余生5 これからのこととか、この花を見ていたら、ぞ。のこととか


 良き良き彼氏会

 イチャイチャ彼氏会から見晴らしがよくなった良き良き彼氏会という新体制になっておよそ半年が過ぎた。だ。
 イチャイチャ彼氏会というイチャイチャを効果的に存分に誘発させる会からイチャ感を抑え気味気味にした良き良き彼氏会に移行して今はビジョンが鮮明に見えて、見えて、見えすぎてきた。だ。以前話した「この花を見ていたら、ぞっ。」というイチャ映像作品にも着手していて、和君が主演なんだ。和君は言った。だ。「主役っていいなあ、生き返るかんじするうう~」暗がりでしんみり新宿の歩道橋の下で寒そうにしてる和君の耳孔に吐息をかける役を探してる。いい人材が見当たらなくって右往左往している。良い人材が居たら教えてくれ。だ。って、そうだ。何も人材募集しなくてもいい。こんなのは。居ても居なくてもいい人材なんだ。影がそっと出現するような演出で十分すぎるくらいかなあ。だ。「この花を見ていたら、ぞっ」は第六感に問いかける、届けさせるものでいたいんだ。第三の目とかじゃあない。和君は言ったよね。「お花みたい映画がいい~」そうそう、そんな感じ感覚感染力。例えば沢庵を口腔に放り込んで咀嚼するときの音、あのコリコリ。ゴリゴリ?そう、あの感じ。皆まで言うなってか。わかるわかる。わかるわあ。こげなかんじで。まったりストレスのない撮影でいきたい。脚本にはノートなんて使わない。想像で十分。和君にはハグかキスか大好きって話しかけるだけで伝わるからね。公園でのシーンだって木のこころを十分に掴んでいたら十分だ。台詞もいらない。台詞なんてないほうがよっぽどいいんだ。例えば包茎手術に行くシーン、だ。黙っていたほうが人として男としてよくないか?ダメだ。映画のことを話しはじめるのはよくない。良き良き彼氏会の発展のアンサーの一つとしての映像作品なんだが、良き良きを越えられたらまずい。世間が震撼するまでそっと寝たふりしたように佇むライオンでいなきゃね。って話を和君にしたら「ガオ~」ってジェスチャ付きでやってきてかわいい。かわいくてかわいくて「ガオ~」ってやり返した。このやりとりの中でも何百、何千、何万の良き良きがある。天明に光。だ。小鼻膨らんでくる~。この感覚感じ感染力って。もう、悩まない。悩んでも光は射さないぞ!。だ。
 そうだね、「この花を見ていたら、ぞっ」は来春までには公開できるように進めるとして、これからは良き良きの基盤を造っていくにあたりまず必要なのは劇薬だ。劇薬といってもだ。化学薬品なんかじゃあない。おあげさんだ。あげはうまい。そう豆腐屋に修行しにいく。おいしいおあげさんをネット通販するんだ。うまいあげ、最上最高。良き良きはこんなまったりいい感じ。感覚感染力でいくんだ。優しくなるんだ。良き良きに入会しなくても良き良きのことを考えているだけで優しい気持ちになれるよあなただって、きっとね。だ。ちなみによねちゃんは「この花を見ていたら、ぞっ」の花役。まだまだ人生経験の浅い蕾のようなよねちゃんが花役。だ。画用紙に花書いてきてと頼んだらへたくそ過ぎて。和君とよねちゃんとたまあに三人で○○。なんてことはない。三人で良き良き彼氏会の模範にならなきゃどうするうぅ~。
 明日はまじで美味しい豆腐屋へまずは見学。朝三時半集合なんだ。だ。

百円ください。お願いします。