岸田繁のウマウマ放浪記 #4
なんやかんや言うて、自分で作る雑なメシっちゅうもんが、たまにはいちばん美味い、と思うこともある。雑メシ特集なので、今回はタダ読みできます。その代わりちょっとした宣伝あり。
基本的には、人に作ってもらうメシっていうもんがいちばん美味いんだけど、ひとに食わせない前提で作った自分のメシってのが、世界でいちばん美味いような気もすんのよね。
写真のパスタは、オイルサーディンのパスタ。①ニンニクを3から4欠けくらい皮を剥き、包丁の腹で少しつぶす。フライパンにオリーブオイルとニンニク、鷹の爪を入れ、蓋をして弱火にかける。別の鍋で、スパゲッティを塩水で茹でておく。麺は芯が残るくらいまでの茹で方で。
②ニンニクが焦げる前に、竹中缶詰のオイルサーディンと、スライスしたタマネギ、細かく刻んだオリーブ少々、あればシメジなんかをフライパンに放り込みいったん強火にしてすぐに火を落とす。
③茹で上ったパスタをフライパンに移し、②と混ぜ合わせながら白ワインと茹で汁を入れ、強火にかけ蓋をする。煮立つ前に火を落とし、塩コショウをしてでき上がり。
ちょっとボケてるけど、この「ウマ丼」はもっと簡単です。
①飯を炊く。
②豆板醤、刻んだ細ネギ、すりゴマ、卵黄、そして竹中缶詰のオイルサーディンを飯の上に美しくデコレーションする。
③お醤油を少し垂らして、あとは好きに食べる。
そのまま食うってのもいいんです。意外と、焼酎のアテにいけます。
ちなみにこの竹中缶詰のオイルサーディン、マイワシとカタクチイワシ、ハタハタやカキ、シシャモなど多くの種類がありどれも美味いです。くるりの最新アルバム「THE PIER」制作の舞台となった京都府北部日本海側の港町、宮津名産なんですが、おそらくオイルサーディンの缶詰としては世界一美味いと思います。
そんな縁あって、一方的な愛で音博と竹中さんでコラボしたのですが、告知そんなにしてなかったので通販で売ります。是非是非お買い求めください。
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