記録雑記:7/23 初代ゼルダオンリーRTAイベントへ走者として参加した話と専用に曲を2曲作った話

定期的に記事を書くということに対する労力のしんどさが沁みて進捗が毎度よくない下書きが溜まります。こんばんは。私です。

今回は、7月23日に行われた
初代「ゼルダの伝説」オンリーRTAイベント
「ZENBU ZELDA1 ZONE」に
走者として参加した話と、セットアップBGMを制作した二つのお話です。

まずこのイベントがなんだったのかという話から
「ZENBU ZELDA1 ZONE」
ファミコン、ディスクシステムで発売された「ゼルダの伝説」
今ではさまざまな任天堂プラットフォームで遊ぶことができ、Nintendo Switchのオンラインサービス加入でも遊ぶことができます。
このゲームにはSpeedRunとしてさまざまなカテゴリでのランが存在します。
3、4年前までSpeedRun.comに記録されていた日本人走者は1人。
それが今となっては自分含め6〜7人まで増え、さまざまなカテゴリで日本人走者の登録を見るようになりました。
そのタイミングでオンリーイベントをやりたいという話を、企画走者代表のりゅうくさんから受け、じゃあやりましょうと走者各位が合意し開かれたイベントになります。


その前に、3月に自分が並走回イベントを企画し開催したのですが、この話については下書きを残したままですので、後々完成させ記事を投稿します。

閑話休題。

本イベントは7月23日
「ゼルダの伝説」のSpeedRunカテゴリ6種、6名による、
「ゼルダの伝説」のみで構成されたRTAイベントです。
Any% No UP+A,TDO Glitchless,Switch Special Edition,100% No UP+A,Swordless,2nd Quest 100%
これらのカテゴリを各走者1名ずつ披露していきます。

それぞれ

Any% No UP+A : 自分(:quilik:/ふぉあせし)
とにかく早くクリア、ただし2コントローラーの↑+Aでのセーブリセット行為禁止)

TDO Glitchless:みそらさん
ダンジョンをL1~L8まで順番にクリアし完走、グリッチの類使用禁止

Switch Special Edition:よし㍓さん
Nintendo Switch Online加入者が遊べるファミリーコンピュータオンラインの初代ゼルダにあるSpecial(お金持ち)を使ったAny%

100% No UP+A:こりんさん
ハート最大値、フィールド、ダンジョン内のすべてのユニークアイテムを回収した状態で完走(上記2コン↑+A禁止、ショップで購入できて消失する可能性があるいくつかのアイテムは除外)

Swordless:cronさん
スタート時にもらう剣を取得せずにL9ガノンとの戦闘前まで到達して完走。ボム管理やブーメラン、マジカルロッドがカギ。

2nd Quest 100%:りゅうくさん(主催)
通称「裏ゼルダ」と呼ばれる2周目をいかなる手段を使いつつ、ハート最大値、フィールド、ダンジョン内のすべてのユニークアイテムを集めて完走。
ダンジョンの入り口から敵の強さから新ギミックまでなにもかもがほぼ別ゲーです。


このうち自分は、トップバッターとして
Any% No Up+Aを披露させていただきました。

当日の自分の走り単体の動画はこちらから

普段カジュアルにRTAを楽しんでいることもあり、そこまでガチガチに詰めていなかった記録を少しでも自己ベストに近づけるためのリハビリを行い
解説もセルフで行うため、しっかり喋れるように事前知識の予習しなおしなどもしました。
後述する、セットアップBGM楽曲の製作を終わらせてから約1ヶ月。練習時間を作ってしっかりと大きなミスのないように詰めるだけ詰めました。

なお実際の本番では1度ゲームオーバーになってしまったり、スクリーンスクロールを試みようとしてタイムロスを作るなど、至らない点はありましたが、無事、大きなミスなく完走できたため、結果的にはいい出来だったのではないかと思います。

全体的な感想としては
いつものモデレーター業務も行いつつ、バックのほうでは音声調整などでわたわたしていたこともありますが
結果的に全員ESTタイム内での完走、全員がほぼ大きなミスなくイベントを成功できたと思っています。個々の感想によって細かいミスの反省点などはあるようですが、そちらについてはここでは割愛させていただきます。
イベントで、初めて走りながら解説をするのが初めてという方やイベント自体が初めてという方も走者には多く、それでもみんなしっかりやり遂げることが出来たと私は思っています。
イベント準備期間中もスプレッドシートを使いながら、事細かに予定が組まれていて、且つVCでのミーティング中も楽しく準備出来て、またこういうのがあればいいなあと思いました。
配信あまりしていないですが、息抜き程度にいくつかのカテゴリはやっていたりしますので。




