見出し画像

トム・ケニオン&ジュディ・シオン『アルクトゥルス人より地球人へ』にて

言語そのものに言及する記述を、いくつか救い出しておきます。

ある日のチャネリングで、とても面白いことがありました。エクタラという名のアルクトゥルスの科学技官が彼のものの見方を伝えてきていたときのこと、話の途中でとつぜん彼が笑いだしたのです。そのときはじめて彼は、私たちの言語における文章構造や語順の意味がわかり、情報を区別するために句読点が必要な理由も理解できたと言うのです。それ以降、エクタラの話には、コンマやカッコなどの指示が入るようになりました。

――pp.32-33

あなたがたは言葉という原始的な一連の音声によって互いの意思を伝えあいます。私たちの音声の使い方は異なります。テレパシーによるホログラフィ交信の始めと終わりの合図として、音声を用いるのです。

――p.143

アルクトゥルスの子供たちはテレパシーでホログラムをあつかえるよう教育されますが、その能力は生まれつき潜在的にそなわっています。そして幼少期のうちにテレパシーによるホログラフィで意思を伝えあう方法を身につけます。それは地球の子供たちが言葉を憶える過程と似ています。地球の子供はまわりから言葉を学び、その言葉が神経生理機能に刷り込まれ、反射作用として習慣化していきます。アルクトゥルスの子供たちもそれと同様です。
ですからアルクトゥルスの子供たちは、教育を受ける頃にはすでにテレパシーでホログラムを使って会話できるようになっています。あとはただ会話が上達するように指導すればいいだけです。さらにアルクトゥルスの子供たちが有利なのは、もともと直線的な時間とは無縁であることです。五次元の存在ですから時間と空間の外で生きているのです。
あなたがた地球人は直線的な時間進行とともに存在し、その現実が神経生理機能に刷り込まれているので、時間の認識は反射的に起こります。それは自動的で、あなたにはどうすることもできません……今のところは。

――p.176

私の見方からすると、句読点とは、テレパシーのホログラムにおける波動の区切り目のようなものです。あなたがたの道路標識にも似ています。それは今しがた後にしてきたものと、これから入っていくものについて重要な情報を与えてくれます。
私は人類の進化の目撃者として、地球上の言葉の歴史に魅せられてきました。そして言葉が情報を正確に叙述するためにどれほど役立ってきたか、もしくは役に立たなかったかを見てきました。
人間の意識の現実において、現実は言葉というフィルターをとおして理解されます。何が可能で何が不可能かも言葉をとおして判断されます。さらにあなたの言語がインド・ヨーロッパ語族に属していれば、言葉そのものに時制があるでしょう。それが現在なのか、過去なのか、未来なのかという、三つの明確な時間区分によって叙述されます。ですから現在・過去・未来の三つの全部が一度に存在することはあり得ないでしょう。ところが、私たちアルクトゥルス人にはまさにそのように見えるのです。
それは私たちが時間を別の観点から見ているからです。私たちは五次元か、進化レベルによってはさらに高次元に存在して時間を外から眺めているため、過去も現在も未来も同時に見えるのです。こうした概念が、直線的な時間を生きている人にとってどれほど難解かは私もよくわかります。そんな見え方があるという可能性すら思いつかないでしょう。

――pp.205-206

以上、言語学的制約から自由になるために。

この記事には以下の追記があります。