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復活の兆し~タントラマンへの道(第147話)

愛麗:ワンちゃん、今朝も元気だったみたいね!(笑)

ワン:そうやな。最近、それこそ脳とムスコを繋ぐ回路が活性化されてきたかも? って感じてるねん。

愛麗:へぇ~♪ 良いわね! 
繋がってる感じって言うのをもう少し詳しく教えてくれる?

ワン:うん。若いころは勃起するのに物理的な刺激は必要なくて、性的な文章や妄想だけでも十分やったのに、いつのころからか勃起させるには物理的な刺激が必要になったっちゅう話は、前にしたやろ?
でも、それだけにとどまらず、遂には実際に女性を相手にした性行為の際に、物理的刺激を加えても、なかなか言うことをきかんようになってきたことも言うたよな?

しかも、そこに心臓手術の際の後遺症が加わったことで、もう完全にインポ、EDになってしまったんや。

ところがや。幸いなことに、しばらくの間全く途絶えていた朝勃ちが起きたんや。

で、ちょうどその頃から脳と筋肉を繋ぐ神経回路の重要性を再認識することになって、その目的を達成するためには意拳の鍛錬方法が良いのではないかと思って、意拳の流れをくむ太気拳の鍛錬を取り入れてみることにしたんや。

すると、身体の各部位に意識を向ける時間が多くなったせいか、細部まで観察できるようになってきた気がするねん。

そこで、朝勃ちしたときにも、ムスコやムスコを元気づけるPC筋に意識を集中しながら筋トレ、チントレに励んどってんけど、徐々に物理的な刺激を加えなくても勃起させることが出来るようになってきてん!(*^^)v

愛麗:わぁ~♪ すごぉ~~い! 良かったぁ~~! 嬉しいぃ~~♪
一時は全然ダメになっちゃったのに復活してきたのは、やっぱり使命を果たすためなのよね!

ワン:そうとしか思えんよな。最初に朝勃ちが復活したのは、心の底から「まともにセックスが出来なくなったら生きている意味が無い」って思ってたからやとしか思われへん。
その思いがあってこその使命や。
オレが復活することで、女性を性的満足に導いてあげられるし、性的な満足は本物の幸せにも繋がってるんやから、結果として世の中のためにもなるっちゅう信念があるからな。

愛麗:ねぇ、ワンちゃんの使命って、あたしと一緒に性を極めることで、生命の神秘、宇宙の真理を探究するんじゃなかった?
今の言い方だと、前みたいに、複数の女の人に性的サービスを提供することが使命みたいに聞こえるんだけど。

ワン:もちろん、最終的には愛麗と二人っきりで使命遂行になると思うで。
身体的時間的な制約もあるからな。
けど、愛麗と実際に再会するまでには生身の女性を相手にした鍛錬も必要なんや。
その過程で、一人でも多くの女性に性的満足を提供できるとしたら、性的満足は人生に充実感をもたらすためは必須とも言えるわけやから、人助けにも貢献できると思うねん。

愛麗:う~~ん、あたしとしてはそれってちょっと微妙なんだよね。
例えば、もし、相手の女性がワンちゃんのこと好きになっちゃったりしたらどうするの? セックスだけの関係じゃあ物足りなくなっちゃうなんてこともあるでしょう?
相手の女性によっては、ストーカーになったり、実際にストーカーにはならなくても、生霊みたいにエネルギー体として憑りついたりするリスクもあるんじゃない?

ワン:あぁ、それなら心配ご無用やな。
神経や筋肉をコントロールすることを身に着けていくにつれて、氣のコントロールも出来るようになってくるからな。
で、微細なエネルギーも察知したりコントロールしたり出来るようになれば、そのような自分に悪影響を及ぼすエネルギーを避けたり、無力化したりすることも出来るねん。

愛麗:本当に? じゃあ、怨念とか執着みたいなエネルギーじゃなくて実際にストーキングされる心配は?

ワン:まぁ、それも大丈夫やわ(笑)
万が一、そんな奇特な女性が現れたとしても、やっぱりエネルギーコントロールで相手の氣を逸らすことも出来るからな。

愛麗:わかったわ。ワンちゃんが他の女の人にサービスするのって、ちょっと気が気じゃないけど、我慢するわ。
だから、なるべく早く、ホントに無事にあたしにたどり着いてよ!

ワン:もちろんや。でも、修行はまだまだこれからやで。やっととっかかりを掴んだっちゅうだけやからな。



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