「新・日本構造改革論」デービッド・アトキンソン

気が付いたら本は半分まで読み進めていました。読み始めたら止まらなかった。そしてイギリス人のデービッド・アトキンソン氏の顔が半沢直樹の顔に見えてきて…。

経済のことが書いてあるのに、映画を見ているようにドキドキハラハラします。小説ではないのに、アトキンソン氏が日本の銀行をやりこめている姿に気持ちがスッキリします。

日本の景気が良かったのは、主に戦後の特需と、人口増加のおかげであって、「日本人が優秀だったから」という事ではないのに、多くの人がそのように信じていたので、不良債権の処理が遅れ、経済がどんどん悪化してしまった。理論的な分析による結果を報告しているにもかかわらず、感情的に、人格否定を伴うような「反論」にも満たない理に叶わぬ受け答えを繰り返す銀行の偉い人達。読んでいてイライラします。本当にこの本は小説のようです。

私は堪えきれず、本を読み終わる前にnote で何か書きたくなってしまいました。

残り半分をじっくりと楽しみたいと思います。



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