【自分メモ】配信(OBS)とオーディオインターフェースのループバック機能について

こんにちは。Queです。
OBSとオーディオインターフェースのループバック機能について忘れないようにするため、またオーディオインターフェースのループバック機能を知らない人が多いので共有出来ればと思い作成。

目次のようなもの

  • そもそもオーディオインターフェースのループバック機能とは

  • オーディオインターフェースのドライバーやそれに付随するソフトウェアはダウンロード&インストールすべきというお話

  • OBSでの設定方法

【そもそもオーディオインターフェースのループバック機能とは】

通常、OBSの音声設定において、デスクトップ音声を「既定」、マイクを「オーディオインターフェースのマイク入力」とするのが一般的です。
OBSメイン画面の「音声ミキサー」に表示されるメーターが複数になるということは、それだけ音を発する場所が別々になってしまっているということでもあります。
別々になるということは、それだけ音がバラける可能性があると思っても差支えは無いでしょう(勿論時と場合によってはこれを重宝する場合もありますが、今回は「デスクトップ音声とマイク音声を別々にすることで遅延していることに困っている人」に主眼を置いています)。

本題に戻り、オーディオインターフェースのループバック機能とは、デスクトップ音声をパソコンからUSBケーブルを通じてオーディオインターフェースに流し込み、それをマイクへの入力音声(話し声)と合わせてまたパソコンへとUSBケーブルを通じて送ってくれるというものです。
デスクトップ音声がパソコンからオーディオインターフェースへ(行って)、オーディオインターフェースからパソコンへ(戻ってくる)というループが完成することから、ループバックと呼ばれていると考えても良いと思います。

余談になりますが、この機能を使えばマイク入力と聞いてるデスクトップ音声とで遅延は発生しません(例えばカラオケ配信などでも)
なぜかというと、オーディオインターフェースがマイク入力音声(話し声や歌声)に合わせてデスクトップ音声をパソコンへと送ってくれるからです。

基本的に、デスクトップ音声とマイクを別にした時、遅延するのはマイクだと思われます。これは「声」というアナログなものをデジタルに変換する手間があるからです。一方デスクトップ音声は元々がデジタルなので、変換の手間がなくすぐに配信に乗せられてしまいます。
【2024/04/29追記】
そもそもデスクトップ音声は「元々がデジタルだから」というより先に、オーディオインターフェースを経由することなくパソコン本体から音が直接配信に載せられるために、マイクより早く音が出ていってしまうイメージの方が重要だと思いました。バカタレ。

ループバック機能はこの時間差を解決するため、デスクトップ音声をオーディオインターフェースに流し込んだ際には声をデジタルに変換した上で、声が入力された本来のタイミングでデスクトップ音声と混ぜ込んでくれるため、遅延が発生していないように聞えさせてくれます。

【オーディオインターフェースのドライバーや付随ソフトウェアはインストールせよ】

たまにインストールしていない人を見かけます。それまでどう使ってたんだというお話ですが、このソフトでループバック機能のON/OFFの切り替えができたりもするので、オーディオインターフェース持ってる人は絶対インストールしましょう。

だいたいダウンロード先やインストール方法などは説明書に書かれてますが、私が使ってるMOTU M2などのように、ソフトウェア制御ではなくループバック専用のチャンネルがあったりするので、お使いのオーディオインターフェースをよく確認してみましょう。

【OBSでの設定方法】

細かい説明は省いてしまうので、「ここのやり方が分からん!」って方は自分のYahooでググったりコメント欄でコメントしてください。

①各オーディオインターフェースのソフトウェアを立ち上げたりボタンをいじったりします。
<<有名どころ抜粋>>
・AG03〜本体の「TO PC(MK2の場合はSTREAMING OUT)」を「LOOPBACK」にします。
・UR22C(UR○○Cは共通)〜パソコンで「dspMixFx UR-C」を立ち上げ、画面右上にある「Loopback」欄のプルダウンを「Live Cast」に変更します。
・MOTU M2〜何もしなくていいです。

②OBSの「設定」→左メニュー「音声」→「デバイス」欄で、デスクトップ音声を「無効」、マイク音声を「ライン」「Line」などのものに変更します。オーディオインターフェースによって違いがあるので、よく調べた方がいいです。
MOTU M2の人は「Loopback Mix」を選びます。

③OBSメイン画面の音声ミキサーに、マイク音声だけが表示されていること、またそのメーター1本でデスクトップ音声とマイク入力音声の両方が反応していることを確認してください。

デスクトップ音声を無効にする理由ですが、これを「既定」などにしていると、ループバックで戻ってくるデスクトップ音声と合わせて音が二重になるためです。
普段はOBSメイン画面上での直感的な操作のしやすさなどからデスクトップ音声とマイク音声を分けてしまうのですが、遅延の有無を最優先で考えるカラオケ配信時などは我慢してループバック機能を活用し、ここの設定をよく確認するようにしましょう。

ループバック機能を使う場合、OBSメイン画面の音量ミキサーをいじることはあまりないと思います。
マイク音量だけを下げたい場合はオーディオインターフェース本体のマイクゲインで調整し、デスクトップ音声だけを下げたい場合は流している元の場所(YouTubeなど)の音量を直接調整してください。

これで恐らく「デスクトップ音声とマイク音声を別々に設定することによる」遅延は解消されていることでしょう。
その他を原因とする遅延は知りません、コメントの反映が遅いとかは超低遅延設定にでもすればいいんじゃないですかね(適当)

以上自分メモでした。

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