クルド語の文字体系について
5月15日はクルド語使用圏でクルド語の日です。
画像は5月15日に沖縄県の日本国本土復帰が50周年を迎えたことにちなんで、クルド語の各種文字体系による【沖縄】と【九州】の表記です。
今回はクルド語の文字体系について取り上げます。
ユニコード13.0で採用されたイェジディ文字の表示はグーグルフォントのサイト内にある【Noto Serif Yezidi】フォントが必要です。
クルド語各文字体系による日本語表記
クルド語の文字はクルマンジーではラテン文字・キリル文字による表記、ソラニーではアラビア文字による表記が用いられ、国や地域によって使用する文字体系が異なります。クルマンジーによるアラビア文字表記も見られ、クルド語版『ウィキペディア』ではラテン・アラビア両文字体系切り替え機能に対応しています。
アラビア文字表記はウイグル語と同じく母音が語頭に来る場合は担母音記号《ئ》が用いられ、子音字は母音が発音されない場合を除き、短音イ[i]を含んでいるインド系文字の表記に近いものとなっています。
促音は〈چچی〉[ッチ]のように連字で示します。
母音字
【A・a / А・а《ئا ، ا》】ア・アー。
【AY・Ay・ay / АЙ・Ай・ай《ئای ، ای》】アイ[aːj]。
【AW・Aw・aw / АԜ・Аԝ・аԝ《ئاو ، او》】アウ[aːw]。
【I・i / Ь・ь《ئ》】イ - アラビア文字表記では語末に来ないため、ウイグル語同様、本来語末形と独立形が使用されない。クルド語版ウィキペディアの文字体系切り替え機能では語頭のラテン字母《I・i》からアラビア字母《ئـ》への変換は未対応。
【Î・î / И・и《ئی ، ی》】イ・イー - アラビア文字表記で語末の短音イはラテン文字表記が《I・i》であっても常にこの字母を用いる。
【U・u / Ӧ・ӧ《ئو ، و》】ウ
【Û・û / У・у《ئوو ، وو》】ウー - 柔道の〈jûdo〉のようにウ段長音を示すが、有珠山の〈Ûsû〉のように例外的にウ段短音にも用いられる場合がある。
【E・e / Ә・ә《ئە ، ە》】ア[æ~ə]又はエ[ɛ] - ウイグル語と同じくアラビア文字AE《ە》を用いるのがペルシア語HEH《ه》との違い。英語経由で用いられる場合がある。大学書林・刊『クルド語入門』(縄田鉄男・著)では日本語のアと同じ[a]音とされていて、方言によっては[a]音となっていると思われる。
【Ê・ê / Э・э, Е・е《ئێ ، ێ》 】エ・エー - キリル文字表記では語頭は《Э》を使用し、語中・語末は《Е》を用いる。
【O・o / О・о《ئۆ ، ۆ》】オ・オー - 長短の区別はされない。
子音字
【K・k / К・к《ک》】カ行
【G・g / Г・г《گ》】ガ行 - 20世紀前半は《ݣ》が使用されていた。
【S・s / С・с《س》】サ行
【Ş・ş / Ш・ш《ش》】シャ行
【Z・z / З・з《ز》】ザ行
【C・c / Щ・щ《ج》】ジャ行・ヂャ行 - ラテン文字ではトルコ語と共通の表記となり、キリル文字ではシチャーをヂャ行音に転用している。
【J・j / Ж・ж《ژ》】ジャ行 - 日本語のジャ行音由来の外来語はこれを用いる。
【T・t / Т・т《ت》】タ行
【D・d / Д・д《د》】ダ行
【Ç・ç / Ч・ч《چ》】チャ行
