「実は性格が悪い人ランキング」なんていうショート動画が流れてきました

うーん

　ショート動画を見ていたら、実は性格が悪い人ランキングとか、嫌われてる人ランキングとか、実はバカな人ランキングとか、そういうのがぞろぞろ出てくるようになりました。
　そういうのが好きだと思われたのでしょうか。
　少しだけ書き出すと、
・謙遜自慢　・「でも」と言う　・固定観念を振りかざす　・悪口で盛り上がる　・自己中　・コミュ障　・私生活を隠す　・気分で態度が変わる　・人を見下す　・失敗をなすりつける　・約束を守らない　・謝罪ができない　　
　もう書ききれません。
　最初は、そうだなあ、そういう人は嫌われるなあ、そういう人嫌だなあ、その通りだなあと思って読んでいたのです。
　そのうち、ああ、こういう人いるなあと個人の顔が浮かぶようになりました。
　職場の男の人ですが、自分の非を人のせいにし、他人を見下します。
　ただ私はその人をずっと見ていて、悪気はないことを知っているのです。
　仕事も実に一生懸命です。
　ただ、どうしてでしょう、性格が悪いのです。
　彼は悪くないのです。
　言っていること、分かるでしょうか。
　あのように生まれてしまったような気がするのです。
　持って生まれたしかたのないものというべきでしょうか。
 
　そうするとね、こんなランキング形式で嫌われてる人なんてやってしまうと、この性格の人は自業自得だ、こんな奴は粛清を受けて当然だ、と思う人が出やしないでしょうか、　そっちの方が心配になってきました。
　お前は性格が悪い、罰を受けろ。
　そしてその人に何らかの罰を与え、みんながそれを見て楽しむ。
　今の世の中を見ていると、そういうことが普通に起きている気がして大変恐ろしいのです。
　考えすぎでしょうか。
 
　前に挙げた例をみると、私なんてコミュ障だし、悪口で盛り上がっていると喜んじゃうし、「でも」はよく言うし、年を取ってからは自分でも老害かなと思うことを口走ることもあります。
　私はそれゆえに罰を与えられて、さらされ、笑われるのでしょうか。
 
　なんていうことをつらつら考える今日この頃です。
　いろいろな性格の人はいます。
　ちょっと困った性格を持って生まれてきてしまった人もいるのです。
　なんて考えています。
　嫌は嫌ですけど、寄ってたかってつるし上げて喜ぶのはやめたいですね。