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Quorum読むラジオ第29回 2021年12月7日配信【中編】

Quorumラジオは代表で子供4人のママでもある杉本直子と、相方のたくちゃんコーチが毎週配信してます。

✿穏やかな気持ちになりたい
✿「そのままでいいよ」と自分を認める方法を知りたい

ラジオでは、時事話やコーチング、家族との関係構築などの話題を、ゆる〜と小気味良く話してます。

こちらで配信してるので、過去のアーカイブも是非お楽しみください。皆さんのコメントも随時募集中です。気軽にコメントしてください。

2021年7月からは1コマ約30分間の放送になってます。


■Quorumラジオ#28


たくちゃん:そうかもね。今まで蓋をしてきた業界かなって思うんですね。僕もコーチとして関わらないところにいたんですけど、社労士のポジションだと顧問先の社員さんが鬱になっちゃったりしたら関わることになるんですけど、取り扱い方法がわからないですよね。だから色々支給できる金銭の手続きとかのお手伝いとかはできるんですけど、その人自体の取り扱いがわからなくて、無力感がすごいありますね。こういうのはどうしたらいいんだろうなっていうのは結構ありました。

かずみさん:メンタルに関することは本人も隠そうとしたり周りからしたら触れたらいけないのかなって思ったり、仕事をしてる人だと大変なのは当たり前だから弱音を吐かずに頑張らなきゃ、みたいなマインドって沢山の人が持ってるんじゃないかなって思って、私が今やってる仕事の中で一般の方に向けた個別相談をやっているんですけど、「メンタルヘルスとか働く中でも困りごとの相談受けますよ~」っていう感じで出してるんですね。そうしたら結構中間管理職の方とか、おそらく表ではバリバリ仕事できて、元気に見えているタイプの方が「こんな話はどこでしたらいいのか分からなくて」って感じで仕事のストレスやバランスが上手く保てないっていう話をされるんですよ。だから本当はすごい沢山の人が普通に抱えていることだと思うんですけど、従来のイメージで自分でも自分の気持ちを腫物に触るイメージを持っていたりとか、どう対応したらいいのかわからないっていうイメージを持っている人が多いのかもしれないですね。

■ソーシャルワークとコーチング

たくちゃん:そうですね。結構言ってもいい時代になってきたのかなって思いますね。前だったら、それ言ったら負け、みたいな会社から解除されちゃうみたいなのあったじゃないですか。今コロナ鬱から普通に戻ってこれてる人もいるし、言えるようになってきたのかなとは思います。そうしたらそれを受け入れる環境がないとね。相当ニーズ的には出てきてる気がしますね。

杉本:結構カウンセラーさんとコーチングの橋渡しをイメージを最初してたんだけど、今はグラデーションかなって。はっきり割れなくてよくて、それぞれが隣接する業界を把握していれば来てくださる方にとっていいタイミングで良い支援ができるんじゃないかなって。私結構思うんですけど、自分の業界だけで完結できるって思いすぎてもいけないし、自分の業界でできないことは違う人にすぐ投げればいいっていうのも違うと思っていて、投げられた人にとって、「なんか知らないけど出来そうなので投げました」って結構怖いことじゃない?って思って。だからこそ、コーチにしてもコーチの性格とかを知るとか、こちらもソーシャルワーカーさんだからこそすぐに投げるんじゃなくて、理解度を上げて自分たちの領域でなければお願いするとか、そこらへんって、業界が違うからうちじゃ見れないのでそれらしい業界にポンって投げるんじゃなくて、ちゃんとある程度分かったうえでいいタイミングでっていう連携は大事だってすごく感じるので、かずみさんがやってる窓口がもっと皆さんに見えてくれるといいなって思います

かずみさん:コーチの方にソーシャルワークの視点を取り入れてもらうっていうのもいいんじゃないかなって個人的に思います。

杉本:今度そういうセミナーしてください。

かずみさん:ぜひぜひ!ソーシャルワークって一体なんだっていうのがそもそも伝わりにくいと思うんですけど、今日のお話だとメンタルに課題がある人を助けるために介入できる職種みたいなイメージを持たれがちだと思うんですけど、必ずしもそうではなくて、多分ソーシャルワーカーの1番の特徴ってその人個人だけじゃなくてその人を取り巻く環境を見ていくっていうところが他の職種よりも強いと思うんですね。そういう意味で個別性がより高いなと思うんですけど、たぶんコーチの方もその人の可能性を引き出すとか行動を促進させる関わりとか、そのために自分の可能性に気づいてもらうのがコーチングなのかなって思っていて、ソーシャルワークは目の前に相談される方がいらっしゃるんですけど、全部の原因と物事がその人だけで完結しているわけでなくてって考えるんですね。さっき会社でメンタルがしんどくなっているひとがいたらなんて声を掛けたらいいのかわからないっておっしゃっていたと思うんですけど、わかんないって思うのはその人の中で何が起こっているのかわからないからじゃないですか。でもその人が仮に何かしらの病気にかかっていたとしても、その人が一人で発症したわけではないんですよね。会社の中でとかなら周りの人間関係かもしれないし相性の問題かもしれないし、どんな相互作用があって結果として病気という状態が現れてきているんだろうってことを考えていくので、じゃあより良くしていくためにはどこをお手伝いしたらいいのかなって考えていくのもソーシャルワークで、どの職業でも取り入れられるんじゃないかなって思います。

