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(エルデンリングDLC考察)坩堝の起源

※記事名を生命の起源から坩堝の起源に変えました

 どもども。今回は狭間の地の坩堝の起源について考察していきます。地下世界の石碑が重要なヒントになっていますので、その辺りを中心に考察を進めつつ狭間の地の真実に迫っていきたいと思います。少し長くなりますがよろしくお願いします。


1.大きな石棺の船

1-1.石碑一枚目の解釈

以前の考察ミケラの目的で、地下世界の石碑の一枚目(上画像)は”船で未開の狭間の地に人々が渡ってきた様子”を描いたものだと解釈しましたが、DLCで新たな事実が分かったことでその解釈は間違っていることが判明しました。じゃあこの絵は何なのかというと…これ(下画像)です。


青海岸で見られる大きな船


DLCエリアにある青海岸で見られる大きな船です。船首の牛の頭の形のようなものが石碑の絵と一致しているので、石碑の絵はこれらの船のことを指しているのだと思います。しかしこの船は一体何なのでしょうか?


1-2.大きな船の正体

 この大きな船に関しては、≪地図断片:南海岸≫のテキストで言及されているので見ていきましょう。

地図断片:南海岸

青く輝く花に覆われた幻想の海岸
どこからか流れ着いた巨大な石棺が積み重なり

地図断片:南海岸

このテキストから、この船は巨大な石棺だと分かります。”石棺の船がこの青海岸にどこからか大量に流れ着いた”ということです。棺なので中身は死者(死骸)だと予想できますが、具体的には何が入っているのでしょうか?


1-3.石棺の中身

 石棺の中身については、石棺の大穴で入手できる≪凝固した泥濘≫のテキストで言及されているので見ていきましょう。

凝固した泥濘

石棺から漏れ出る青黒い泥濘
泥濘とは、石棺に納められた
穢れた命のなれの果てであるという

凝固した泥濘

石棺の中には”青黒い泥濘”が入っており、それは”穢れた命のなれの果て”であることが分かります。”穢れた命のなれの果て”とは何でしょうか?”穢れ”という言葉はかなり抽象的で解釈が難しいので、穢れという言葉が出てくる他のアイテム、旅の調香師装備の≪旅の帽子≫のテキスト見てみましょう。

旅の帽子

その男は、癒し手の同志であり
新しい香薬、そして花園を探していたという
混種や忌み子、あらゆる穢れの治療のために

旅の帽子

ここで”穢れ”として具体的に挙げられているのは”混種”と”忌み子”です。この二種族の共通点は尾・翼・角といった”坩堝の諸相”が現れていること

混種と忌み子

このことから、恐らく、”穢れ”とは様々な生命が混じり合った状態である”坩堝”のことを指していると考えられます。ですので、穢れた命とは”坩堝の諸相(尾・鱗・角など)が現れた生命”と言えます。(厳密に言えば坩堝自体が穢れだと思いますが、少しややこしい話になるので割愛します)

 では穢れた命の”なれの果て”とはどういう意味でしょうか?なれの果てをネットで検索すると「落ちぶれていった結果の有様、没落して最終的に行き着いた状況」と出てきます。少し分かりづらい…ということで英語で書かれたテキストも確認してみます。英語では”The putrescence”とあります。日本語では”腐敗”です(マレニアの腐敗は”rot”)。これらの”没落していった結果”と”腐ったもの”から、”穢れた命のなれ果て”とは”生命が死後混ざり合って腐ったもの”と解釈できそうです。

 しかし、なんでそんなものが船に乗ってやってくるのでしょうか?その理由も考察していきましょう。


2.狭間の地の役割

2-1.石棺の船はどこからやってくるのか

 石棺の船の中身について”生命が混ざり合って腐った存在”と考察しました。しかし、なぜそんなものがこの狭間の地にやってくるのでしょうか。その答えは、影の地に存在する”鎮めの塔”の頂上の石碑に刻まれた言葉にあります。

