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ROCKY
ああ、あのロッキーね。ボクシング映画だね…と思っているそこのあなた。
このシリーズ一番最初の「ロッキー」は、ただのボクシング映画ではありません。様々な人間模様と葛藤、悲哀等感じる奥の深い、それでいて夢と希望のある映画です。
私の人生において、とても大事な映画です。観るたびに景色が変わる。
試合に勝ってもほとんどお金ももらえない4回戦ボーイで、借金の取り立ての仕事をして生活を凌いでるロッキーが、引退を考えるようにトレーナーから言われていたりして、夢破れかけていた。
そこに、チャンピオンボクサーが無名のロッキーにチャンスを与えるという話なんですが…
のちに奥さんとなるペットショップで働くエイドリアンは、内気で人と目を合わせられないほど。
ロッキーの親友ポーリー(エイドリアンの兄)は良い人だけど、妹をボロクソに言ったり、物を壊して威圧したりする。
登場人物がわりと人付き合いが苦手。
ロッキーもペットの亀2匹しか話す相手がいない。
夢も持てず、毎日、生活するのがやっとという境遇のロッキーが、不器用に夢に向かっていく愚直な姿には、とても勇気をもらえる。
子どもの頃は、ロッキーのテーマを聴いてシャドーボクシングしたりして、単純にヒーロー映画だったけど…
大人になって、二度三度観る度に、深い人間ドラマに惹かれる映画になった。
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