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叔父と私の生活⑤

婆ちゃんも入院して寂しい生活だが…
それどころではない。
ど田舎なのに、毎日の気が狂いそうな電話📞
母屋にしか電話がないから私しか出ないと行けない💦
そして毎日学校へ行ってる間は分からないが、帰宅すると必ず強面の人が家の前にいる🏠
恐る恐る通るも「おかえり。わりぃなー叔父さん待ちよるけん」と。ひたすら頭を下げて家の中に入る。
そっと家中の鍵を閉める。さっさと夕飯食べて風呂に入り全て終わらせて部屋から出ないようにする😭
怖い。TVも大きい音だと怒られるかなと思って消す。
少しカーテンの隙間から覗くといない💦
車もない😌𓈒𓏸帰った!
少し落ち着き、TVを見ながら心ここにあらず。
もう23時過ぎだし寝ようとすると、車の音がする🚗
叔父か?それとも強面?
声がする😭叔父じゃない😭
話し声がする。私の部屋側の周りを回ってる。木の枝を踏んだ音がする。今もその声や音は何となく覚えてる。
今も心臓が止まりそうだ。
そして真っ暗にして怖いからラジオのオールナイトニッポンを流しながら寝る😪
眠れない。もし窓を割って入ってきたら。
もし叔父の代わりに何処か売り飛ばされるのか。
借金の取り立てに学校に来たらどうしよう💦
そんな日が毎日続く中で、誰にも大人に相談できず
食事も取れない。全く眠れない。勉強も身に入らない。物音で異常に怖がる。そして情緒不安定になってしまい急に学校で泣きだすようになった。
授業で精神科医の精神論など教えてもらってる先生がいて、ある日声を掛けられた。
「桜子ちゃん。最近何かあった?僕が見てきた感じ何か様子がおかしいと思ってと。」
「大丈夫だよ。いつも元気だから」と言いながらな大粒の涙が流れてくる。大丈夫大丈夫だよ笑顔を作っても涙が止まらない。
先生が少し離れた所に連れて行ってくれた。
「どーした?大丈夫か?何があった?言ってごらん」と。「言えない。言うと婆ちゃんやお母さんに迷惑がかかる。何もないから。」と言いながら私は気を失った。
目が覚めると先生の病院だった。点滴をしていて
私の家の状況を知ってる友達が側にいて泣いてる。
「ごめんな。桜子見てられんけんな先生に話した」
あーもう私の人生終わった。強面に殺される。婆ちゃんもお母さんに迷惑がかかる。そこから大泣きした。子供のように号泣した。
友達も泣いている。すると先生が「大丈夫。本当辛かったな。大人でも耐えられないよ。もう大丈夫。少し寝なさいと」。そのまま寝てしまった。
点滴に安定剤や興奮を抑える薬が入ってたらしい。
目が覚めると夕方だった。久々に寝た😴
友達は先生が帰らしたと。
先生に全てを話す。「桜子ちゃん。もうこれ以上1人で抱え込むと精神的におかしくなる。学校も来れなくなるし、夢も叶わなくなる。婆ちゃんやお母さんが大切ならきちんと誰かに助けてもらおうと」
人に頼る事が出来ない、頼り方が分からない私。
初めてこっちに来て助けてくれたのが授業を教えに来てくれる先生だった。
市役所の人に全て話をしたから後はもう任せれば大丈夫!もう普通の生活に戻れるから。だから少し心が落ち着くそして夜眠れる薬を出そうと処方してくれた。その日は1泊入院する事になった。
怯える事もない。人の声がする。笑い声も聞こえる。そのまま寝てしまった。
それから叔父の闇金の事はどうなったか覚えてない。叔父は元嫁の家に身を隠していたらしい。
最低だ。自分は逃げて私だけこんな思いをさせる叔父。大嫌いだ!
あの日の入院代も全てお金は先生が自分のお金で出してくれたらしい。
この事はもう忘れなさい。心も身体も元気になるから。これが初めての精神科にお世話になった。薬も飲み出して落ち着いた。
それから知らない間に叔父が帰ってきてた。
何か言いたそうだが、聞く耳もない。
ただ一言「私。あんたの事絶対許さんけんな。これが母親の兄で私が姪なんて恥ずかしいて死にたいわ。いやあんたが死んで」と泣き叫び部屋に戻った。それからも叔父は働く事はなく引きこもり。
婆ちゃんに顔も出さない。私は必ず毎日顔を出してたのに。
家族が休みの日にやってきた。お母さんがごめんなと謝る。親父は直ぐに叔父の部屋へ。
怒鳴る声が聞こえる。母親は泣いている。
もしやあの事がバレたのか?そこも記憶は曖昧だが
弟が手紙を書いてくれてた。今でも大切に持っている。それと1000円札と共に、
そして家族で回転寿司に行った。
親が優しい。何故だろう。
その時だけ2万も生活費を貰えた。
それからその闇金の返済は一切誰も話さない。
私も今だに知らないが自己破産したのか?
それともきっと元嫁に泣きついて返済してもらったのか?
本当にこの叔父の借金のせいで1ヶ月は地獄だった。
親の虐待より怖かった。親父が見てたそういう世界の映画の話だと思ってたから、実際にそしてまさか自分が巻き込まれるとは思わなかった。
田舎の村。皆んな知ってたけど怖くて誰も近寄れなかったらしい。
その件が片付いてからは、近所のおばさんがおかずを作ってくれたり、婆ちゃんの顔を見に行ってくれたりした。
「あんたはやっぱり婆ちゃんの孫やな。それにお母さんによー似て強い。ええ子や」そうやって言われる事が嬉しかった✨️
叔父は変わらず引きこもり。
2ヶ月になろうとする頃、婆ちゃんが退院出来ると‼️嬉しい😊直ぐに母に連絡した。
そこでまた問題が起きる😭
なんでこんなに事になるのかなぁ?
では今日もここまで読んで下さりありがとうございます🙇‍♀️


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