【TS・Ts・ts / ТС・Тс・тс《تس》】ツァ行
【DZ・Dz・dz / ДЗ・Дз・дз《دز》】ヅァ行・ザ行 - キリル文字表記では日本語のザ行音翻字に用いられる場合もある。
【N・n / Н・н《ن》】ナ行・ン
【H・h / Һ・һ《ھ》】ハ行 - アラビア文字表記ではウイグル語と同じくヘー・ドーチャッシュミーを用いる。異体字のヘー・ゴール《ہ》は語頭《ہـ》と語中《ـہـ》に限り用いられ、『クルド語入門』の文字表に記載されている。
【X・x / Х・х《خ》】ハ行 - キリル文字表記では日本語のハ行音翻字に用いられる場合もある。
【F・f / Ф・ф《ف》】ファ行
【B・b / Б・б《ب》】バ行
【P・p / П・п《پ》】パ行
【M・m / М・м《م》】マ行
【Y・y / Й・й《ی》】ヤ行・(二重母音の)イ - キリル文字表記でヤ行は常に《Й》で示す。
【YA・Ya・ya / ЙА・Йа・йа《یا》】ヤ・ャ
【YU・Yu・yu / ЙӦ・Йӧ・йӧ《یو》】ユ・ュ
【YÛ・Yû・yû / ЙУ・Йу・йу《یوو》】ユー・ュー[juː]
【YÊ・Yê・yê / ЙЕ・Йе・йе《یێ》】イェ・ェ
【YO・Yo・yo / ЙО・Йо・йо《یۆ》】ヨ・ョ
【R・r / Рʼ・рʼ《ڕ》】(語頭の)ラ行 - ラテン文字表記では区別されない。アラビア文字の異体字は《ڒ》。
【R・r / Р・р《ر》】(語中の)ラ行
【L・l / Л・л《ل》】ラ行 - 人名など外国の固有名詞に用いる。
【W・w / Ԝ・ԝ《و》】ワ行・(二重母音の)ウ - 近年はセルビア語やボスニア語のキリル文字表記でもラテン文字表記で《W・w》と表記されるものの翻字に用いられ、由来となったラテン文字の同型字母で代用されることが多い。
【V・v / В・в《ڤ》】ヴァ行 - アラビア文字はホラズム語や中世ペルシア語で使用されていた字母がルーツで、異体字は《ڨ》で『クルド語入門』ではこの字形となっている。
【NG・Ng・ng / НГ・Нг・нг《نگ》】ンガ行・鼻濁音ガ行
日本語翻字で用いられない字母
🔶日本語翻字で用いられない字母も取り上げます。
【Eʼ・eʼ , ◌ʼ / Әʼ・әʼ , ◌ʼ《ع》】ア行[ʕ] - ペルシア語と異なり、アラビア文字アイン《ع》と同一発音。ラテン・キリル両文字体系ではアポストロフ《ʼ》を母音字の後に付加するタイ文字の〈แอ〉のような方式で発音を示す。1910年代のドイツの考古学研究誌『Anthropos』第6巻のイェジディ文字の解説では左右逆のエジプト学アリフ《Ꜣ・ꜣ》を発音表記に用いた。
【Q・q / Ԛ・ԛ《ق》】カ行[q] - 近年はセルビア語やボスニア語のキリル文字表記でもラテン文字表記で《Q・q》と表記されるものの翻字に用いられる。
【Kʼ・kʼ / Кʼ・кʼ《ک》】カーフ……カ行[kʼ] - 放出音はソラニー・アラビア文字では区別されない。
【Ẍ・ẍ / Гʼ・гʼ《غ》】ゲイン……ガ行[ɣ] - ラテン文字表記はザザキ語で用いられる。
【Tʼ・tʼ / Тʼ・тʼ《ت》】タ行[tʼ] - 放出音はソラニー・アラビア文字では区別されない。
【Çʼ・çʼ / Чʼ・чʼ《چ》】チャ行[ʧʼ] - 放出音はソラニー・アラビア文字では区別されない。
