見出し画像

ショートカット

髪形を変えると心も少し変わる。

8年近く同じ髪形でいた。
こだわりがあったわけではなく
ただ変える理由がないだけだった。

先日、転職を機に全く違う髪形へ変えてみた。
強い意志などはなく、気まぐれだった。

近所の美容師さんの腕が良かったからか
新しい髪形は 思いのほかよく似合っていた。
朝、鏡を見るのが少し嬉しくなった。

私は決して美人ではない。
けれど 年を重ねるにつれて 母に似てきた自分の容姿が好きだ。
髪を切って、誰に褒められたわけでもなく
自然とそう思えている自分に少し驚いた。


誰かに評価されることで やっと自分を認めるという人は多い。

でも今回 自分を認めるための理由なんて 何もなくていいんだと 感じた。
感じたことを素直にそのまま受け止めてあげれば、
理由は後からじわじわ分かってくる。

自分の何かを好きでいる、髪形がちょっと気に入っている
そんなことで毎日は少し楽しい。

他の人からの心無い言葉にも
「ふーん。それでも、私は気に入っているからいいや」
と 少しだけ強かになれた。


そんな風に日々の中で 自分と他人を愛で
年を重ねていけたらいいなとしみじみ感じる 春の一日だった。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?