未来は「そこ」ではなく「ここ」だ。ニューラリンクは発想は新しくない。
因習への断ちがたき憐憫。(世界の多くの人が未知の領域を恐れている)
マンガや小説、映画ではその発想はずっと前からあった。そして、この度の発表の中でも何ら新しいものはない。
ただアンタッチャブルな領域に実際に踏み込むか否かの問題だけだ。
話題性がセンセーショナルに感じるのは、この問題に対し議論が熟しきれていないからだと思う。
思うに、科学はこの問題にしても進化していくその他の先進科学問題(遺伝子操作など)に対して、技術発展に応じた議論が後追いなのが、むしろ問題なのではないだろうか。
逆を言えば、これからの時代、最先端を行く技術者は技術だけをやっているようではある意味責任放棄的な職務態度としてみなされても仕方がないという世間風潮を作り上げていく必要があるのではないだろうか。
言いたいのはつまり、技術開発と論理的問題の可能性をセットにして論文を書いて、それから行動に移していくのがこれからの新技術開発に対する姿勢ではないだろうか。
世界的な倫理委員会がチェックして(開発を禁止する権限無し)、今後の倫理的問題の発展の可能性を事前に検討しておく。そんな事前検討会は必要ではないだろうか。
無論国々、宗教によって考え方が違うので良い悪いの判断が異なるだろうが、議論が後追いになるよりはマシだろう。
そもそも「神の領域」などというが、神様の定義がそれぞれ異なるので、神の領域議論も怪しいでしょうよ。
さて、ニューラリンクについてボクはと言えば、興味津々で是非ともやってみたい。ただし、現状のままではデバイス操作のみのような感じなのであまりにも面白くない。一度脳内に埋め込んでしまうからにはその後アップデートが容易に外側からしやすいようにできる仕様になっているのか、今後の発展の可能性を残して頂きたい。
埋め込んだベース(OS?)が余程しっかり考えこまれたものであってほしい。アップル製ならいいのに…。代替品が多くありそうで。w
せめてアップルヴィジョンプロぐらいの操作ができればいい。
比較的他の方よりボクが埋め込むことに抵抗がないのは、一度脳内出血で開頭手術を受けているからかもしれない。今も脳内に出血後が残りレントゲンを撮ると汚く映る。幸い後遺症はない。一度開けると二回も三回も一緒だ。w
そんなわけで、ニューラリンクには期待しているが、日本での導入はどうせ時間がかかるだろう。日本人の検体がいるなら米国人になってもいいから呼んでくれ。