鎮めの塔の頂上

狭間の中心
あらゆる死が流れ着き
あらゆる死を鎮める

鎮めの塔頂上の石碑

この言葉をそのまま受け止めると、”すべての死んだものは狭間の中心に流れて来て鎮まる”と読めます。”鎮める”を私たちに馴染み深い言葉で言えば”成仏”と言い換えれそうです。すなわち、狭間の地とは”死者が成仏する場所”だと言えるのではないでしょうか。死者が成仏して消えるまでの”生と死の狭間”のことを指しているので”狭間”の地と呼ばれていると考えられそうです。様々な生物が死後混ざり合い腐り、”穢れた命のなれ果て”である”生命が死後混ざり合って腐ったもの(凝固した泥濘)”も、遠く離れた狭間の地で成仏するために石棺の船に乗ってやってくるのではないでしょうか。アイテム≪ティビアの呼び声≫にはこう書かれています。

ティビアの呼び声

古来、死者は迷う者であり
先導が必要なのだ

ティビアの呼び声

船に乗ったティビアによって死者は狭間の地へと先導され狭間の地へやってくるのでしょう。続いては、狭間の地にやってきた”生命が死後混ざり合って腐ったもの”が具体的にどうなるのか考察していきます。


2-2.”穢れた命のなれの果て”は狭間の地でどうなるのか

 狭間の地は”凝固した泥濘(=穢れた命のなれの果て=生命が死後混ざり合って腐ったもの)”を鎮める場所、すなわち成仏するような場所であることは分かりましたが、具体的にはどうやって成仏するのでしょうか?これについては、”泥濘の追憶”から入手できる≪泥濘の渦≫のテキストを見ると分かります。


泥濘の渦

古い時代、死は霊炎に焼かれた
穢れた死肉、そのなれの果てであろうとも
かつて、死は等しくあったのだろう

泥濘の渦

死が二つ出てくるのでややこしいですが、一行目の死は”物理的な死”であり、三行目の死は”物理的な死んだものが成仏することを指しているのだと思います。そして、このテキストから、”古い時代、穢れた死肉のなれの果て(凝固した泥濘)は霊炎に焼かれ成仏していた”と解釈できると思います。霊炎とあるので、死儀礼の鳥が死を焼いて成仏さしていたのでしょう。

 しかし、一つ気になる文言があります。”古い時代”とあります。すなわち、昔は霊炎で死は焼かれていたが、いつからか焼かれなくなったということです。なぜでしょうか?その理由は地下世界の石碑の続きを読み解くことで見えてきます。



3.地下世界の石碑の解釈

3-1.残りの石碑の解釈

 地下世界の石碑の絵を見ていきましょう。

一枚目

一枚目はもういいですね。”穢れた命のなれの果て(凝固した泥濘)”が石棺の船で狭間の地にやってきた様子”です。

二枚目

二枚目はどうでしょうか。以前の考察では、”狭間の地で不思議な力のある樹液が採れた様子”と解釈しました。これはそのままの解釈でいいでしょう。

三枚目

以前の考察で三枚目は、”採取した不思議な樹液を使ってあらたな生命を創り出そうとした様子”と解釈しました。これでも問題は無いのですが、DLCの情報を得たことでもっと詳しく分かります。一枚目では”凝固した泥濘”が船で狭間の地にやってきたのだから、”凝固した泥濘と樹液により新たな生命を創り出した様子”と言えると思います。

四枚目

以前の考察で四枚目は中央に玉座が置かれている状況から”中央の玉座に神的な存在を創造しようとした”と解釈しました。しかし、大事なことを見落としていました。玉座と言えば何でしょうか?玉座と言えば王なので、神ではなく”王”なのではないでしょうか。ですので、”中央の玉座に王を創造しようとしている様子”と考えられます。

五枚目

五枚目はどうでしょうか。何かを抱えて座っているように見えます。この雰囲気、どこかで見覚えないでしょうか?下画像を見てください。

地下世界で見られる謎の大きい人たち

左側は”永遠の都ノクローン”と”永遠の都ノクステラ”で見られ、玉座に座った大きなミイラのようなもの。そして右側は地上のウルド王朝や地下世界のウル王朝で見られ、石板のようなものを抱えている大きな石像です。この二つを足すと石碑の五枚目の絵のような存在になるのではないでしょうか。これらが、四枚目の玉座から”王”ではないかと推察しましたが、もう少し詳しく見ていきましょう。


