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第11回 定年退職は人生の大きな節目!(その3) 目の前のチャンスをつかめ!チャレンジが、自分の可能性と充実感を広げる!

高久和男と昌宅由美子の「輝き続けるゴールド人財への道!」

由美子: 私は2年前になりますが、再雇用と同時に、Queで50代向けのキャリア研修の講師としてのお誘いを受けました。その時は「えっ、自分がですか?」って思い躊躇しました。1つの会社で働いてきた私は、会社とは違う別の道に開けたという喜びよりも、プロフェッショナルな講師の道に本当に進めるのだろうかという不安の方が、大きかったかもしれません。しかし、せっかくのチャンスです。3か月ほど考えた結果、キャリアコンサルタントの資格も取り、キャリアカウンセリングの経験値も生かしていきたいので、思い切ってやってみることにしました。実際にQueの講師としての名刺を作り、登壇日程が決まっていく過程で、プロの研修講師として頑張っていこうという気持ちが強くなりました。
また、自分自身の決断をもとに会社に副業を認めてもらうように交渉することにしました。当時、周りに副業をしている人がいなかったことも、私がこの一歩を踏み出すのに時間がかった理由です。再雇用でも副業がすべて認められているわけではないので、会社には申請して、認めてもらいました。

和男:私の会社でもまだ正式に副業は認められていなくて、やっと検討に着手しそうな段階です。就業規則の禁止事項に「会社の許可なく他の職務に就く、または自ら営業を営むこと」と言うのがあり、これって副業はこっそりはダメだけど、会社が許可すればOKということ?って、一度人事部長に聞いてみたんですよ。そうしたら「会社の許可って、俺がOKって言えばOKなのか・・・」と、もうわかっている人が居ないんですよね。人事部長も3年前に異動してきた人ですから。まだまだ、副業を認める企業は少ないですよね。過重労働にならないかとか、通勤途中で事故が起きたときの労災はどうなるんだとかね。会社も慎重になっているんでしょうね。
最近は、定年後再雇用者に限っては副業を認めるっていう会社が多くなっているみたいですよ。

由美子:そうですよね。シニア世代には副業とかやらないと生活きつくなる人も出てきますよね。私は研修講師という副業の道が開け、ものすごく努力して数社登壇して、頑張るぞという気持ちになったときに、コロナ禍の影響で仕事が全てキャンセルとなりました。副業も1年でつまずいてしまったのかなぁ?なんて思いました。

和男:一か所の会場に集まって行う集合研修なんて、まさに「密」ですものね。

由美子:そしたら、Queのリーダーから「これからはZOOMを使ったオンライン研修よ!みんなオンラインで登壇できるようになるわよ」と言われました。雇用延長で働く会社よりすごいオンラインへのシフトに、そもそもオンラインワールドに疎い私は、本当に大変でした。「内蔵カメラは画質が良くないから、外付けのWEBカメラ」、「マイクはしっかり声が通る物」、「背景はバーチャル背景」、「『OBS Studio』でのZOOM接続」、「ZOOMのブレークアウトルーム機能」等々、器材をそろえたり、ソフトの使い方を覚えたりと目まぐるしい日が続きました。今は、一人前にオンライン講師になれている自分が信じられないです。でもすごい成長できたと思います。

会社で働いているときは、ある意味、会社が決めた通りにやるのが当たり前です。ですが、Queでは、時代を先取りしながら、自分たちに求められているものは何かを追求しながら、自分で考え行動していくというまさにプロフェッショナルな働き方を体験しました。会社に居る時のように、その場所にただじっと留まってはいられない。そんな感覚です。

和男:僕はコロナ禍の中でQueの講師チームに入りました。コロナ前から実は誘われていました。人事部に所属し、「50代向けの研修」を企画することになり、自分自身がキャリアコンサルタントの資格を取得することも決めて仕事をしていたら、お声がかかりました。『定年になったら、継続雇用で働くんだろうけど、QUEの講師としてチームにはいりませんか?』って。やぁ、驚きましたよ。会社では研修の主催者側として、受講生の前でしゃべることはあったけど、講師の立場なんてやったことなかったですからね。3回目の癌の発病もあり、二足の草鞋を履くのは難しいだろうなと思っていました。しかし、コロナ禍で在宅ワーク、リモートワークになったので、会社にもすぐに復帰できたし、Queの講師も、チャンスかもという気になって、新しい扉をちょっとした勇気を持って開けてみることにしました。僕の場合は、リアル研修の経験はなく、いきなりオンライン研修に向けての勉強し準備となりました。IT業界に居る私でも結構覚えるのが大変でしたよ。雇用延長の会社でもオンライン会議は当たり前になりましたが、Queで先に勉強したことは結構役に立ちました。一石二鳥だったかな。

由美子:和さんは講師デビュー前に、Queのメールマガジン編集長としてのデビューでしたよね。

和男:そうなんです。Queのリーダーから「メールマガジンを新たに発行するから、編集長になって。月2回くらいの発行かしら…」って言われて、またまたびっくりです。「みんながコラム書くからその冒頭文を載せて、研修の告知をするの。それとダイバーシティ&インクルージョン研究会の募集や、結果レポートも載せてね。そうそう、コラムはあなたたちも書くのよ」って。まさにこのコラムがそうなんですけどね。もう驚きの連続でした。

毎月、第2・第4火曜日発行なんですが、冒頭文と編集後記を書くのが結構たいへんです。ネタ探しに毎回苦労しています。あっ、この火曜日っていうのは、メールマガジンが一番読まれる曜日らしいですよ。

由美子:編集長も大変ですが、このコラム書くのも大変ですよね。

和男: 僕なんか日記も書いたことないから、文章力無くて・・・。でも、文章にする過程で、自分の経験値が整理され、考えもまとまります。結構いい文章書いているかもと少しは思うようになってきたかな・・・。まだまだか(笑)でも、「スキ」スタンプ押してくれる人がいて、「わぁ、ボク達のコラム読んでくれている人が居るんだぁ」と思うと励みになりますよね。

由美子:私もコラムを書くことは、半年たっても本当に大変で苦労していますが、ここでも成長しているなと思います。そして、自分たちの経験、体験を中心にお伝えしているわけですが、これから人生の節目を迎える方、すでに迎えている方にイキイキ働き、イキイキ生きることのヒントになっているかもと思うと、すごくやりがいを感じています。これからも、和さん頑張って連載しようね!

和男: もちろんだよ、頑張ろう由美ちゃん!

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