ
・表のタイトルを消したい
  
フォーマット>表>タイトル
・1列目の右側の枠線だけ太いのが困る
  フォーマット>表>ヘッダとフッタ>ヘッダ列で0を指定
・列の幅を指定したい
  フォーマット>表>行と列のサイズ
・ページ区切りとセクション区切り
   挿入>ページ区切り/セクション区切り
・ヘッダとフッタ
  
詳細>書類設定>書類>詳細設定
  またはページの上の方か下の方をタップ
  フォント変更は「abc」、フォントサイズ変更は「ぁあ」
  *指定したセクションより前にページ挿入すると引き継がれないっぽい。
・ページ番号がセクションごとに1から始まるのが困る
  詳細>書類設定>セクション>前のセクションと一致させる(オフ)
・一括置換
  command+f>置換対象入力>「置き換える」長押し>すべて置き換え
・目次の融通が効かない
  効かない

8.入稿する

製本直送.comにした。表紙はmedibangで作ってpngで入稿したが、自動作成コースなどもあるらしい。
・横書きの場合は左綴じ
・左綴じの場合は表紙が右側、裏表紙が左側
・注文後キャンセルできないからデータ作った翌日にチェックしてから入稿したほうがいい
・普通便で入稿してから届くまで大体1週間くらいかかった

9.届く

漫然と読んでいた記録であっても製本されるとなかなか厚みがあって面白い。忘れた気でいても読んだことは何となく思い出せる。そもそも記録が抜けている時期があったり読んだ記憶が出てきたところで内容はすっかり忘れていたりしたが楽しいものだ。

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