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好きなものを好きで居続ける

アイドルの熱愛や結婚報道が絶えない。
私も1アイドルオタクなのでそういう報道には敏感な方。
昨年、推してるグループが連続して熱愛をすっぱ抜かれ
今年は別グループの熱愛がすっぱ抜かれた。
その間にも別グループのアイドルは2人連続で結婚報道。
幸いにも私の推しはまだ熱愛報道は出ていないけど
私の友達は尽く推しの熱愛報道が出たり
何なら結婚したりした。

熱愛報道が出ると、決まって「プロ意識が足りない」と言う言葉をよく目にするけど、プロ意識ってなんだろう。
例えば彼女や彼氏が居て知らぬ間に結婚して子供が出来た事をスキャンダルされずに隠し通せたとして
ある程度年月が経った後に本人から報告したら
それはプロ意識として認めてもらえるのだろうか。
大事な時期に恋愛にうつつを抜かす暇があるなら
もっと仕事しろよの意味なら
大事な時期が過ぎるのはいつなのだろうか。

私自身はアイドルに対して
彼女(彼氏)くらい居るだろのスタンスで推している。
そりゃ居るよ、だって顔がいいもん。
でも私が見たいのはライブや歌番組、バラエティ等々で
キラキラ笑顔で楽しそうにしてる姿であって
そこから外れた私生活は大して興味が無い。
この気持ちが、彼女(彼氏)くらい居るだろスタンスを
生み出しているのかもしれない。
推しが教えてくれてない事は知る必要がない。
推しが伝えたい事は何かしらの媒体を通して
我々に共有してくれる。
共有されてない所まで知りに行く必要は無いと私は思う。

がしかし、熱愛報道に関してはそうもいかなくて
知りたくないのに知らされる情報なわけで
Xでもネットニュースでも雑誌でも情報が流れる。
これを全て遮断するのは案外難しい。
聞きたくもない悪口を「あの子あなたの事こうやって言ってたよ」と告げ口してくるクラスメイトくらいタチが悪い。
知らなければ平和だった世界を、わざわざ掻き乱してくる奴が居る。
彼氏(彼女)くらい居るだろのスタンスで推していると言ったけど多分これは、いざ自身が推しの熱愛報道を
受けた時に、自分の心を守るための保険に過ぎない。
幾らそういうスタンスで推していたとしても
実際に推しの熱愛報道を見てしまったら
多少なりとも落ち込みはすると思う。
でも多分推すのは辞めないとも思う。
というか、辞めれないが正解に近いかも。
元気や勇気をくれる存在で、生きる理由になっていて
1年があっという間に感じるくらい色んな物を供給してくれて、頭がいっぱいになるくらい好きな存在を
そう簡単に忘れられない気がする。
もうここまで来ると恋愛と変わらない感情だけど
全然、リア恋とかではない。
同じだけの熱量を注がなくなったとしても
降りたりは多分出来ない。
きっと急にまた恋しくなる。
でも、もし結婚したとしたら推すの辞めるなぁ。
既婚者からのファンサって何かちょっと気が引けるというか
あー、この人帰ったら最愛の人が家で待ってるんだもんなぁとか思ってしまう。

好きなものを好きで居続けるためには
やっぱりある程度の距離感は大事で
近付きすぎていい事なんてほとんど無い。
知らなくていい事は知らないままで。
好きすぎるあまり近くなりたいのも分かるけど
綺麗なものは遠くにあるから綺麗なのって
Superflyが歌ってた。
本当にその通りだと私は思う。
夢は夢のまま、醒めない方がいい。
思う事はあっても、騙されてるフリをする方がちょうどいい。

好きなものを好きで居続けるために。