32歳(無職)でフラれた私。理由は「1人でも楽しそうだから」

結婚願望は人それぞれ。

結婚時期も人それぞれ。

結婚するかどうかはそれこそ個人の自由。

私はあまり結婚願望がないまま30歳を過ぎ、確か32歳の冬に当日付き合っていた彼氏に振られました。

振られた理由は「僕がいなくても楽しそうだから。」

その彼とは同棲していた訳でも婚約していた訳でもないので、

別れ話はモメることなくただただ静かに、

お互いなんか神妙な顔をして、私はちょっと泣いて、

あそこに行った時楽しかったなー

とか

ムカつくこともあったけど、楽しいことの方が絶対多かったし、ほんと大感謝だよなー

とかの思い出大総会をセルフでしながら、最後は「ありがとう」と言って、別れました。

まあまあの量のお酒を飲んだその日、意外とぐっすり眠れたのは幸いでした。

翌日、顔を洗ったりなんだりしていると、いろいろ考えるんですね。

「もうあの人とは会えないんだ」

「もらったプレゼントってこのままもらっちゃっていいよね?逆に返されても困るか」

「でも3年ぶりのシングルだから、遊べる機会も多くなるし行動範囲も広がる!?」

「誰に遠慮することなく活動できるぞ!」

「私は自由だ!」

だんだんとポジティブになってきたところで、自分を客観的に見つめるのです。

「いよいよ私はマジで結婚しなそうだな。」

ーーー

思い起こせば学生時代から。

友人やバイト先の先輩や、少し仲良くなった人によく言われていたことがありました。

「quiquiは結婚しなそうだよね」

なぜなのか、今までの人生でおそらく70人以上に言われてきたような気がします。

正確には数えてないので、あくまで体感としてですが。

「私、結婚したくない人なんですよ」なんて言ったことは1度もない人なんですよ?

男性とのお付き合いも人並みにさせてもらっていましたが、

不思議とそう言われることがよくありました。

その理由を自分で考えてみたことがあります。

そして出た答えがこちら。

私は「一人で自由に過ごしすぎていて、誰かとずっと一緒にいる姿が想像できない」ので、

「(誰か1人の人と)結婚(して家庭を築いくなんてことは)しなそう」と言われていたのかな、

でした。

冒頭の元カレからの振られ際の言葉は、意外にも私とほぼ同意見だったようです。

更に思い起こせば幼稚園時代から、そんな傾向があったことを思い出したので、

そのお話はまた別の機会に。

ーーー

話を戻しましょう。

失恋当時の私は、表向きは「求職中」。

アルバイトをしながらゆるーい生活をしていました。

10年以上前に趣味で始めたあることで、少しだけお金をもらえるようになってきた頃で、

大変ありがたいことに、親の持ちマンションに住まわせてもらっていました。

以前会社員をしていた時は、家賃として月にいくらかを親に払っていたのですが、

退職して収入がズドっと減った後は、徐々に支払いを(勝手に)フェードアウト。

それについて、親は特に何も言わず。

(お父さん、その節は本当にどうもありがとうございました。)

住環境はどうにかなっていたので、贅沢はできませんがこれといって不自由のない生活ができていました。

というわけで、必死に就活をしていたわけでは全くなく、

むしろぬくぬくと適温のお湯に浸かりまくって、ふやけまくった日々を送っておりました。

そんな、将来性も計画性も展望も何もない当時の私でしたので、もちろん結婚願望は皆無。

というかむしろ、こんな何者でもなく、何にも持っていない、

向上心もほぼない私が結婚する確率って、宝くじに当たるのとトントン、くらいに思っていました。

別に、失恋のショックで自暴自棄になって必要以上自分を卑下していたのではなく、

自己評価が著しく低かった訳でもありません。

純粋に自分の状況とスペックを鑑みて、そう思っていたのです。

ちなみに私のスペックですが、特に秀でているものはなく、

誰もが振り返るような美人でも、誰もが羨むナイスなボディでも、ウン万ドルの笑顔でも、

自分書くのもちょっと切ないものがありますが、

何か素ン晴らしい才能を持っていたわけでも、いい感じの財産があったわけでもありません。

そんな「結婚しなそう」と言われ続けた私が、ある日出会った人とたった半年後に入籍するだなんて、

失恋直後の「自由だ!」とか言ってた私には1μも想像してなかったことです。

親や親戚や友人ももちろん驚いてはいましたが、何より結婚した本人たちが1番びっくりしました。

独身の時の私は、自分が結婚するイメージなんてのは全く想像できませんでした。

更にいうなら、結婚というのは「濃いめの同居人ができる制度」くらいに考えていました。

(そしてその濃いめな同居人のことを、きっと煩わしいと思っちゃったりするんだろうな、とも思っていました。)

そんな私がなんやかんやでご縁をいただき、既婚者というものになってみて初めてわかったことは、

結婚超楽しい

です。

誰ですか、結婚は墓場だなんて言ったのは。

これが墓場だったら墓場楽しすぎるでしょ。


夫と出会ってから半年間の、スピーディーでちょっとカーブもあった日々の中で感じたことや、

結婚2年目を無事迎えられた今だから思うことなど、

たまに夫の意見も聞きつつ、ゆっくりではありますがこちらのnoteに書いていこうと思います。

よかったらお付き合い下さい。