ゲール文字再現チャレンジ

画像1 3月17日は聖パトリックデーで、アイルランド語週間の最終日です。アイルランド語の文字であるゲール文字をにしき的フォントで再現したものです。MUFI準拠のラテン文字の大型小文字や異体字、一部拡張キリル文字で表記しています。大文字は本来のゲール字母の他に一部通常のラテン字母も許容されています。
画像2 にしき的フォントにおけるダイアクリティカルマーク付きゲール字母と拡張ゲール文字です。ワ行のBH《Ḃ・ḃ》[w/vʲ]とヤ行のDH《Ḋ・ḋ》[ɣ/ʝ]は現行ラテン文字正書法の外来語表記に限り用いられる《W》と《Y》の代替表記のように思われます。ダイアクリティカル付き母音字はアイルランド語🇮🇪ではアキュート《ˊ》, スコットランド・ゲール語🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿ではグレーブ《ˋ》です。
画像3 Catrinityフォントによるゲール文字に似せた字形一覧です。ラテン大文字《J》はドットなしJ《ȷ》に対応するデセンダまで伸びた形状のものがゲール文字本来の《J》の字形となっています。アンパサンド《&》と同義のティロ記号エト《⁊》は大小文字の他にスモールキャピタルが見られます。