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お酒 いい気持ちと眠気と白々とした気分と

私は成人している。成人しているのでその権利を行使したまに酒を飲む。

今日は久しぶりに酒を飲んだ。飲んでひとしきりいい気持ちになった後寝てしまい、起きた直後の白々とした気持ちでこの文章を書いている。

私にとって酒は、飲んだ直後は本当に気持ちよく、世界がキラキラと輝いてさえ見えるときもあるほどなのだが、めちゃくちゃ眠くなってしまうものでもある。ただ問題はその後だ。

起きると、決まって空虚で、頭が冷えたような、「スンッ……」としたような気持ちになってしまうのだ。酔っぱらったら結局はほぼ全てこの境地に行き着いてしまう。なんだか寂しさがあるし、あとちょっと寒気もしちゃう。

こうやって書いていくと「じゃあ酒飲まなきゃいいじゃん」って感じに思われるかもしれないが、まあ待っていただきたい。

実は私は、この酔ったあとの境地が嫌いではない。むしろ好きかもしれない。
頭がスンッとしてるこの感じ、個人的にはいろいろな言葉が浮かんでくるのだ。私は、人間は言葉の生き物だと思っているので頭に言葉が浮かんでくるのは好ましいのである。たとえ寂しい気分がしても、ちょっと寒気がしても。
この日記も酔いから覚めたこの気持ちだからこそ書いているところもあるし……。

あとは単純に酔っているときの感覚も好きなのだ。
やっぱり見てる世界はキラキラさせていたい。

ただ毎日は飲まない。
この一連の精神の儀式は、ここぞという時に行いたい(毎日のお酒を買うお金がない)し、慣れてしまうのが怖いからだ。

ちなみに、こんなことつらつらと書いておいて私はお酒に普通に弱い。
上に書いた今日の酔いは缶ビール一本(350ml)飲んだだけで引き起こされたものである。コスパいい〜。
でもすぐ顔が赤くなってしまうので、飲み会のときはなんだか気恥ずかしくなってしまうのだ。

体質とはいかんともしがたいものですねぇ……。

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