各言語でジャンボの翻字とジャンボ小文字
日本テレビで令和4年1/2に放送されたバラエティ番組『千鳥かまいたちアワー』で最近のTV番組は“ジャンボが足りない”という理由でジャンボゲーム対決が行われたことが話題となりました ( 参考👉 https://natalie.mu/owarai/news/460227 )。
ジャンボが盛んだった昭和時代のTV番組におけるケースでは、TBS『8時だョ!全員集合』のキャラクター・ジャンボマックスはジャンボとマックスの組み合わせでパワーワードとなっています。
玩具ではポピー/バンダイの『ジャンボマシンダー』シリーズが人気となりました。
今回は巨大なものを意味する“ジャンボ”の各言語における翻字における取り上げます。他にも大型小文字も取り上げます。
ジャンボ - JUMBO/JAMBO
19世紀に話題になった巨象の名称〈Jumbo〉に由来するもので、ディズニーアニメ映画『ダンボ Dumbo』の由来にもなっています。
スワヒリ語で〈Jambo〉は“こんにちは”の意となっています。
かなり巨大なものにつく接頭語にもなっています。
ドイツ語・オランダ語・フィンランド語でJumboはは“ユンボ”と読むのですが、日本で油圧ショベルの意のユンボは英語で〈Yumbo〉と表記されます。
【Jambo】スワヒリ、ウズベク
【Jumbo】英、フランス、オランダ
【Júmbó】アイスランド
【Jymbo】ウェールズ
【Ĵumbo】エスペラント - 形容詞の場合は〈Ĵumba〉[ジュンバ]。
【Cambo】アゼルバイジャン
【Djambo】ポルトガル、オランダ
【Dzsambo / Dzsambo】ハンガリー
【Džambo / Džambo】チェコ、セルビア・クロアチア
【Džiumbo / Džiumbo】スロベニア、ラトビア
【Džumbo / Džumbo】スロベニア、ラトビア
【Dżambo】ポーランド
【Giăm-bô】ベトナム
【Ĝambo】エスペラント - 形容詞の場合は〈Ĝamba〉[ヂャンバ]。
【Ġambo】マルタ
【Xhambo】アルバニア
【ᏨᎻᏉ / Ꮸꮋꮙ / Tsvmiquo】チェロキー
【Τζάμπο】ギリシャ
【Джамба】ベラルーシ
【Джамбо】ロシア、ウクライナ、カザフ
【Джумбо】タタール
【Джъмбо】ブルガリア
【Жамбо】ウズベク
【Жумбо】モンゴル
【Ӂумбо】モルドバ
【Јумбо】セルビア
【Ҹамбо】アゼルバイジャン
【Ҷамбо】タジク
【Џамбо】セルビア、マケドニア
【Ջամբո】アルメニア
【ჯუმბო / ᲯᲣᲛᲑᲝ / Ⴟⴓⴋⴁⴍ】ジョージア
【ג׳מבו】ヘブライ
【דזשאַמבאָ】イディッシュ
【جامبو】アラビア、ペルシア、ウイグル
【جمبو】チュニジア、パシュトー、ウルドゥー、シンド
【جومبو】ジャウィ
【چومبو】エジプト・アラビア
【دجامبو】カザフ
【ژامبو】オスマン
【ژومبۆ】ソラニー
【ޖަމްބޯ】ディベヒ
【ܓ̰ܘܡܒܘ】アッシリア現代アラム
【जंबो】ヒンディー、マラーティー、ビハール
【जम्बो】ネパール
【জাম্বো】ベンガル
【জাম্বʼ】アッサム
【ਜੰਬੋ】パンジャブ
【ཇམ་བོ།】ゾンカ
【ꯖꯝꯕꯣ】マニプーリ
【જમ્બો / જંબો】グジャラート
【ଜମ୍ବୋ】オリヤー
【ᱡᱚᱢᱵᱳ】サンタル
【ஜம்போ】タミル
【జంబో】テルグ
【ಜಂಬೋ】カンナダ
【ജംബോ】マラヤラム
【ජම්බෝ】シンハラ
【ဂျမ်ဘို】ビルマ
【ဂျၢမ်ႈပူဝ်ႇ】シャン
【𑄎𑄧𑄟𑄴𑄝𑄮】チャクマ
【ជុមបូ】クメール
【จัมโบ้】タイ
【ຈັມໂບ້】ラオ
【金寶 / 金宝 / Jīnbǎo】中国[ジンバオ] - 象の名称。
【珍寶 / 珍宝 / Zhēnbǎo】中国[ヂェンバオ] - 巨大なもの。
【珍寶 / ㄓㄣㄅㄠˇ】台湾華[ヂェンバオ]
【詹伯 / Chiam-peh】台湾[チアムペエ] - 特撮『ジャンボーグA』の漢字表記は『詹伯A』。
【珍寶 / Zan¹bou²】広東[ジャンボウ]
【점보】韓国
【ጃምቦ】アムハラ、ティグリニャ
【ⴷⵊⵎⴱⵓ】アマジグ
【ꗘꕹ】ヴァイ
大型ラテン小文字
にしき的フォントでは、ラテン文字の小文字を大型化した字形でユニコードに含まれていないものが多数含まれていて、大型小文字を使用したい場合の見出し作成に役立つものとなっています。
Catrinityフォントにも大型小文字が採用されています。
但し、ラテン小文字《a》と《g》及びaの派生種は、にしき的フォントでは標準字形と著しく異なります (カロリンガ書体の異体字として外字に含まれています)。
英語の人工文字の一種であるi.t.a.は、本来ラテン文字の小文字のみを使用する文字体系で、20世紀後半に文章の先頭や固有名詞に小文字を大型化した字母が使用されていましたが、現在のi.t.a.公式サイトに見られる資料では固有名詞の語頭表記は常に小文字となっています。
にしき的フォントでは《æ》[eɪ エイ]や《œ》[oʊ オウ]の小型大文字が採用されています。