たくちゃん:なるほど、社会課題みたいな視点が近いのかな。

かずみさん:そうですそうです。まさに一人の困りごとは社会全体の課題っていうふうに捉えるんですよね。

■なぜソーシャルワーカーになったのか

たくちゃん:なるほど、もともと心理の大学に通っていたって聞いていたんですけど、進路を少しずつ変化していった理由は何だろうって考えていたんですけど・・・

かずみさん:そうですね。大学は心理学科だったんですけど、もともと高校は進学校に行っていたけど特に行きたい大学・学部とかなくて皆行くから行かなきゃみたいな感じで、文系だったので興味がありそうなところどこだろうって、たまたま見に行った大学のオープンキャンパスが教育学部を選んでいったら、教育学部心理学科のオープンキャンパスだったんですよ。それで、人のことを知るのは面白そうっていうすごい軽いノリで大学に行って、ただ卒業する時にそんなノリで入学しているので実際に勉強してどんな学問なのか、現場なのかちょっと知るわけですね。21歳の私にはまだ覚悟は足りないって思って、全然違う仕事を新卒ではやってましたね。でも25歳くらいの時にやっぱろ専門職で働きたいって思って、実際自分が社会で働く中で生きにくい社会だなとか、偏見とかいろいろあるのを目にしてやっぱりメンタルヘルスとか専門性のある仕事をしようと思った時に心理士の大学院に行くか、ソーシャルワーカーの専門学校に行くか悩んで、ソーシャルワーカーを選びました。

たくちゃん:こっちのほうが目指してる世界に近いなって思たんですかね。

かずみさん:そうですね。心理士さんだと私のイメージだと、個室で1対1で話して、その人の治療に関わっていくっていうイメ―ジだったんですけど、自分が社会に出たことによって、横並びで一緒に考えていくスタイルのほうが自分に合ってるなって思ったんですね。社会の中で生きていく中で同じ立場で悩んで考えるほうがいいなって思ってソーシャルワーカーにしました。

たくちゃん:そうか。上から助言するよりは並列の立場のほうが相談支援くらいのほうがいいってことだよね。結構違うかもね。

かずみさん:そうですね。もちろん心理士さんも横並びの支援をされている方はいっぱいいらっしゃると思うんですけど、ソーシャルワーカーのほうが実際の動きでも多いなって思います。

たくちゃん:これ聞いててもそういうもんなんですねってなってそう(笑)

かずみさん:そうですね。職種としては専門性が高いと思うんですけど、福祉の制度や枠組みがあるせいで見えなくなっているのがもったいないって思って。

たくちゃん:確かにその枠の中にいればできるけど、それじゃあ不満なんですね。

杉本:やってるからこそ見えてきて、変わらなきゃいけない核心を見えちゃうんだと思うんですよ。それってすごいと思うし、その一歩をたくちゃんを踏んででも踏み出していただけたらなって。

たくちゃん:なんで僕・・・(笑)

杉本:もうすでに踏み出されているので、是非二歩目を出していただいてひろげていってほしいですね。

たくちゃん:かずみさんを見てフリーランスのソーシャルワーカー微妙に増えていると思いますよ。

杉本:確かにお話したいですって言ってくださるソーシャルワーカーさん多いなって思うので、今日もたくちゃんにお声をかけて頂いて違う業界の方とのお話もちらほらあるので、広がるといいなって本当に思います。

杉本:こんな人おいでっていうのがあればキャッチフレーズとか。ソーシャルワーカーとしてとかずみさんとしての2つで。

かずみさん:結局どっちも言いたいことは同じなんですけど、誰でも生きてたら仕事しててもしていなくても、生き辛いとか、なんでこうなんだろうとか思ってる人いると思うんですよ。そこに疑問を持てるのってソーシャルワークの一部に片足つっこんでるとと思うんですよクエスションを持ったことに対して自分だったらどうしようかなって考えていらっしゃる方はみんな一緒に協働できる方だと思うので、そんな輪が広がっていけたらいいですね。ソーシャルワーカーって国家資格の職種になってますけど、ソーシャルアクション自体は誰でもできるので、そこに疑問を持ってるよって方が増えてたら社会の意見としてちゃんと届けば法律が変わるとかなるじゃないですか。LGBTとかわかりやすい例ですね。何か違うんじゃないって思っていることを一人では難しかったら総和にしていていけばより良い結果に変わるんじゃないって思いますね。


■Quorumとは


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