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ワークモチベーションを上げる映画⑥コーダあいのうた

コーダ あいのうた⭐︎4.3

一言で、すごい作品でした。
『アバウトタイム』同様に、人生で一度は観るべき作品です!(以下、ネタバレ含みます)

海の町で暮らす主人公ルビーは、両親と兄の4人家族の中で一人”だけ”耳が聞こえます。
家族想いのルビーは家業の漁業を手伝いつつ、家族と社会を繋ぐ通訳として水を運ぶ役を務めるのでした。
そんなルビーは学校でも魚臭いといじめられていましたが、合唱クラブの先生と出会って音楽の世界へと足を踏み入れるのです。
ここまでが簡単なあらすじです。この映画は声のある世界と、手話によるボディーランゲージの世界が対照的に描かれていて、手話の世界の人間らしく感情が乗ったコミュニケーションに魅了されます…まさに身体で激しくぶつかり、人の体温を伝える本来の人間らしさを感じるのです😌

耳が聞こえる娘に頼り切った家族が、少しずつ娘から自律し、娘の追いたい夢を応援する過程が、数多のドラマと共に描かれています。まさに、「娘を中心とした家族の成長の物語」です。娘の人生がうまくいきはじめると、反比例して家族の歯車が狂ってしまうことは、依存関係を象徴していました。
家族ひとりひとりの意識の変化、自分の殻を破ろうと必死にもがく姿に、琴線が触れること間違いありません。

何より、演出が最高です。とりわけ、コンサートシーン、オーディションのシーンは鳥肌モノで、ぜひ観ていただきたいのです。

本作の名役はなんといっても音楽教師のヴィラロボス(通称V先生)です。ルビーとの向き合い方、自ら自然体で接することで相手の緊張をほぐしていくコーチングが圧巻でした。
2度目に視聴するのであれば、コーチの発言だけに注目したいほどです。

人が変わる、人を変える
依存から自律への変化
人間の可能性を感じることができる最高の作品で、もはやワークではなく、ライフモチベーションを上げる作品です❗️絶対観ましょう❗️

#コーダあいのうた
#映画鑑賞記録
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