【Ḧ・ḧ / Һʼ・һʼ《ح》】ハ行[ħ] - ラテン文字表記はザザキ語で用いられる。クルマンジー・アラビア文字では、英語翻字で語頭のハ行音に用いられる。
【Pʼ・pʼ / Пʼ・пʼ《پ》】パ行[pʼ] - 放出音はソラニー・アラビア文字では区別されない。
【L・l / Лʼ・лʼ《ڵ》】上点付きラーム……ラ行・ワ行[ɫ] - ラテン文字表記では区別されない。
イェジディ文字
イェジディ文字はクルド語クルマンジー方言の文字体系の一種で、21世紀に入ってからジョージアで復権されている文字です。
日本では吉川弘文堂・刊『世界の文字の図典』でアラビア文字との対照表が記載されています。
1910年代のドイツの考古学研究誌『Anthropos』第6巻では、イェジディ文字の表や当時のクルド語アラビア文字の対照表や、イェジディ文字で表記された文章が記載され、Googleブックスでアーカイブが見られます。
イェジディ文字による日本語表記
クルド語のラテン・キリル両文字との対照で、イェジディ文字による日本語表記用字母です。
短いイ音はアラビア文字表記同様、子音字のみで示されますが、語末は〈𐺝𐺨〉[キ]と長音と同一の表記となります。
促音は〈𐺇𐺇𐺨〉[ッチ]のように連字で示します。
母音字
【A・a / А・а《𐺀》】エリフ……ア・アー[aː]又はイ[i] - 長母音は〈𐺝𐺀〉[カー]のように示す。
【A・a / А・а《𐺬𐺀》】マッダ付きエリフ……アー[aː] - 語頭が長母音の場合に用いる。ラテン・キリル・アラビア文字表記では長短が区別されない。アラビア文字のアリフ・マッダ《آ》と異なりユニコードに採用されなかった。合成字母のため、エリフとマッダ記号との合成による文字化けが起こりやすい。
【AY・Ay・ay / АЙ・Ай・ай《𐺬𐺀𐺨》】アイ[aːj] - 語中・語末では〈𐺝𐺀𐺨〉[カイ]のようにマッダ記号は表記しない。
【AW・Aw・aw / АԜ・Аԝ・аԝ《𐺬𐺀𐺤》】アウ[aːw] - 語中・語末では〈𐺝𐺀𐺤〉[カウ]のようにマッダ記号は表記しない。。
【ʼI・ʼi / ʼЬ・ʼь《𐺫𐺀》】ハムザ付きエリフ……イ[Ɂi]・ア行[Ɂ-] - 合成字母のため、ブラウザによっては合成がうまく表示されない場合がある。
【Î・î / И・и《𐺀𐺨 ، 𐺨》】ヨット……イー[iː] - ソラニー・アラビア文字同様《ی》と同じく母音字と子音字の役割を持つ。
【U・u / Ӧ・ӧ《𐺀𐺣 ، 𐺣》】ウム……ウ[u]。
【Û・û / У・у《𐺀𐺣𐺣 ، 𐺣𐺣》】ウーム……ウー[uː]。
【E・e / Ә・ә 《𐺀𐺦 ، 𐺦》】エウ……ア[æ~ə]又はエ[ɛ] - 英語経由で用いられる場合がある。
【Ê・ê / Э・э《𐺀𐺱 ، 𐺱》】サーカムフレックス付きエート……エ[e] - 後述の《𐺀𐺩 ، 𐺩》の異体字。
【Ê・ê / Э・э, Е・е《𐺀𐺩 ، 𐺩》】エート……エー[eː]
【O・o / О・о《𐺀𐺥 ، 𐺥》】オウ……オー[oː]。
子音字
【K・k / К・к《𐺝》】カーフ……カ行[k]。
【G・g / Г・г《𐺟》】ガーフ……ガ行[ɡ]。
【S・s / С・с《𐺑》】スィーン……サ行[s]。
【Ş・ş / Ш・ш《𐺒》】シーン……シャ行[ʃ]。
【Z・z / З・з《𐺏》】ザー……ザ行[z]。
【C・c / Щ・щ《𐺆》】ジーム……ジャ行・ヂャ行[ʤ]。
