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産後1〜2ヶ月で母乳をやめる人



近頃、生後1〜2ヶ月で新生児訪問すると
すでに母乳育児が終了していることが
増えてきました。


パパの在宅ワークにより、
パパにミルクをお願いしたい人は増加した。


ミルクの方が数字で分かりやすく

お腹にたまって育児が楽になるのでは?と、
SNSなどで
オススメされることもあるようだ。


産院での母児別室や指導不足。


そして、産後のお母さんが
個室で過ごすことが増えた。


家に帰ればいくらでも孤独なのに、
入院中も他のお母さんと話さないのか。


大部屋で、カーテン越しに聞こえる声。
昨日はたくさん産まれたんだな。

よく泣いてるな。
うちより泣いてる子がいると
うるさいと思うどころかホッとする。

助産師さんが他のお母さんに指導してる声も
耳に入る。

赤ちゃんて、
こんなもんなんだとホッとする。


その機会は奪われつつある。


なんらかの理由で
母乳育児がうまくいかないのなら
ミルクで育てれば良いと思う。

統計的に見ると
母乳で育った子の方がやはり
病気が重症化しなかったり

結果はいろいろ出るのだろう。


でも
テレビ見てると言葉が遅れるとか
ピアノを習うと頭が良くなるとか


統計を信用し過ぎたり
無理してそこに近づけようとすると
なんだかうまくいかないこともある。


絶対母乳!と
こだわり過ぎないほうがいい。


逆にうまくいかなかった時に、
母乳なんて、と
思わなくていい。


次の世代の赤ちゃんたちにはぜひ
母乳でいけるなら
母乳でいってもらいたい、
そんな気持ちです。


ぽつりとつぶやいた言葉の
大きさというのは、
自分が思っている以上に
大きいものです。

私は十分がんばった。
ミルクで元気にいい子に育ってくれている。
なにも問題はない。
と、思ってほしいです。


私もミルクで育ちました。

母は毎日ヨーカドーの育児相談室に通い
悩みながら決断してきた。

そんな母を責められるわけがない。

責めるとしたら、
利益のために
ミルクを推した乳業か。

いや、私は元気だ!
みんな、ありがとう!


とにかく、
やり方が分からないせいで
ミルクにするのはもったいない。

人にすすめられて
ミルクにするのは
もっともったいない。


お母さんは難しいことは考えなくてよく、
こだわって苦しんで
完全母乳にするんじゃなくて、 


「なんとなく 母乳で育てた」
 を、残していきたい。

母乳の良さは、
人から人に
伝えていくもの。


「あなたは3歳までおっぱい飲んでたのよ」
「昔はバスの中でもおっぱいを出して
飲ませていたんだよ」
「母乳はなにしろお金がかからない」

そんな母親の一言は、心に残り、
ひとまず同じように
やってみようと、思う。

妊娠してから懸命に勉強するのもいいけど
子どもの頃から耳にしていた言葉を頼りに
選択して子育てしていくのがいい。

どこでもお乳を出し
子どもに応える姿。

ギャン泣きの子を
おぶう姿。

同じ道を通った時に、
思い出してもらえるように。

美しいとこだけ
キリトられたものよりも

苦しい時に
思い浮かべるのは

誰かが
がんばっていた姿です。

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