ミイロヅキ

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普通な私。①【小説】

世の中には色々な人がいる。 身長が高い、低い。声が大きい、小さい。頭がいい、悪い。宗教的な違い。自然を愛してやまない人もいれば、この世なんか無くなってしまえばいいと思っている人もいる。 そう、確かに世の中には色々な人がいる。そう思うだろう。 だけど、私の周りにはその色々の種類がちょっと違う少し変な人が沢山いる。理由は分からない。だけど、そういう人が私の周りに何故か現れ、そして何故か絡まれる。 今目の前で優雅にコーヒーを飲んでいる花宮空という女性もその変な人の1人だ。 職場の後

    • 辛ラーメンの美味しい食べ方

      辛ラーメン大好きな私が美味しい辛ラーメンのアレンジを勝手に紹介します。 水 400mlを用意。そこに、 A・辛ラーメンの粉3分の2くらい A・ほんだし 小分け包装の半分くらい A・しょうゆ(牡蠣だししょうゆ!)少々 A・ごま油 少々  B・辛ラーメンの粉3分の2くらい B・オイスターソース 大さじ1 B・鶏がらスープの粉 小さじ1 B・ごま油 少々 AチームorBチームを入れます。 どちらの味にするかはその日の気分です。どっちも美味しいです。 沸騰したら半分に割った麺を

      • 趣味の話。

        私の趣味 ・読書 →週に1回は本屋さんか図書館に行くというのが、1番のストレス発散になっている気がします。読むのももちろん楽しいですが、 上橋菜穂子さんや、池井戸潤さんの小説が大好きです。 ・インテリア、部屋のレイアウトを見る。 →Ohouseというアプリで永遠にインテリアを見ています。家具って安くないし、1度購入したら一生物って感じがして、なかなか購入に踏み切れない。 ・チェキ風写真 →気に入った風景をスマホで写真にとって、加工アプリでチェキ風にしたものをアルバムに収

        • 運命的な出会い。

          私は読書が好きでよく図書館に行きます。新刊コーナーを見てから、とりあえず図書館を一周して、気になる本を手当たり次第に取って、空いている席に座る。そこから数時間読書をして、ふと顔を上げた時、目の前にある本棚を見るんです。 沢山の本が並ぶ棚を見ていると、時々、ほんとにたまに1つの背表紙が浮き上がってくるように見えてくることがあります。 どうしても気になって席を立ち、その本を手にとる。1ページ目を開いて、最初の数ページをパラパラと読むと、続きが気になって仕方ない。結局その本を借りて

        普通な私。①【小説】

          【短編小説】それでも

          「そうやな。瑞希ならええよ。」 そう言って私の頭を撫でて、少し悲しそうに笑う大輔のことを思い出していた。3年前、私が高校を卒業した時、私は一大決心をして大輔に告白をした。大輔は当時大学3年生。今時の髪型に、いい香りのする香水をつけていた彼は、きっと大学でもモテていたと思う。アルバイト先で出会って、3年間片思いをした挙句の告白だった。どうせ振られると思っていたから、まさか付き合うことになるなんて夢にも思っていなかった。ほんとに夢を見ているじゃないかって思うくらい嬉しくて、嬉し

          【短編小説】それでも

          馴染むと辞めたくなる。

          今まで3つのアルバイトを経験しました。 コンビニ、カフェ、派遣のイベントスタッフ。 どれも人に恵まれて楽しく働いていたと思います。だけど、どれも1年以上続いたことがありません。いつも、ああこの仕事もう飽きたなあって思い始めて、1年くらい経つとバイト先の人達とも仲良くなって距離が近くなってきて、、 なんかその環境に慣れ始めると、そこから逃げたくなる症候群。 3つ目の派遣バイトも、毎回違う人と働くから毎回新鮮で楽しいと思って働いてたんです。だけど1年くらい経つと、派遣会社の正社員

          馴染むと辞めたくなる。

          【短編小説】またね。

          私は恋をしている。目の前で呑気にコーヒーを飲んでいるこの男に。12時に待ち合わせて、かれこれ1時間がたった。この男は明日日本を発つらしい。そして私はこの男に1週間前に告白をして振られている。そうキッパリと「友達としては好きだけど、付き合うのは違うかな。」とあいつは笑いながら言った。なのに今日、急に話がしたいと言い、このカフェに私を呼び出したのだ。振られた後に話がしたいと言われれば、多少は期待してしまう。仕事では使わないピンクのアイシャドウにお気に入りのニットを着て私はここに来

          【短編小説】またね。