【J・j / Ж・ж《𐺐》】ジャー……ジャ行[ʒ] - 日本語のジャ行音由来の外来語はこれを用いる
【T・t / Т・т《𐺕》】ター……タ行[t] - ソラニー・アラビア文字テー《ت》[t]と異なり、アラビア文字ター《ط》[ᵵ]に対応。
【D・d / Д・д《𐺋》】ダール……ダ行[d]。
【Ç・ç / Ч・ч《𐺇》】チーム……チャ行[ʧ]。
【TS・Ts・ts / ТС・Тс・тс《𐺕𐺑》】……ツァ行[ʦ]。
【DZ・Dz・dz / ДЗ・Дз・дз《𐺋𐺏》】ヅァ行・ザ行[ʣ] - クルド語キリル文字〈ДЗ・Дз・дз〉は日本語のザ行音翻字に用いられる場合もある。
【N・n / Н・н《𐺢》】ヌーン……ナ行・ン[n]。
【H・h / Һ・һ《𐺧》】ヘイ……ハ行[h]。
【X・x / Х・х《𐺊》】クハー……ハ行[x] - クルド語キリル文字《Х・х》は日本語のハ行音翻字に用いられる場合もある。
【F・f / Ф・ф《𐺙》】ファー……ファ行[f]。
【B・b / Б・б《𐺁》】ベー……バ行[b]。
【P・p / П・п《𐺂》】ペー……パ行[p]。
【M・m / М・м《𐺡》】ミーム……マ行[m]。
【Y・y / Й・й《𐺨》】ヨット……ヤ行・イ[j] - ソラニー・アラビア文字同様《ی》と同じく母音字と子音字の役割を持つ。
【YA・Ya・ya / ЙА・Йа・йа《𐺨𐺀》】……ヤ・ャ[jaː]
【YU・Yu・yu / ЙӦ・Йӧ・йӧ《𐺨𐺣》】……ユ・ュ[ju]
【YÛ・Yû・yû / ЙУ・Йу・йу《𐺨𐺣𐺣》】……ユー・ュー[juː]
【YÊ・Yê・yê / ЙЕ・Йе・йе《𐺨𐺩》】……イェ・ェ[jeː] - 横線付きが母音字。
【YO・Yo・yo / ЙО・Йо・йо《𐺨𐺥》】……ヨ・ョ[joː]
【R・r / Рʼ・рʼ《𐺎》】ラー……(語頭の)ラ行[r] - ラテン文字表記では区別されない。
【R・r / Р・р《𐺍》】ラー……(語中の)ラ行[ɾ]
【L・l / Л・л《𐺠》】ラーム……ラ行[l] - 人名など外国の固有名詞に用いる。
【W・w / Ԝ・ԝ《𐺤》】ワーウ……ワ行[w]
【V・v / В・в《𐺚》】ヴァー……ヴァ行[v]
【V・v / В・в《𐺛》】ヴァー……ヴァ行[v] - 異体字。
【NG・Ng・ng / НГ・Нг・нг《𐺢𐺟》】ンガ行[ŋɡ]・鼻濁音ガ行[ŋ]
【-《𐺭》】ハイフネーション記号……日本語翻字における[ンヤ]は〈𐺢𐺭𐺨𐺀〉のように示す。
🔶日本語翻字で用いられない字母も取り上げます。
【Eʼ・eʼ , ◌ʼ / Әʼ・әʼ , ◌ʼ《𐺗》】エイン……ア行[ʕ] - ペルシア語と異なり、アラビア文字アイン《ع》と同一発音。
【Q・q / Ԛ・ԛ《𐺜》】クヮーフ……カ行[q]
【Kʼ・kʼ / Кʼ・кʼ《𐺞》】カーフ……カ行[kʼ] - 放出音はソラニー・アラビア文字では本来区別されない。この字母と同じ発音のジョージア文字KAN《კ》はジョージア語による日本語表記でカ行音に当てられる。
【Ẍ・ẍ / Гʼ・гʼ《𐺘》】ゲイン……ガ行[ɣ] - ラテン文字表記はザザキ語で用いられる。『Anthropos』第6巻に見られるラテン文字表記では拡張ラテン文字のダブルアール《ꭈ》が見られる。
