高校生への読書録⑤

「80歳の壁」和田秀樹 幻冬社新書
 80歳になるってどんな感じだろう。と思って手に取ってみた。まず、新書だけれど、書いてある文字が大きいのが印象的。普通の新書の倍くらいの字で書いてある。老眼には良いかもしれない。
 基本的には、楽しんで生きようよ、っていう本。オムツになっても、認知症になっても、病気になっても、それらと付き合って生きていこうよ、っていう本。その姿勢は悪くないと思う。
 高校生の時にはピンとこないかもしれないけれど、誰でも、老いる。誰でも死ぬ。これは普遍的な事実である。今日、本田圭佑選手が、近畿大学での卒業講演していたのを聞いたけれど、そのなかでも言っていた。「だれでも死ぬ」だから、自分がしたいことをして自分に素直に生きようよ、って。
 10代から、90代まで、いや、死ぬまで楽しんで生きられればいいと思う。体が自由にきかなくなっても、消化機能が衰えても、視力聴力が衰えても。

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