(エルデンリング考察)ミケラの目的
どもども。ミケラの目的に焦点を合わせた考察を書いてみました。ミケラはなぜ聖樹を創造したのか、ミケラはなぜ影の地に赴いたのか、、、この辺りについて考察しております。
※DLC発売後に書いた考察王と神の関係もあるのでこちらもよろしくお願いします
早速ミケラの目的の考察に進みたいところなんですが、その前にまず”満月の女王、レナラ”が抱きかかえる”琥珀のタマゴ”が一体何なのか?どういう役割をしているのか?という疑問を解き明かす必要があります。なので、まず琥珀のタマゴの正体について考察したあとミケラの目的に移ります。それではやっていきましょう!
ミケラの目的の考察の準備
琥珀のタマゴとデミゴッド
まずはレナラが大事に抱いている”琥珀のタマゴ”から見ていきます。レナラを倒すことで手に入る<<産まれなき者の大ルーン>>のテキストの初めの2行を見てみましょう。
このテキストから、”琥珀のタマゴ”=”産まれなかったデミゴッド”と解釈でき、”琥珀のタマゴはデミゴッド”になると言えます。デミゴッド=琥珀のタマゴ…どこか唐突ですね。この辺りは後半の説明で腑に落ちてくる部分があると思うのでとりあえず軽く流してください。しかし、琥珀のタマゴがデミゴッドになることが分かりましたが、琥珀のタマゴが一体何なのかはまだ不明です。次項でそれを探っていきましょう。
琥珀のタマゴって何?
琥珀のタマゴの正体、その答えのヒントは、聖別雪原の棄教の廃屋でのしろがねのラティナのイベントを見ていくと見えてきます。ここでは”大きな妹”に対してラティナはこう語り掛けています。
このセリフから、”大きな妹が最初の雫を受けとることにより、しろがねの命を為す”と解釈できそうです。しかし”最初の雫”とは何でしょう?そのヒントは、”大きな妹”の目の前で手に入る<<白銀の盾>>のテキストにあります。
銀の雫を模した盾に埋め込まれた琥珀…これは”琥珀”と”銀の雫”の関係について顕した盾だと思います。銀の雫はしろがね人の”大きな妹”を指し、”琥珀”は”最初の雫”を指していると考えられます。”琥珀”と”銀の雫”の2つが合わさることによって”大きな妹”は命を為すことができるのではないでしょうか(”命を為す”の意味は後で説明します)。”
しかし、”最初の雫”=”琥珀”であることが推測できますが、”琥珀”が一体何のかは結局分からない…その答えは、<<緋琥珀のメダリオン>>のテキストに書かれています。
”琥珀とは、黄金樹の古い雫であり”と書かれています。文字通り、”琥珀=黄金樹の古い雫”だと分かります。しかし黄金樹の古い雫とはなんのこっちゃ…?
黄金樹の古い雫
黄金樹の古い雫の理解を深めるため、狭間の地の地下世界で見られる遺跡の石に刻まれた絵を見ていきます。
この石に刻まれた絵は何を顕しているのでしょうか?順に見ていきましょう。
上から1番目は、船のようなものに見えます。”船で未開の狭間の地に人?が渡ってきた”様子ではないでしょうか。
2番目は、人々が木から何かを採取しているように見えます。”狭間の地で不思議な力のある樹液が採れた”様子ではないでしょうか。
3番目は人々が台の上で何か作業しているように見えます。”採取した不思議な樹液を使ってあらたな生命を創り出そうとした”様子ではないでしょうか。
4番目は何が描かれているのか判断が難しいですが、人々が中央の玉座を囲んでいます。”中央の玉座に神的な存在を創造しようとした”ぐらいの解釈でしょうか。それとも神的存在を創造するための何かの儀式でしょうか?