3-2.地下世界の大きな像

 さてこれらの大きな存在は一体何なのでしょうか?まず、≪写し身の雫の遺灰≫のテキストを見てみましょう。

写し身の雫の遺灰

召喚者の姿を模倣し、戦う霊体
ただし、その意志までは模倣できない
永遠の都が、王を創らんとした遺物である

写し身の雫の遺灰

このテキストから”永遠の都では、写し身の雫を使って王を創ろうとしていた”と読み取れます。ですので、”永遠の都で見られる玉座に座った大きなミイラは、写し身の雫を使うことによって創られた不完全な王”だと考えられます。しかし、写し身の雫は模倣するので模倣する対象が必要です。何を模倣したのでしょうか?それは、先ほどの画像右側のウル王朝ウルド王朝にある石像なった存在ではないでしょうか。元々、ウルド・ウル王朝の石像が王として創造されており、地下世界の石碑に描かれていたのはその石像と言えそうです。ウル王朝ウルド王朝の時代には王を創造できていたが、永遠の都の時代には何らかの理由で王を創造できなくなったのでしょう。創造できなくなった理由ですが、以前の考察でも取り挙げましたが、聖別雪原の棄教の教会での”しろがねのラティナ”のイベントのラティナにヒントがあります。

受け入れておくれ、最初の雫を
そして命を為しておくれ。我らすべてのしろがねのために

棄教の廃屋でのしろがねのラティナ

詳しくは考察ミケラの目的を読んで欲しいのですが、このイベントと大きな妹の目の前で拾える≪白銀の盾≫から、”琥珀”と”銀の雫”の二つが合わさることによって”大きな妹”は命を為すことができると考察しました。また、琥珀とは”最初の雫”であり、石碑の二枚目に描かれているものが”最初の雫”であると考察しました。これらのことより、恐らく、ウル王朝ウルド王朝から永遠の都に時代が変遷していく過程のどこかで最初の雫が取れなくなってしまったのではないでしょうか。この辺りの考察も進めていきたいところですが、少し脱線してしまうので話を戻しましょう。

 とりあえず、”石碑の五枚目の絵は王であり、ウル王朝ウルド王朝や永遠の都にある大きな像のようなものである”、まで話は進みました。しかし、この王という存在は何なのでしょうか?それは前回の考察王と神の関係を振り返れば見えてきます。どんな内容だったか簡単に述べると、”王は雫を受領し巨人の力を得ることができる”というもので、大樹からの雫は巨人の力を秘めているのではないかと考察しました。しかし、なぜ大樹の雫が巨人の力を持っているのでしょうか?その理由は、そもそも大樹の雫は巨人創造に使われていたためではないでしょうか。つまりは、ゲーム中に出てくる”王”という言葉は実質”巨人”のことを指しているのではないかと考えられます。創造した巨人のことを昔は王と呼んでおり、現代人から見ると大き過ぎるので今では巨人と呼ばれている、みたいな感じです。これだけでは納得できない方もいると思うので、もう一つ根拠を上げます。


3-3.巨人である根拠

 石碑に描かれているのが王であり巨人である根拠ですが、この石碑に描かれた存在がどうやって創造されたかを振り返れば見えてきます。石碑の三枚目を”穢れた命のなれの果て(凝固した泥濘)と樹液により新たな生命を創り出した様子”と解釈しました。先ほど樹液が巨人の源だと言いましたが、穢れた命のなれの果ても巨人の源だと言えます。それはなぜか?≪すべての坩堝のタリスマン≫のテキストを見てましょう。

坩堝の諸相、その全てが混ざった巨大な塊
かつて、巨人の身体に生じたものとされ
塔の神話では、坩堝の母とも呼ばれている

全ての坩堝のタリスマン

このテキストから、”巨人の身体には巨大な塊が生じ、その塊は坩堝の諸相の全てが混ざっている”と分かります。しかし、なぜ、巨人の身体が坩堝の諸相の全てが混ざったものが生じるのでしょうか。それは当然、巨人には”凝固した泥濘=穢れた命のなれの果て”が含まれているからです。今回の考察では、凝固した泥濘(穢れた命のなれの果て)の正体を”生命が死後混ざり合って腐ったもの”と考察しました。生命が混ざり合ったもの…これは正しく坩堝ではないでしょうか。図で表すとこんな感じです。

