【シナリオプロット作成練習】森に迷い込んだ馬を救え[TRPG]

背景

　とある町に商隊がやってきている。商隊は馬車で街を渡り歩いており、街にいる間は馬を休ませている。
早朝商人が馬に餌をやりにいくと、なんと馬が1匹いなくなっている。見るとロープが切れており、逃げてしまったようだ。周囲を探したが馬は見つからない。万が一を考えて商人は冒険者たちに探す依頼をすることにした。

導入

　商人が冒険者ギルドを通して「愛馬がいなくなったので探してほしい」と依頼をしてくる。冒険者たちは依頼を受ける。まずは手がかりがないか街で情報収集したらどうかと冒険者ギルドの受付嬢から提言される。探索できる場所は以下の3つである。
・酒場
・噴水広場
・街の入口の門
・占いの館

ミドル1：酒場

他の冒険者や傭兵がいる。馬の話を聞いても、特に見かけていないと言う。「もし街を出て行ったのなら門番してる兵士が馬を見てるのではないか」と助言をくれる。

ミドル2：噴水広場

　子供たちが蹴鞠して遊んでいる。朝練をしていた子供がおり、話を聞くと「門の方に馬らしきものが向かっていった」という話が聞ける。

ミドル3：町の入口の門

　見張りをしている兵士たちがいる。兵士の一部は怪我をしている。話を聞くと早朝に馬が走ってきて、跳ね飛ばされて怪我をしたという話が聞ける。どうやら脱走してしまったようだ。どこに行ったか聞くと「向こうの[果実の森]の方に走っていった」と教えてくれる。

ミドル4：占いの館

　占い師がいる。占ってもらうと、運が良ければ水晶に「木に囲まれた馬」が映るかもしれない。映った場合は占い師が「どうやら近くの森にいるようじゃな…」と教えてくれる。

ミドル5：果実の森

　森に入った時に耳/カンがいい人は「ヒヒーン♪」というご機嫌な鳴き声に気づけるかもしれない。どうやら奥の方にいるようだ。

ミドル6：果実の森(奥地)

　・分岐１：森の入口で馬の鳴き声に気づき、素早く奥の方に駆け付けた場合
　　　リンゴを食べている馬を発見する。見た目がが依頼人から教えてもらった情報と一致する。
　　　しかし、木の陰に熊が隠れており冒険者たちに不意打ちをしかけてくる。耳/カンが鋭い冒険者は熊に気づけるかもしれない。
　・分岐2：馬の鳴き声に気づけず、奥地にたどり着くのが遅れた場合
　　クマが飛び出して馬に襲い掛かろうとしている場面に遭遇する。足元には食べかけのリンゴが落ちている。クマは冒険者に攻撃されるまでは馬を攻撃しようとする。冒険者に攻撃されるとそちらに注意を向ける。

クライマックス7：クマから馬を守れ！

　クマが襲い掛かってくるので戦闘開始。馬は怖くて動けない。
　【分岐1の場合】
　　位置関係が馬・冒険者・クマの配置で戦闘開始
　【分岐2の場合】
　　位置関係が馬・クマ・冒険者の位置で戦闘開始
　クマを撃退/討伐するとクライマックス終了。

エンディングフェイズ：馬の帰還

　森で馬を保護し、つれて帰ってきた冒険者たちは商人からお礼と報酬をもらう。商人は愛馬が帰ってきたことに大変よろこんだ。馬と会話できる冒険者がいた場合は、馬に街の外に出た理由を聞くと「街を散歩していたらおいしそうな匂いが外から漂ってきた」と教えてくれる。

作成時間：50分ほど(2021/02/15)