ここからはセットアップBGMを製作した話になります。

まず、このイベントはみんなが合意して、幾人かの走者が何かしらの「別のお仕事」をしています。
例えば、100% No Up+Aを走ったこりんさんは、走者が走ってる最中のインフォメーション用のL字を制作しています。

まず最初のミーティング中にりゅうくさんから
「既存で作った曲とかでセットアップBGMに良さそうなものある?」
という話を聞き
5月、6月に投稿した曲や未公開デモを送りつけたところ、その中で
一つのデモ楽曲がピンときたらしく、これ使いたいという話を受けたため
二つ返事で
「じゃあこれとりあえずいい感じに作り直すね」
というのと
「ついでだからもう1曲新しく作るね」
という自分の勝手な思いつきで、2曲作ることになりました。

この話をしたミーティングの2週間前後
出来上がった楽曲を聴いてもらって、ミックスマスタリングして提出。

その楽曲について少し紹介をしたいと思います。

セットアップ1
フェアリア達の歓迎会 - forest vision:greeting dance

こちらが先に話した、「ピンときたデモ楽曲の作り直し」です。

このデモ自体は5月の間に作ってあり、
いつもの時短支援ツール2つからコードとメロディを拾い、ツールの機能を使ってアルペジオやフレーズを作り、いいメロディが浮かばなかったりキックだけがうるさいものが目立ったまま残していたものでした。

今聴くとバッキングにいるはずのピアノがすごく大きいままだったり、細かな楽器隊が薄く聴こえすぎていたりと、直す箇所はいっぱいあったかもと思いますが、この曲を作った当時、今とモニターヘッドホンやら諸々が違っていたり、様々な環境で聴くという外部モニタを行っていなかったこともあり、ヘッドホンとスピーカーと戦いつつ、出来上がったものです。

その後X(Twitter)にて制作コメントのようなものをあげていますが、
マレット系やSpeldosaと使うなど好みの音をがつっと入れた感じはあります。ファンタジーを想像するに森といえばマリンバやシロフォンといった鍵盤系打楽器というのが自分の中にあるようです。
2枚目には背景設定のようなものを書いています。
このゲームのRTAプレーヤーの何名かは別のゲームで妖精を燃やしたいほど憎むことがあるらしい。
ということはさておき
フェアリアというこの捻りも、完成間際で思いついたものです。
様々な設定下で妖精は旅人にとってプラスになることが多いですが、この曲でのフェアリアの情景は安楽と誘いです。音色を奏でる者達も元は旅人や迷い込んだ者達だったのかもしれません。
そんな設定が作ってるうちに浮かびつつこの曲は完成しました。


セットアップ2
Resting room Served with Coffee

この曲は、「もう1曲作るかー」で、ミーティング中に30分くらいでコードとリズムトラックだけを提案したものがベースになります。

ゲームの世界観とはまったくかけ離れた、現実的なLo-Fi系サウンドを目指したものになります。
そのきっかけは大手のRTAイベントで起用されたLo-Fi系サウンド。
ちょっとやってみたいなって思うことをやりつつも、どこか暗さを感じるゆったりとした安らぎを求めるもの。
Lo-Fi系でよく使われるエレピやこちらもやわらかいマレットで叩いたようなマリンバやビブラフォンを薄く入れてます。

この曲の最初の情景は「喫煙が出来るカフェ」でした。
このポストの2枚目の画像にその情景というのを書いていますが
疲弊した体でたどり着いた場所で飲む一杯のコーヒー
コーヒー一つにも休息や目を覚ます、気合入れなど使い方はいろいろあると思います。
ただ自分にはコーヒーのイメージにあまり明朗さを感じることがなく、仄暗さや虚しさが似合ってることが多いと思います。加えて喫煙が出来るのでさらに暗さはアップします。

そんなイメージがイベントのセットアップに合うのかということもあってこれまで明確にしていなかったこととかも書いてます。


といったところでこのお話は終わりです。

改めてイベントを開催するという話や、曲を提供する機会をくれたりゅうくさん始め、一緒に参加した他走者、当日視聴いただいたみなさまには大変感謝です。
これからも、初代ゼルダRTAはマイペースに続けていきます。


このほかにも続きを書かなきゃ…、下書き掘り起こさなきゃ…という記事が目白押しなので、潰れない程度に書いていきます。

それでは今回はここまで。最後までご覧いただきありがとうございました。

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