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新たなるチャレンジ「ゴールド人財への道」~ZEROからの挑戦~ 第4回気づき&共感のポイントと、掘り下げこだわった『じんざい』4象限

由美子: 55歳を過ぎてイキイキ働くためには、どんな人材になればいいのか?『シルバー人材』という言葉が働く高年齢者の代名詞みたいに言われてきましたが、シルバーって、なんか寂しい。私たちは一歩先を行く、「ゴールド」、誰かにとってかわられてしまうような人材ではなく、ずっと会社にいて欲しいと思われるような人でありたい。それが、私たち自身の想いのコアのコンセプトです。

和男:一歩先を行く「輝き続けるゴールド人財への道」というコンセプトは決まったけど、じゃあ、何をどう伝えていくのか?

由美子:まず、55歳を過ぎると、どんなことが起きてくるかの「あるある」を考えましたね。実際に私たちも経験したことです。50代前半とは違う体力の低下、逃れられない親の介護、働き続けると言ってもロールモデルがいない、そして、役職定年や定年退職のときの心の葛藤。ここに焦点を当てることにしましたね。

和男:自己紹介で「ゴールド人財です!」って自信満々に言ったけど、実は最初からそうじゃなかった!っていうことを白状することから始まった。

由美子:だって、役職定年になって、肩の荷が下りて、「あ~、スッキリした」なんて言ってイキイキ働いている人なんていない。表には出さないようにしていても、何らかの葛藤を持って働いている人が多いと思う。そしてその姿は、過去の私たちみたいな「困ったさん」になっちゃう。私の場合は、典型的な手放せない困ったさんでした。役職定年になっても過去の肩書にこだわって態度がそのままだったり、自分の葛藤やイライラを周りに八つ当たりしたり。

和男:僕も実は、由美ちゃんとは違った「困ったさん」。責任ある仕事の依頼は「自分には無理」と逃げたり、会議で意見を求められても、建設的な意見を言わない、お気楽な困ったさんだったんだよね。
でも、ここで大事なことは「困ったさん」であることを気付くことによって、「困ったさん」から⇒ゴールド人財にちゃんとなれるんだということ。その道を照らすのが僕たちが、この研修でやりたいこと。
「困ったさん」に共通しているのが、50代の役割りである『貢献』ができていない。昭和の時代は55歳で終わりだったけど、今の時代はここから、大きな役割があることに気づいてもらわないとね。

由美子:キャリア理論における年代での役割というのは、20代は成長、30代は自立、40代は責任、50代は貢献です。つまり、人の一生で見たときに、それぞれの年代で求められる役割があるんですよ。
私たちが「困ったさん」になったのも、この50代の役割を知らない、気づけていないからだったのです。その役割を果たしているロールモデルもいない。だとすれば、その役割を果たせているゴールド人財の姿を定義する必要があります。これが出来ていれば、ゴールド人財!間違いないという「ゴールド人財」チェックリストも作りました。いくつかを紹介しますね。
・イキイキ生きる、働くことを大切にしている。
・新しいことを学ぶ努力をしている。
・知識や体験を惜しみなく伝えている。

10個のチェックリストをやってもらって、今の自分に気づいてもらう。そして、チェックの数を増やすことでゴールド人財に近づいてもらいたい。7つ以上〇がつけば、ゴールド人財認定です!

和男:僕がこだわった視点は、会社において自分がどんな『じんざい』であるかということ。きっかけは『人材』とする会社もあれば、『人財』とする会社もあったこと。耳で聞いたら「じんざい」という同じ一言ですが、この『人材』と『人財』の違いは何なのかなと興味を持ちました。そして、徹底的に掘り下げたら、「じんざい」って漢字っていろいろと出てきて、なるほど~というのが出てきた。人材・人財・人在・人罪・人済・人災・・・。ただ”在(い)るだけの人”、悪影響を与える”罪な人”、必要がなくなった”済んだ人”、人に災いを起こす”人災”なんて、ちょっと怖い言葉だよね。
自分がどんな「じんざい」だったら会社も自分もハッピーなのかって思った。ぼくが選んだ『人財』『人材』『人在』『人罪』を4象限に分けることによって、どこに居る人が会社にとって必要な人なのかが解る図になった。結構苦労したけど。さっき出てきた「困ったさん」は、つまり『人罪』や『人在』のところにいることだね。これって、すごくまずいことだということも気づいて欲しい。そして目指すべきは『人財』であることも。

由美子:この和さんが作った4象限の『じんざい』の話は、この前の研修の20代~40代の方々にも響きましたね。

和男:僕たちのプログラムは50代後半以降の人向けだけど、この「じんざい」の話しに関しては、本当に色々な世代の人がすごく共感してくれた。実際、全ての世代に人たちが意識して欲しいことだしね。

由美子:チェックリストでワークをしながら気づき、そして気づいたことを他の人に話して共感しあうことで、さらに気づく体感型の研修であることも、私たちが大事にしたことだったよね。だからこそ、多くの人に体感して欲しいですね。50歳以上はもとより、他の年代の方にとっても刺激があるはずですから。

私たちのプログラム
・『シニアステージで輝き続ける「ゴールド人財への道」』
はこちらから受講できます。

●昌宅由美子・高久和男『シニアステージで輝き続ける「ゴールド人財への道」
キャリアの転換期を迎える50代後半から60代の方、既に定年退職を迎えて継続再雇用で働いている方を対象に、これからの生き方、働き方について考えるきっかけを作ります。
<日時 2021年9月22日(水)14:00~16:00>

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