9/9 夢日記

僕は父と長い塔を駆け上がっていた。
その先にある駅を目指して。
(手すりという概念がないのか、一歩踏み外したらまっ逆さまだ。下を見ると吹き抜けから覗く闇に吸い込まれそうになる....., )

青く透き通る美しい塔だなあ!


しばらくすると踊り場のような場所へ着いた。
(遠くに赤ん坊を抱いた夫婦がいる....., )

父は「絶対に人様の子供は触るな」と言ってどこかへ飲み物を買いに行った。

しばらくその場で呆けていると、小さな柱に体が異様に小さい赤ん坊がふたりよじ登っていた。
向こうで会話に夢中になってる夫婦の三つ子の内のふたりだと直感したし、それが間違っているようには思えなかった。
ふたりの内、体の小さい方がよろけた!

僕が状況を理解し、急いで手を伸ばした時、ひとりの赤ん坊が手をすり抜け落ちた。

動転した僕は急いで彼を拾い上げたが、綿のはみ出た彼が再び動くことは想像できなかった。
咄嗟に柱の影にその壊れた残骸を隠し、急いで辺りを確認する。
(おかしい.., さっきの夫婦の姿がどこにもない....., )

刹那、背後から冷たく刺さるような視線を感じて、僕は起きた。