巨人と塊の関係

ですから、当然、巨人から排出された塊にも坩堝の諸相が現れてくるのです。
 という訳で長くなりましたが、凝固した泥濘がいつからか霊炎で焼かれなくなった理由も分かってきました。その理由は、”ある時から凝固した泥濘は巨人創造に使用され始めた為”と考えられます。


4.生命の起源

4-1.真実の母

 右往左往してきましたが、この考察の主題である”生命の起源”の話に移りましょう。生命の起源とは何なのか?結論から言ってしまえば巨人が生命の起源の一つだと考えられます。どうしてそう考えるのか。説明していきましょう。血の君主の追憶から手に入る≪血授≫のテキスト見てみましょう。

血授

血の底で、傷を望む真実の母に見えた時
モーグの呪われた血は、炎となった
そして彼は、生まれついた穢れを愛したのだ

血授

このテキストには、”モーグは地の底で傷を望む真実の母に見えた”と書かれています。地の底とは地下世界のことを指し、傷を望む真実の母とは自分の祖先のことを指していると考えられます。故に、”モーグは地下世界で祖先を発見した”と考えれます。真実の母である祖先とは誰なんでしょう?ここまで読んで頂けた方ならもう分かると思いますが、モーグウィン王朝のモーグと対峙する場所の画像を見てましょう。

モーグウィン王朝

先ほどの考察で”王”であり”巨人”ではないかと考察した石像がずらっと並んでいます。そうです。巨人が”真実の母”でありモーグの祖先であるのです。なぜモーグやモーゴットは角を持ち忌み子として産まれてきたのか…それは巨人から受け継がれた坩堝の諸相(凝固した泥濘)が発露した結果でしょう。また、≪全ての坩堝のタリスマン≫には「巨人の身体に生じたものとされ 塔の神話では、坩堝の母とも呼ばれている」と書かれており巨人が全ての始りであったことが示唆されています。

 しかし、ここでまた気になる文言が残っています。”傷を望む”とはどういうことでしょうか?そこの辺りも考察してみましょう。


4-2.”傷を望む”の意味

 巨人が真実の母であり狭間の地の生命の起源であると考察してきました。しかし、母であるのなら巨人は子を産むはずです。巨人はどうやって子を産み出すのでしょうか?これは恐らく”傷を望む”という言葉が関係していると考えています。ここで、≪デボニアの大槌≫のテキストを見てみましょう。

デボニアの大槌

赤味を帯びた原初の黄金
その古い聖性を宿した武器
打撃面には、生命の奔流が刻まれている

デボニアの大槌

”打撃面には、生命の奔流が刻まれている”とあります。生命の奔流が何なのかはとりあえず置いておいて、とりあえず打撃面を見てみましょう。

デボニアの大槌の打撃面

これは一体何でしょうか?この打撃面、根と根の中心の幹を表しているのではないでしょうか?”奔流”とは「激しい勢いの流れ」であり、生命の奔流とは”生命が勢いよく流れてる”ことです。根は大地から栄養素である生命エネルギーを集め中心の幹へと運びます。そしてその中心こそ”生命の奔流”であり生命エネルギーが激しく流れ込んでいる場所だと考えられます。そしてこれは、狭間の地の生命は根を張って大地からエネルギーを得ることにより産まれてくることを示していると考えられます。では、どうやって根を張って生まれてくるのか。ミケラが自身の身体を捨てた場所で拾える≪神血の血の芽≫のテキストを見ていきましょう。

神血の木の芽

神人の血を湛えた若芽
神人ミケラの傷から流れ出た
黄金の血だまりに芽吹くという

神血の木の芽

”ミケラが傷から流れ出た黄金の血だまりに芽吹く”と書いています。恐らく神人の血だまりから、この若芽が成長し新たな生命が生まれるのではないでしょうか。しかし成長するにはもう一つ条件があると考えています。≪血の君主の追憶≫のテキストを見てみましょう。

