見出し画像

植田寿乃連載『令和を活きる、未来を拓く』第8回 どこを見て、どこに向かっている? 令和時代のスピードに乗り遅れるな!

   ゴールデンウィークが終わり、本格的に今年度が始まるぞという人や組織は多いと思います。でも緊急事態宣言で出鼻をくじかれている人や組織もあるでしょう。

・あなたの組織は、12月までにどんな目標を持ち、その実現のために何を、どんなスピードで進めますか?
・あなたは、12月までにどんな成長目標を描き、そのために何を、どんなスピードでやりますか?

 私は今、1年半前に比べて3倍速のスピードで12月末の目標に向かって、いろいろなことに取り組んでいます。同時進行のマルチタスクのこの感覚、アクセルを踏み続けているこのスピードが、最近ではすっかり気に入っています。

コロナ禍の1年4カ月、リアルな社会生活はともすれば停滞気味に見えもしますが、時は確実に平成時代の3倍速で流れ、世の中が進化しています。特にこの1年間は、その前の3年分くらいの変化かつ進化が起きていて、そのスピードは落ちることなく加速していると感じます。まさに、3倍のスピード感です。そのスピード感を源泉が、リアルワールドから、オンラインワールドへのシフトから出ていると思います。

オンラインワールドを仕事や人生に取り込み、未来に向かって笑顔でアクセルを踏み進んでいけるかは、どこを見ているかが実は重要なポイントです。

★昭和時代は、「過去」と「横並び」ばかり見て、歩調を合わせ進んでいた

 高度成長期の昭和時代、「継続は力なり」という言葉の通り、過去の歴史と経験を踏襲して進むことが必用でした。また「出る杭は打たれる」列を乱さない横並びを求められました。組織のピラミッドの頂上にいる経営陣が過去と横を見て判断し、ピラミッドの下の部下たちに命令、指示をだし、その指示の通りに部下や組織が動いていく、それでも成長し続けられた時代でした。

★平成時代は、ロールモデルを探し、周りの評価を気にして、石橋を叩いて失敗しないように進んでいた

 平成に入り、高度成長期は終わったものの平和で安定した30年間でした。軍隊型組織からダイバーシティな組織へと多くの企業が変わろうとしたときに、「ロールモデル(お手本)」
探しと、マニュアル探しが始まりました。成功している先行事例を調べて自分たちの組織にとりいれたり、上手くやるためのマニュアルを探したり、専門分野のコンサルタントに相談したりと、どの組織も「失敗せずに成功し続ける」ことを追い求めました。
 また、成功している、上手くいっているかを判断する基準として、社会的評価が大事な@ポイントでした。「くるみんマーク」の取得や「ダイバーシティ経営企業としての表彰」されるために頑張り、ともすれば評価を得ることが目的となってしまい、組織の実態が伴っていないという組織も結構あったように思います。

★令和時代は、今と半歩先の未来を自ら描き進む

 そして、激動の令和時代、コロナ禍&オンライワールドが社会や生活の大きく変え続けている今、過去を見ても全く役に立ちません。横を見ても、そこにはロールモデルはいない、成功のためのマニュアルもない、未来を見通す占い師も、コンサルタントもいない・・・。

頼れるは、自分だけ、自分の組織だけ。

だからこそ、

① まずは、今の自分、自分の組織を鏡に映し、かつ俯瞰して見つめ、半年先、1年後の未来(つまり目標)を描き、Doリスト(項目は多いほど良い)を作ります。

② そして、Doリストを片っ端からやる! 何が正解かはわからない。しかし10個やれば、1~2個は結果に繋がる。20個やったらその倍は必ず結果に繋がります。

③ 短期間で(1~2か月間)で振り返り、ダメなことは修正したり方向転換をしたりして再チャレンジ、トライ&エラーの試行錯誤から経験値を蓄えていきます。

 昨年のコロナ禍からの1年4カ月、私は自分自身の空だった引き出しに、貴重な経験値が詰まってきています。この経験値こそが、未来につながる扉の鍵となっていると感じます。3か月から半年で結果を出していくというスピードにも慣れてきました。令和時代のスピードで走れるようになった時、もはや速さは感じなくなり、楽しめるようになります。

 あなたは、あなたの組織は令和スピードで走っていますか?あなた、あなたの組織の経験値の引き出しは何が入っていますか?


 令和をリードする経営陣・管理職の方々にも受けていただきたい私の一押しコースはこちらです。
===
2021年6月17日(木)7月15日(木)
モチベーションリーダーシップ研修(EQ診断付き)
https://que.co.jp/pdf/noma_olseminar_20210617_0715.pdf
===

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?