さらなるチャレンジ 「ゴールド人財への道」 ~成長と進化~登壇して感じたこと③ ~ダイバーシティな受講生に合わせて導入と自己紹介のポイントを変える!~
由美子:『ゴールド人財』って中高年だけじゃなくて、全ての世代がここを目指さなくちゃいけないよね、ってなって、このカリキュラムを30代40代の人達の心にも響く内容にバージョンアップしなくてはだめだなとの思いから、今、カリキュラムのバージョンアップの真っ最中ですね。
和男: 『ゴールド人財』セミナーに参加された方の感想で、僕たちが次に何を目指さなくてはならないかが見えてきた。様々な年代の方が参加されるときに、こちらが気をつけなくちゃいないのは、参加されている方全員が心を開いてリラックスして話せる場作りだよね。
由美子:カリキュラムとしては私たちがゴールド人財の話をして、それに対して参加者の皆さんが心を開いて話をすることになる訳だけど、ここで本音の話が出来ないと、なかなか気づきにたどり着けないですよね。
和男:『ゴールド人財』セミナーを受講してくれる人というのは、公開講座に自主的に申込んでくれるケースと、企業が一社研修として依頼してくるケースがあって、手上げで参加した人は今抱えている悩みや課題をどうにかしたいと思っている人が多いから、積極的に参加しようってなるけど、指名だと会社から言われたからしょうがなく受講している人がほとんどだからね。指名研修のスタート時はなかなか本音を出せない人が多いかな。
由美子:そういう人が参加している時はもちろんですけど、手上げでもなかなか自分のことを話すのが苦手な人って多いですよね。参加者に心を開いてもらうには、私たちが本音で自分たちのことをさらけ出す必要があるんだ、ということを感じました。
和男:「今日の講師はどんなことを話すんだ? お手並み拝見」なんて言う雰囲気が、オンライン研修でも画面から伝わってくる気がする時があるからね。
由美子:私たちの自己紹介では、役職定年や定年退職を迎えたときにどう感じたかというだけではなく、主夫になった夫に代わって大黒柱になって働いたとか、義母の介護で苦労した話もしました。カズさんは会社以外の居場所を見つけた話や、癌の再発を幾度も乗り越えた、という自己紹介もしています。
和男:僕たちと同じ体験や思いが重ねっていると、自分のことを話しやすくなるかもしれないからね。研修が終わった後に感想を聞くと、「今日の講師があそこまで自分たちのことをさらけ出すとは思ってもみなかった・・・」という言葉も聞くよね。
由美子:「カリキュラムに繋がる導入部分に唐突感があった」というコメントも頂きました。これは私たちに気づきを与えてくれました。
和男:手上げ式と指名式では参加者の研修に対する期待度が違うから、同じしゃべり口ではダメだということに気づかされたよね。参加している年齢構成によってもだよね。同じ50代でも前半の人と役職定年や定年退職が近い後半の人では、共感ポイントが違うんだ。40代の人が参加しているときに、僕たちの定年退職時の話しをしたってポカーンとしちゃうよね。導入部分は研修を受ける人によって毎回変えていかなくちゃいけないし、毎年バージョンアップして行かなくちゃね。定番ではなく、毎回、一期一会の研修に全身全霊で取り組まなきゃいけないんだよね。それがゴールド人財なんだから。
由美子:はいそうですね。参加している人の年齢にポイントを当てて、その年代の時に自分はどうだったかに焦点をあてることが重要。自分たちが30代40代の節目のときの失敗や挫折、その時どんな気持ちだったか、どうやって乗り越えたかを伝えることで、自分と重なることがあると共感してもらえてると感じます。。
和男:モチベーションが高い状態での成功談よりも、落ち込んだところからの復活、どういう気持ちでどうやって上がってきたかを伝えることが大切。。落ち込んでもいいんだ、そこから上がってくればいいんだ、って思ってもらって、少し心を柔らかくしてもらうことで、心を開いてくれる。
由美子:そして、私たち『ゴールド人財』は男性と女性のペアですから、どちらの立場でも語れるところが強みだもの。すべての人がイキイキ働くことを応援する最強のゴールド人財ペア!
和男:会社からの指名であまり乗り気でなく参加した人でも、事後アンケートで「今後のキャリアを考えるうえで参考になった」、「モチベーションを上げる方法が分かった」、「これからの役割として人に貢献していく事を認識した」などの感想をもらえると、このコースの講師をやってよかったと思うよね。
由美子:最初はあまり期待していなかった研修が、終わった時には心に響いていたってことですから、私たち『ゴールド人財』の今年の目標は「ひとりでも多くの受講生を笑顔に、幸せに!」です。参加された受講生一人一人に向き合う、そんなコースにしていきましょう!
研修に参加してくれた方々の言葉を活かした、『令和時代は、みんなゴールド人財に!~『エンプロイアビリティ』と『自分を幸せにする力』を知ろう!~』はこちらから受講できます。
●昌宅由美子・高久和男『令和時代は、みんなゴールド人財に!~『エンプロイアビリティ』と『自分を幸せにする力』を知ろう!~』
キャリアの転換期、キャリアの節目で迷っている30代~50代の方を対象に、これからの生き方、働き方について考えるきっかけを作ります。
<日時 2022年5月26日(木)10:00~12:00>
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