血の君主の追憶

ミケラを神とし、自らはその伴侶として王となる
そのために、血の閨をどれほど共にしようとも
幼き神人は何も応えなかった

血の君主の追憶

このテキストから、”モーグは、ミケラを神としその伴侶(王)となるため、血の閨を共にした”ことが分かります。そして”その試みは、ミケラは何も応えず成功しなかった”と分かります。”血の閨を共にする”とは具体的にどういうことなのか。”閨”は寝室のことでなので、”血で満たされた寝室を伴侶と共にする”と言えるでしょう。このことが何を表しているのか…当然”子作り”だと考えられます。そして、閨である神人の繭が置かれている台は”骨盤”のように見えます。これは胎児を育てる子宮をイメージしているのだと考えられます。

神人の繭

ですから、”王”と”神人”が血を流し閨を共にすることで子供が誕生すると考察できます。傷を望む母とは、神人と自身の傷を望む王(巨人)ということでしょう。しかし、幼き神人から反応がなかったのでしょうか?その理由は、≪産まれなき者の大ルーン≫のテキストから分かってきます。

産まれなき者の大ルーン

満月の女王、レナラの抱く琥珀のタマゴ
産まれなかったデミゴッドの大ルーン

産まれなき者の大ルーン

テキストから”琥珀のタマゴ”=”産まれなかったデミゴッド”と考えられます。このことから王と神の子作りには”王の雫の受領”も関係してくるのではないでしょうか。モーグは地下世界で真実の母に出会ったものの雫の必要性には気付いていないのでしょう。

4-3.分け身

 王と神の子作りと似たような話なので、ついでに分け身についても考察をしていきます。分け身だと考えられるミリセントの例を確認するために≪腐敗翼剣の徽章≫のテキストとゴーリーの発言を見てみましょう。

腐敗翼剣の徽章

四姉妹は、エオニアの沼に生まれ落ち
だが彼女たちは、出来損ないの蕾であった

腐敗翼剣の徽章
賢者のーリー

…ミリセントは、私が拾い上げたのですよ
まだほんの幼い赤子の頃、エオニアの沼でね

賢者ゴーリー

これらのことから、”ミリセントはマレニアの傷から流れ出た血だまりに芽吹き育っ存在”と考えられます。そして、エオニアの沼に雫(=琥珀)が存在していたとは考え難いので、雫無しでマレニアの血だまりに芽吹いた若芽からミリセントは誕生したと解釈できそうです。もう少し詳しく見るために、≪聖血の木の芽≫のテキストを見てみましょう。

聖血の木の芽

鮮血を含んだ、育つことのなかった若芽
かつて、幼き聖血を与えられ育てられた若芽が
その原種であるという

聖血の木の芽

このテキストから、この素材は”幼き聖血によって育てられた若芽であったが、途中で成長が止まった木の芽”であることが分かります。恐らく”幼き聖血”やそれに類するものを与え続ければ”分け身”まで成長するのではないでしょうか。エオニアでは、宿将オニールが無垢金を針を落としたり、赤獅子騎士フレイヤがミケラに助けてもらったことを考えると、ミケラがエオニアで自分の血を与えて若芽を育てた可能性もあります。ですので、”王から血と雫を与えられて育ったものをデミゴッド””雫を与えられず(特別な)血だけで育ったものを分け身”、と分類できるのではないでしょうか。

 てなところで今回は以上です。ごちゃごちゃしていて自分でも何を書いているのかよく分からなくなってきてますが(汗)、頑張って読み解いてくれたらと思います。


5.おわり

 読んでいただきありがとうございました。もっと良い解釈があるよ!って方は遠慮なくコメントください。いいね(スキ)で考察も捗りますのでよろしくお願いします。それと、そろそろ”宵眼の女王の正体”とか”角人の壺文化”のようなキャッチーな内容に移っていけたらと思っています(願望)。また次回の考察で、ではでは。

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