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今回の記事では、私が8か月経っても気になる日経サイエンスの記事を紹介します。2024年1月号のpp.50-56にありました。ラットの脳細胞がトーラス(ドーナツの表面)を使って周囲の環境を地図化しているそうです。 ラットの脳では特定の場所にいるときに発火するグリッド細胞が六角格子上にあることを、神経科学者が発見しています。 そして、トポロジー研究者が、その発火パターンから平行四辺形を取り出して、平行四辺形の四隅を貼り合わせたトーラスの形状にしました。この操作は、トーラスが物
物語の作者は、次の図の中央にいて、物語全体を俯瞰していますが、物語の読者は、図の外側を時計回りに巡っています。 図の中央では、一文の長さの意識が反時計回りに巡ります。 英語の場合は、図の「質問」から「対峙」「探究」「説明」「信頼」へと巡り、主体から状況へ意識する傾向がありますが、 日本語の場合は、図の「協力」から「期待」「納得」「学習」「受容」へと巡り、状況から主体へ意識する傾向があります。 ところが、物語全体の長さの意識は、時計回りに巡ります。 たとえば、昔話研究家の
英語圏ではパラグラフの書き方を小学生から教え始めますが・・・。 意図を明確にするためのトピックセンテンス 自我の考え方には特徴があります。共同創造した大自然の創造過程を忘れる自我ならではの考え方です。たとえば「風が吹けば桶屋が儲かる」と言い、その途中経過を省略します。そして、その途中経過を忘れるのです。 トピックセンテンスの内容は、できることなら、自我の主題にすべきです。マスコミが提供する主題だと、自我の実生活に接地(グラウディング)していないので、無駄に働かされること
私たちは、言葉にする瞬間、 認知が名詞文を起こし、知覚が形容詞文を起こし、直感が動詞文を起こし、それらをまとめてバランスを取る自我は主題を提起します。 主題文・名詞文・形容詞文・動詞文、それらを下図のように配置してできる中央の間には、おそらく、言葉で洗脳されない霊性があります。 言葉に没頭すると、霊性が八方塞がりになりますが、そもそも霊性は言葉の地平から解放される高次元の存在です。 さて、人々の作文を比較して分析すれば、 主題文がまずい人は、自我のバランスが崩れていると