【S・s / С・с《𐺅》】セー……サ行[s] - アラビア文字サー《ث》[θ]に対応。英語の無声音〈TH〉の翻字に用いられると想定される。
【S・s / С・с《𐺓》】サード……サ行[ᵴ] - アラビア文字サード《ص》[ᵴ]に対応。
【Z・z / З・з《𐺌》】ザール……ザ行[ᵶ] - アラビア文字ザール《ذ》[ð]に対応。英語の有声音〈TH〉の翻字はダール《𐺋》が用いられる可能性が高い。
【Z・z / З・з《𐺖》】ゼー……ザ行[ᵶ] - アラビア文字ザー《ظ》[ᵶ]に対応。
【Tʼ・tʼ / Тʼ・тʼ《𐺄》】テー……タ行[tʼ] - 放出音はソラニー・アラビア文字では本来区別されない。この字母と同じ発音のジョージア文字TAR《ტ》はジョージア語による日本語表記でタ行音に当てられる。
【D・d / Д・д《𐺔》】ダード……ダ行[ᵭ] - アラビア文字ダード《ض》[ᵭ]に対応。
【Çʼ・çʼ / Чʼ・чʼ《𐺈》】チーム……チャ行[ʧʼ] - 放出音はソラニー・アラビア文字では本来区別されない。この字母と同じ発音のジョージア文字はCHAR《ჭ》だが、ジョージア語の日本語翻字ではCHIN《ჩ》を使用するのがルールである。
【Ḧ・ḧ / Һʼ・һʼ《𐺉》】ハー……ハ行[ħ] - ラテン文字表記はザザキ語で用いられる。ペルシア語と異なり、アラビア文字ハー《ح》と同一発音。
【Pʼ・pʼ / Пʼ・пʼ《𐺃》】ペー……パ行[pʼ] - 放出音はソラニー・アラビア文字では区別されない。この字母と同じ発音のジョージア文字PAR《პ》はジョージア語による日本語翻字表記でパ行音に当てられる。
【L・l / Лʼ・лʼ《𐺰》】上点付きラーム……ラ行・ワ行[ɫ] - ラテン文字表記では区別されない。
クルド語キリル文字で軟音符《Ь》が語頭に来る外来語・固有名詞表記
アルメニアなどで使用されるクルド語キリル文字では、キリル文字使用言語の大半では軟口蓋化を示す軟音符《Ь・ь》がラテン文字短音イ《I・i》及びそれを含む担母音記号であるアラビア文字ハムザ付きヤー《ئ》に対応することから、英語などヨーロッパの言語由来の固有名詞の翻字で短音エ《E》あるいは短音イ《I》が語頭に来る場合に、用いられる場合があります。
軟音符が語頭に来る例です。
【Ibn➡Ьбн〈ئبن〉】イブン
【Içiro➡Ьчьро〈ئچرۆ〉】イチロー - 日本の人名〈一郎〉から。
【Idward➡Ьдԝард〈ئدوارد〉】エドワード - 英語圏の人名〈Edward〉から。
【Ingrîd➡Ьнгрид〈ئنگرید〉】イングリッド - 英語圏の人名〈Ingrid〉から。
【Ingrîda➡Ьнгрида〈ئنگریدا〉】イングリダ - リトアニアの人名〈Ingrida〉から。
【Instagram➡Ьнстаграм〈ئنستاگرام〉】インスタグラム
【Internet➡Ьнтәрнәт〈ئنتەرنەت〉】インターネット
【Iraq➡Ьʼраԛ〈عراق〉】イラク - アラビア文字アイン《ع》に対応するアポストロフ《ʼ》を省略した〈Ьраԛ〉表記もある。
【Irîka➡Ьрика〈ئریکا〉】エリカ - 人名〈Erika〉から。
【Ister➡Ьстәр〈ئستەر〉】エステル - フランス語圏の人名〈Esther〉から。
【Iştar➡Ьʼштар〈عشتار〉】イシュタル - 神名〈Ishtar〉から。