見出し画像

Queue Business Design

Who we are

イノベーションデバイドという課題解決に向けて、Business Designは、”Technology組織のポテンシャルを解放させる”というミッションのもと、Technology集団であるQueueと社会とを結びつける役割を担っています。

本ブログでは、QueueにおけるBusiness Design組織の仕事・役割について連載していきます。

さて、Queueではイノベーションデバイドという課題の解決に向けてミッション・ステートメントとして、以下を掲げています。

熱意あるイノベーター達のアイデアを
使われ続けるカタチにするための
クリエイティブで冒険的な
実験工房の実現

ここでいう”使われ続けるカタチ”とはどういうことか。

世の中には”技術”を売りにしている会社がたくさんありますが、そのポテンシャルを活かしきれていないプレイヤーが多く存在しています。
高度な技術を保持している組織でも、

人が本当に喜ぶことのないプロダクトを作っても意味がありません。
人に使われ続け、社会に浸透するプロダクトでなければイノベーションとは言えません。

テクノロジーとビジネスとデザインの三要素を持ち合わせ、イノベーションの実現に向け翻訳者となるのがQueueのBusiness Designです。

Why

テクノロジー組織のポテンシャルを解放し、”使われ続けるカタチ”としてのイノベーションを実現させる。そのために重要なのがテクノロジーとビジネスとデザインの3つの”ブリッジ”です。

”理想的なイノベーションには、Desirability(魅力性), Feasibility(実現可能性),Viability(成長性) の3つの要素が存在します。” by IDEO

”ビジネス”と”デザイン”の融合が謳われ、戦略コンサルティング会社によるデザインファームの買収、経営にデザイン思考を取り入れるメソッドの流行が起こって久しいですが、結果としてイノベーションを誘発することができているでしょうか。

答えはわかりません。しかし、Business Designとしては以下の3つの仮説を持っています。

1. デザイン的思考はイノベーションよりもリノベーションに向いているメソッドではないか
ユーザーの声に傾聴することは、課題を解決しよりbetterなものに改善することを得意としている一方、潜在的なニーズへのアプローチを不得意としていないだろうか。Human-centeredであることとInnovativeであることに乖離があるのではないか。

2. デザイン文脈によってうまれた”insight”に客観要素が必要ではないか
デザイン思考とは観察で得た主観を重視したアプローチであり、定性的にならなければならない。観察によりうまく抽出されたinsightは、Ideation及びPrototypeの種となるが、それをコストかけ実装するだけの覚悟にふさわしい確からしいinsightであるだろうか。

3. Feasibility(Technology)をもとにしたアイディアが過小評価されていないか
技術者が思いもつかない突拍子もないアイディアが社会実装される例がある一方で、技術により実現可能であるにも関わらずIdeationフェーズで抜け落ちるイノベーティブなアイディアも多く散見されないだろうか。

これらの仮説をもとに、テクノロジーとビジネスとデザインの交差点について再考する必要があると思っています。Business Designを再定義し、QueueというTechnology文脈をもつBusiness Designとしてイノベーションを誘発していきます。

Core Value

以上の課題やミッションをもとに、Business Designでは3つの価値観を大切にしています。

1. Be a translator & Story teller
多様なステークホルダーに対し、良い翻訳者であり、ストーリーを大事にします。

2. Human-centered, but Data-oriented
データをもとにした意思決定を重要視しますが、その裏側に”人”がいることを忘れません。

3. Turn Idea into Value
単なるアイディアやプロトタイプではなく、社会に使われ続けるものを創り出すことに重きを置きます。

What we do

これまで課題やミッション、そして組織として大事にしている信条を述べてきましたが、実際に何をしているのか説明させていただきます。

1 - リサーチ
・プロダクトリサーチ
・Contextual Dataの収集

デジタルによって記述される定性データをTechnologyを活用し定量的に収集することにより、ファクト化されたinsightを抽出します。マーケット及びターゲット選定、プロダクト生成に活用します。
2019年には、"Contextual Data"という形で、”竹下通りの若者100人のスマホスクリーンを覗いてみた”というリサーチを実施し、プロダクトの種となるinsightの抽出に成功しました。(詳細は後日ブログにて公開します。)
Core Valueにもある、”Human-centered, but Data-oriented”なリサーチを大切にしています。

2 - トランスレーション
・課題感の咀嚼
・イノベーターとの共創によるIdeation
・プロダクトのストーリー生成

イノベーターからいただく課題感を咀嚼し、Business Design内で蓄積されたアセットやTechnologyのバックグラウンドを活かし、"What"を共に考えます。

3 - グロース
・ビジネスモデルの構築
・プロダクト改善
・(営業パートナーとの連携)

プロダクトを”使われ続けるカタチ”にするために、ビジネスとしての持続可能性をもたらします。ビジネスモデルを構築しサービス化を図る一方、ローンチ後のプロダクトのKAIZENを顧客データをもとに推し進めていきます。

最後に

2019年後半になるにつれて、ローンチされるプロダクトも増え、Queueが社会との接点をより持つようになるのと同時にBusiness Designの仕事も拡大していきます。
”Technology組織のポテンシャルを解放する”というミッションのもと、イノベーション実現のためのブリッジとして進化していきます。

より詳細の業務内容も随時アップデートしていきます、ご期待下さい!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?