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推しと言う言葉が忌避される理由

近年Vチューバーや、アイドル文化の過熱に伴って、推しと言う言葉が広く広まり続けている。最近では推しという言葉に対しての忌避感も薄れ始め日常的に使う人も増えている気がするが、依然としてこの言葉に疑念や、不満を抱く人が多い。そのような人の中にはアイドル文化そのものを嫌う人も含まれているだろうが、そのような文化に一定の理解を示すものも忌避感を抱く。現に私もアイドル文化自体に対するアンチではないが、推しという言葉に対するアンチである。この言葉に不満を抱く一つの理由を提示したい。それは

    • メタ認知の危険性とお笑い

      昔からなぜそうなのかはわからないが、メタ認知というものは至極いいものとして扱われる傾向にある。いわゆる俯瞰的に物事を見ることが良いとされているからである。            話は変わるが、最近私は芸人の永野さんのトークをユーチューブやアベマなどのコンテンツで見かけ、すごく笑わせていただいている。初見で見た時はとてつもなく面白かった。今まで永野という芸人さんは子供の頃にみたラッセンのネタの印象が強く、正直に言えば一発屋としてしか認知していなかった。しかし、これほどまでのトー

      • マニアとオタクとヲタク(主にアニメについて)

        はじめまして。今回からnoteを書いてみようと思い立ちまして、日々頭の中で考えているようなことを綴っていこうと思う。(以降、ほぼほぼ主観で語るのでご容赦いただきたい。)題にあるように今回は広義の意味ではオタクとしてまとめられる存在の分類について考えていきたい。世間では近年オタクという存在を名乗る人々が増えているように感じる。社会的背景にはオタクに対しての社会的抑圧の低下と、オタクという意味の広義化があるだろう。オタクという語が一種のファン的ものに落ち着いた昨今、ヲタクという語