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大阪へ行ってきた(4)和歌山線経由で大阪へ(1291文字)

しつこく続きます。お目汚しごめんなさい。

いよいよ大阪へと向かう。
午後からは雨予報とのことなので、車は自転車ごと五條に置いて行く。
ふつう五條から大阪は桜井線で行くのだが、大都市近郊区間の特例を使って和歌山周りで行く。35年くらい前に天王寺発紀勢線周りの名古屋行きという列車があり、乗ったように思うが、記憶が全然ないので、当該路線は未乗ということにしてある。
だって「乗った」という事実だけでは、乗った意味ないですやん。
和歌山線の列車が11時過ぎなので、それまでに郵便局で風景印と旅行貯金を済ませて、駅前の駐車場に駐車。1日400円、2日で800円。
ただ同然じゃないかよ、ほんとかな。

11時3分発の和歌山行き。
2両編成の電車はロングシートだけれど、乗り心地は快適。
体を前に向け、ずっと吉野川を見る。
途中からは紀ノ川になるんだっけ。
幅が広くなり、谷ではなくなってくる。
市街地に入ると和歌山。
ここから紀州路快速と呼ばれる列車に乗る。
転換式ロマンスシートは長時間の乗車にはありがたいものだ。
和歌山を出る時には「京橋行き」になっていたが、車内に入ると、「大阪環状線行き」と、よくわからない表記に変わる。さらに大阪に近づくと行き先は言わなくなり、やがて天王寺へ。
天王寺からも快速運転を続けて行く。
この列車は一体どこが終点なんだろ!?
地下鉄堺筋線に乗りたいので、新今宮で降りるのが正解だろうが、そのまま終電まで乗り通すことにした。
幸い隣は若い女性だし、気分は悪くない。
列車は大阪からは各駅に停まるようになる。
当初の終点だった京橋を過ぎたところで「天王寺行き」になった。
つまり阪和線を上って来て、天王寺から大阪環状線に入り、大阪環状線を一周して天王寺で終わるわけだ。
天王寺から大阪環状線の各駅停車を待ち、次の新今宮で下車したら、駅を一旦出て地下鉄動物園前駅に降りて長堀橋まで地下鉄に乗る。
簡単に書いているけれど、大阪の地下鉄は30年ぶりくらいだし、御堂筋線に乗ったくらいなので、ほとんど知らない。
自分が乗る区間だけしっかり調べて記憶して来たのである。
堺筋線は阪急が乗り入れているので、一層ややこしかったが、地下鉄線内は各停になるので北行きの電車に迷わず乗る。車両は阪急だった。四条なんとかって行き先だったような。
今日の宿はそこから徒歩5分。一本道なのでわかりやすい。いや、わかりやすいところを選んだのだ。
目についたラーメン屋さんに入る。
朝からなんも食ってない。
うどんやらラーメンやら中華そば、いろいろ書いてるけど、要は皆ラーメンのような気がする。
その中でカス中華を頼んでみた。
カスとはなんぞ?
しかし肉のいい出汁が出てる割にはくどくない。
後で聞いたところ、なかにはいっている透明の物体は、牛ホルを炒めたものだそうな。
油脂分はかなり抜けているが、旨みはたっぷり。
全国展開希望じゃ。

「ロードバイクを部屋に持ち込める宿」だったのに、フロントで聞いたら、「自転車置き場になります」とは。
自転車置き場も相当奥まったところなのでよほど安心だが、ロードバイクにはスタンドがないので実際には置くところがない。
次はないな。


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