Jigmoフォントに見られる漢字明朝字形

画像1 花園明朝の後継的なフォントであるJigmoシリーズはユニコードの領域ごとに3種類のフォントに分割されています。Jigmo2では令和5年9/12に更新されたユニコード15.1のCJK漢字拡張-Iの漢字が含まれています。画像はその一部です。
画像2 Jigmo3フォントに含まれるCJK漢字拡張-GとHです。二簡字のみに存在する《翼》の略字は、日本の印刷標準字体に基づく例外字形となっていて、簡体字・二簡字・古壮字のみに存在する字であっても一部に含まれる康熙字典体の字形による字が一致すれば、印刷標準字体の偏旁が最優先されるルールが花園明朝から受け継がれています。
画像3 Jigmoシリーズの基本フォントであるJigmoに含まれる文字・記号の一部です。漢字構成記述文字記号はユニコード15.1で5種追加されました。ハングルの字形は花園明朝の明朝体と異なり伝統書体となっています。注音符号の字形も花園明朝と異なり、台湾語注音符号の字形が統一された書体となっています。
画像4 Jigmo2に含まれる漢字の一部です。花園明朝の特徴を受け継いでいる字形となっています。フリーフォントのJigmoフォントシリーズのライセンスは公式サイト https://kamichikoichi.github.io/jigmo/ によると“CC0 1.0”となっています。