VRChatの即売イベントの中の話

私は同人系のフリーランスで活動しています。
リアルのイベントとネットでのイベント合わせて50件ほど経験したうえで自分自身でもイベントを主催した経験があります。

VRChatの即売系イベントに参加したフレンド経由または私自身が参加して体験して感じた違和感や噂などについてお話しますが、事実確認などはできないように配慮しているのでこのお話がノンフィクションなのかそれともフィクションなのかはご自身で判断してください。
また当事者と思われる人への確認などは迷惑になるので自重してください。
このお話はイベントの批判などを目的としていません。

イベントAの話

ここではこのイベントについては『A』と呼称します。
この『A』というイベントは定期的にイベントワールド公開時にVRChat運営によって非公開にされたり問題を指摘されることがあります。
そこで出た噂が「イベントAは出展物がノーチェックだからこういうことになるんだ」というもの。

フレンドと私もこのイベントには何度も参加していますが、事実から言うと展示物の中までしっかりと確認されています。
というのも展示されているアバターのテクスチャが貼られていないオブジェクトが素体と服で隠れているが「それっぽく見えるので修正して欲しい」とフレンドが運営スタッフから連絡を受けたという話がありました。

具体的に言うとテクスチャを貼っていない大人のおもちゃなのですが、
更にサンプルアバターまでチェックされていたようなので”ノーチェック”というのは流石に言い過ぎかと思われます。

ではなぜ公開後に非公開にされるような問題が発生するのかについてですが、そもそも日本基準で作られた規約やルールに対してVRChatの規約は当てはまるものではないのです。
日本ではセーフでも米国ではNGということですね。
もちろんこれはイベント運営側の確認不足でもありますし、VRChatでもピックアップする大型イベントなのにVRChat側の人間がチェックに来ないというのも少し疑問に思いますが、これらについては運営同士のお話なので私の知る情報はありません。

このイベントに限らずどんなイベントも発展途上にあります。
多少気に入らない点はあるかと思いますが、批判するのはいいですが根も葉もない噂は運営参加者来場者の迷惑になる可能性があるので控えるべきかと思います。

イベントBの話

即売系イベントBというものがあるのですが、こちらでは沢山の展示物を簡単に入稿するというスタイルです。
こちらでVRChat側の規約に違反する展示物を入稿してしまいその問題がワールド公開後に判明して当事者が運営の人から怒られたそうです。
当事者に問題があるのですが話はここで終わりません。

なんとこちらのイベントでは数百人規模の参加者がいるのに展示物はノーチェックだそうで問題がある展示物は入稿者の確認無しで削除という内容。
もちろん展示物は数百点もあるので1つや10ぐらい何か問題があることを想定するべきです。
しかしながらそれをノーチェックで公開してしまうこと自体大きな問題だと私は思います。

イベントが非公開になると困るのは運営も参加者も来場者も同じ、であればしっかりとチェックすることは必須ですし入稿した人の任意確認のみで済ませ問題があれば確認なしで削除などはあまり良い方法とは思えません。
もしマンパワーが足りないのであれば人を雇うとか無償でスタッフをやってもらい何かしらの見返りを与えるなど方法はいくらでもあります。

更にこのイベントは規約に書いていないことであれば入稿者に大きな影響がある変更を”次回から”ではなく”即時”行ってしまいます。
例えば入稿順であった展示順番をランダムにしたりジャンルごとに並び替えるなど
もちろん規約には書いていない内容ですが、当事者からすると「有給まで取って間に合うように急いで入稿したら50番目に突っ込まれた」という話を聞いて他人事とは思えないと感じました。
これははっきりとルールなりに明記するべきことかと思いますし、入稿を受付開始した後だったとのことなので少なくとも次回のイベントから適用するなど配慮が必要かと思います。

少なくとも経験不足というよりは頑なな運営方法のこだわりを感じます。
よいイベントだと感じるのでもっと良いものにする為に人を使うことや意見を伺うなど、独走しないようにすることが必要かと思いました。

イベントCの話

こちらのイベントでは「確認も取れている入稿した展示物がいつの間にか消えていて入稿者も主催も確認できていない」というレアパターン。
原因は専用の入稿ツールにバグがあって「入稿した」というメッセージだけは存在していて自動配置なので運営も気づいていないというもの。

こちらもイベントBと同じくノーチェック体制で「参加の意思は確認したが入稿しないのかと思い当時はシンプルに確認していなかった」とのこと。
現在ではしっかりとワールド上での目視確認をしているとのことで入稿者も運営もちゃんと確認する作業が大切かつ必須であるという良い例です。


どのイベントにも何かしら問題がありますが、ここで紹介していないイベントの中には「参加者の意見を聞かない」「独走している」「身内運営」「都合の悪いことを隠す」と言った多少問題のある運営体制のイベントもあります。
参加するまで中身のわからないこのようなイベントは蓋を開けてみないと参加したことを後悔するのかどうかなんてわかりません。
もちろんこんな話はVRChat関連以外にも沢山ありますが、参加者の信頼を失いイベントを終息させてしまうことにも繋がりかねません。

企業レベルの運営体制を個人や同人に求めるわけではありませんが、せめて最低限の運営というものを行ってほしいとVRChat関連の即売イベントには思ってしまいます。
・開催中のイベントの規約を無断で変えない
・開催中のイベントの規約を変更したことをきちんと伝える
・展示物のノーチェックはNG(入稿者もちゃんと確認しよう)
・人が足らないなら応援を呼ぶ(来ないかも知れないけど試すことは大事)
・ノウハウをしっかりと継承する為に外部情報として記録する(特に複数人とか運営スタッフが入れ替わるなら必須)
少なくとも最低限として上記の内容はやってほしいです。

まだまだVRChat自体含めて日が浅いので今後の発展に期待したいですね。
多少問題があったとしても解決できるような関係でありたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?