そして5番目は、恐らく赤子を抱えている絵で、”創造された神的な存在が子供を産み落とし始めた”様子と解釈できると思います。
これらの内容を纏めると、”海を渡って狭間の地に降り立った人たちが、生命の原始的な力を宿している樹液を発見し、その樹液を使って新たな生命体を神として創り、その生命体が子を産み始めた”となります。要するにこの彫刻は狭間の地での最初の文明の成り立ち、そして最初のデミゴッド誕生の歴史を顕しているのです。太古に採れた不思議な力を宿した樹液は、生命の原始的な力を宿している”黄金樹の古い雫=琥珀”と考えることが出来ます。またこの樹液を他の言い方で表すと、狭間の地の歴史が始まる原因となった"最初の雫"、すなわちラティナが言及していたものと同一であると言えそうです。そして<<産まれなき者の大ルーン>>のテキストから琥珀=デミゴッドなので、樹液から創られた存在はデミゴッドと言えそうです(琥珀に品質によって創られた存在にも等級が存在する可能性もあります)。ですので、かつて狭間の地では”黄金樹の古い雫”が採取でき、それを使いデミゴッドを創造していたと言えます。
話は少し逸れますが、しろがねのラティナのイベントで”命を為す”と出てきましたが、この5番目の壁画からその言葉の意味が分かってきます。この壁画は琥珀(最初の雫、黄金樹の古い雫)で創られた神的存在は子を産み出すことができることを表しています。つまり”大きな妹”も琥珀を得ることでデミゴッド化し、子を産み出すことができるのだろうと思います。”しろがね人のために命を為す”とは、しろがね族繁栄のためデミゴッドのような存在となり子を多く産むことを意味するのだと思います。
ミケラの目的
”デミゴッドを構成する大事な要素=琥珀”であること、”琥珀(のタマゴ)=かつて狭間の地で採取できた黄金樹の古い雫(最初の雫)”であることを説明したのでミケラの目的に移ります。
聖樹を創造した目的
しろがね人は救いを求めてミケラの聖樹を求めていますが、それはなぜでしょうか?ゲーム内ではなんとなくそういった信仰心を持って向かっているように見えますが、具体的な目的があります。その目的は”しろがねのラティナ”が”大きな妹”に授けようとした”最初の雫”です。しろがね人は、ミケラの創造した聖樹から滴り落ちてくるであろう樹液(最初の雫)を求めて聖樹を目指したのです。ですので、ミケラは報われないしろがね人のために聖樹を創造した…と言いたいところですが、恐らくそれは違います。雫を生成することは副次的にしろがね人に希望を与えることになっただけで、ミケラにはもっと大きな目的あったと思います。それは恐らく黄金のゴッドウィンの復活です。
ゴッドウィンの再生
魂の死を遂げたゴッドウィンをどうやって助けるのか?その答えは”魂の死”が何なのかが分かれば見えてきます。”黄金樹の古い雫”が多くのデミゴッドを構成している大事な要素であることが分かりました。じゃあどういった大事な役割があるのか?恐らく琥珀はデミゴッドの核のようなもので魂なのではないでしょうか。琥珀=魂。そして魂の死とは、デミゴッドの核である琥珀の破壊、又は損傷を意味し、琥珀を唯一傷つけられるのは死のルーンの力だけだったのではないでしょうか。そしてその修復には勿論琥珀(最初の雫、黄金樹の古い雫)が必要です。ですので、その琥珀を得るためにミケラは聖樹を創造したと考えられます。もしかすると”色褪せた太陽”とはゴッドウィンの色褪せてしまった琥珀の色のことを指し、そこに黄金の樹液をもたらし黄金色を取り戻すことがゴッドウィン復活の方法なのかもしれません。
また、聖樹の支えエブレフェールには至る所に盃が存在します。これはミケラが強く雫を求めていた証でしょう。
そして、聖別雪原がなぜ”聖別”と呼ばれているのか?恐らくこの雪原ではかつて琥珀(最初の雫、黄金樹の古い雫)を生み出していた大樹が存在した地域のために”聖別”雪原と呼ばれ特別な存在として崇められているのではないでしょうか。
ミケラが影の地に向かった目的
ミケラが影の地に向かった理由ですが、ここまで来るともう答えは出ているも同然です。恐らくミケラは聖樹を創造するも雫を生み出すことは失敗に終わりました。そうなるとミケラの次の行動はなんでしょうか?その答えはDLC発表時の画像にあります。見てみましょう。
馬に乗ってる少女はミケラ。そして遠くに見えるのは黄金樹の古い雫(=最初の雫=琥珀)です。これは、影の地にはまだ黄金樹の古い雫をもたらす大樹が存在し、影の地にミケラが降り立ち雫を目指しているところを表した画像ではないでしょうか。ミケラが影の地に到着するまでの過程は、
・ゴッドウィンを救うために雫を求めて聖樹を創造
↓
・しかし聖樹から雫を生み出すことに失敗
↓
・雫を生み出す大樹を求めて、モーグに攫われることによって影の地へ
と言った流れだと思います。
以上で考察は終わりです。ミケラがゴッドウィンを助けようとしている動機など不明な点も多々ありますが、DLCをプレイすれば分かってくるのではないでしょうか。
おわり
長いですが読んでいただきありがとうございました。考察を書いているとドンドン書きたいことが増えてくるのですが、もう少しでDLCが発売するということでそっちをプレイしてからまた考察を書きたいと思います(余裕があれば)。何かありましたら気軽にコメントください。ではでは。
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