水死体のような姿に変貌!~タントラマンへの道(第3話)
まるで土座衛門!
人工呼吸の管を外した後に声が出にくくなる可能性があるのは事前に説明を受けており、時間の経過とともに治るとのことだったのでそこまで心配はしなかった。それよりも、自分の手を見たときの方がビックリだった。なんと、パンパンに腫れあがっていたのだ。まるでゴム手袋に空気を吹き込音で脹らませたかのようだったのだ。色もまっ黄色! 黄疸だ!ということは、肝臓に相当な負担がかかっているのだろうか?手術中に様々な薬剤が投与されて体重が8Kgも増えたらしいし、輸血も2リットルしたのだから肝臓が悲鳴をあげても無理はない。なので、下半身不随とともに肝機能の心配も頭をよぎるのであった。
(つづく)
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