見出し画像

音楽教則本が含んでいる問題

小生はこれまで自分の音楽的自己啓発のために
音楽の教則本を何冊か読んだり、
実際にプレイしてみたりした。
その結果音楽的な財産は増えたことを
実感している。
作曲入門的な本 
DTMの初歩の本
音楽理論の初歩的な本
そんなに誇れるほどは読んでいないと思うが
ここまでの音楽教則本について感想を述べたい

結果から言えば音楽教則本は
初学者向きなものが大半である。
人が魅力的に感じる曲の作り方や
演奏の仕方について
言及している者は数少ない。
これは音楽以外のジャンルにも言える事だが
ある学問の初学者が100人いたとする。
その初学者が勉強して中級者になる人間は
全員ではない。
タイミングは千差万別だが、
当初の100人は段階的に脱落していく。
100人でスタートし
中級で101人以上になることはあり得ない
段階的どんどん減っていく。
上級者になるころには
何人になっているだろうか?
確実に言えるのは程度が難解なため
書いてあることを実感して
自分の技術で再現することは
どんどん難しくなり、
できる人間はどんどん少なくなってく。
仮に100人で始め上級者として
10人が残ったとしよう。
では、その上級者は音楽教則本の
上級者向きを探すのか?
これが、存在しない 
いや存在しないケースが多い。

初学者向けの教材は
買う人が一定する見込めるので出版もされる。
ある程度売れると見込まれるからだ。
その反面上級者向けのものは
そもそも買う人が少なくなってる。
上級者向けの教則本は存在しないことが多い。
この事に私は若い頃まったく気づかなかった。
なので本当に上達を目指すのであれば
教則本以外の自分の立ち位置にあった
ツールで学ばなければ上達が見込めない。

私は結局 私個人の音楽的な立ち位置を
客観的に把握させてくれて
かつ 自分に今必要であろうと考えられる材料を
与えてくれる
スポーツのトレーナーの様な
信頼できる音楽講師に聞いてもらい、
指導してもらうという選択をとっている。

これは私の実感として非常に効果的だった。
確実に進歩しているし、できる事は増えた。
演奏する技術やどの場面でも
音楽的に何が起きてるか?
その瞬間で対応する力はついてきている。

音楽教則本には限界がある。
しかし 巷には生まれつき音への判断力が
人よりついていて、自然と心地よいプレイや
音楽にトレースする逸材も
存在しているらしい。

私は音楽的にいわゆる神懸ったスキルは
持ち合わせていないだろう。
なので一般的なスタンダードな
音楽好きのレベルだろう。
そんな私が発言したいのは 
上達を望むなら、自分に合ったと思える
音楽講師を探そう! ということです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?